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アカデミー賞記念!「おくりびと」さよならをするために

2009-02-27 00:29:10 | 邦画
昨年9月に書いた記事を再掲載します、
アカデミー外国映画賞という栄誉は
この映画にはちょっと華々し過ぎる感じですが
これを機に多くの人に見てもらえるのは
映画も嬉しいだろう。



「おくりびと」★★★★☆オススメ
本木雅弘 、広末涼子 、山崎努 主演
滝田洋二郎 監督、2008年、130分




高校生のときにボランティアで
老人ホームへお手伝いをしに行っていて、
誰も尋ねてこないおばあさんが急に亡くなった時、
知らせを受けて駆けつけてきた身内の人たちが
泣く姿を見ながら
なんか違うだろと憤りを感じた。

泣くくらいなら
生きてるうちに


「死」をテーマにした映画は苦手だ
人は死ぬために生まれてくるかもしれないが
その避けられない現実から
目をそらすように生きているからか、
どうしても真正面から受け止められない。



色々なことが簡素化され
様々なことが効率化され
それでも人の命の尊さは変わらない。

「泣く」映画だろうなと、ちょっと敬遠していたが、
時折のユーモアと丁寧な心理描写で
良質な映画が出来上がった。

主人公はその丁寧な仕事ぶりで
感謝され、自分の天職を見つけたようだ、
同じ自分の時間を費やすなら
やりがいや達成感を得られる仕事をしていたい
誰もが願うが
その「場所」がなかなか見つけられない。

でも日々の精一杯が
その運命を運んでくれるのかもしれない、
だとすると気を抜いて生きていたらいけないのだろう。
それがなかなか難しいことなのだけれど。


納棺師という仕事があることさえ知らなかった、
その仕事があるということは
それが必要だということだ、
ストーリーを追いながらも様々なことを考えさせられた。

死んでしまうということをしっかりと見据えるということは
いかに「生きるか」を自分に問いかけることだ。


何が出来るのかと言えば、
ただ懸命に生きるということ。

こういう映画を見ると内容とは別に嬉しくなる、
多くの人に見てもらいたい。

★100点満点で90点

soramove
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是非、劇場で。

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