soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「少年メリケンサック」宮崎あおいが佐藤浩市に蹴られる!

2009-02-25 17:35:14 | 邦画
「少年メリケンサック」★★★☆オススメ
宮崎あおい 、佐藤浩市 、木村祐一 、田口トモロヲ 、
三宅弘城 、ユースケ・サンタマリア 主演
宮藤官九郎 監督、2009年、125分



「レコード会社の新人発掘部門で働く主人公、
ネットで見つけたバンドと契約しようとするが、
その映像は25年前のものだった」


くだらないけど、面白い

国民的番組「篤姫」で女優としての格も
蒼井優よりグンと一段上がった感のある
宮崎あおいが選んだ映画がこれなんだ。


そんなふうに思いながら見ていた、
やっぱ、こういう別方向の過剰に
目が向いてしまうのかなとも。

宮崎あおいはどのシーンでもキラキラ輝いているが、
やはりこの映画の主役は佐藤浩市 であり、
田口トモロヲ だった。


「何でも出来るなー」と役の幅みたいなものに
関心しつつ、「オジさんで何が悪い!」と
開き直った、ある意味小気味良い態度は、
現在の「まだ若いだろ」と必死に主張する
「若さ」に囚われた風潮に、
真っ向、暴力的な言葉を投げつける。


見ていて感じたのは宮藤官九郎 という人のイメージ、
そろそろ「同じような、というか似たような」ところから
別の面も見せて欲しい気もする、
もちろん、このテーマでコレだけ面白く見せてくれるのは
凄いことは確かだけれど。

アカデミー賞で「おくりびと」が賞を受けたが
日本的なものを前面に出すのでなく
無国籍な、ただ面白い映画っていうのを
作れると期待できる数少ない監督というか
アイデアの発案者だから、
次は驚くような別の面を見たいと思った。

登場人物の全部に生活観はない、
このまま舞台で出来そうだ。
見逃したくないとまでは言わないが
映画館で見るとすごく親密な気分が味わえる。

★100点満点で70点

soramove
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

次の宮崎あおいは、大作映画で見てみたい。

★映画ランキングはこちら