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韓国映画「ファミリー」何が何でも君を愛す

2007-01-06 21:31:33 | 韓国映画・アジア映画
「ファミリー」★★★
チュ・ヒョン、スエ、パク・チビン主演
イ・ジョンチョル監督、2006年、韓国


韓国映画が徹底して追求している
「家族」がテーマ。

元警察官の父、小学生の弟、
そして主人公は3年の刑期を終えて
家に帰って来た娘。

警官を辞めて酒浸りになり、
母を殴っては、また酒を飲む父親の
面影を引きずり、
近寄れない父と娘。

こんな状況の家族はいないだろうと、
突っ込みたくもなるが、
それでも家族は必ず和解できるのだと、
強烈なメッセージをこの映画は投げかける。

ちょっとしたことで、人の心は離れてしまう、
こんなはずじゃないのにと思いながら、
自分の意図していることから
どんどん別の方向へ行ってしまい
取り返しがつかなくなることもある。

何が原因かと考えると、
そこにはややっこしい、お互いのプライドなんかが
深い溝を広げている。

本当に大切なら素直に目の前の大切な人を
抱き締めれば良い。

日本人なので抱き締めるのは恥ずかしいから
「ありがとう」って言えばいい。
分かっているけど、分かっているのに、
なかなか出来ないのが現実だ。

どうしてだろうね。

この映画は不器用な形であれ、
心は伝わるのだと教えてくれる。
後はそれを自分なりにどう表現するかだ。

暖かい気持ちにさせてくれる、
子役の男の子は昨年、病気の兄を持った純真な
少年を演じていたが、演じるのがうまくて怖い。

この映画は★3つ、無難な出来、
韓国映画でハズしてばかりの人は、これなら
陳腐には感じないはず。

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