soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「早咲きの花」豊橋市制100年記念作品

2006-08-23 21:43:34 | 邦画
「早咲きの花」★★★
浅丘ルリ子、北条隆博主演
菅原浩志 監督、2006年

話題の映画「太陽」を見るため
名古屋駅近くのシネマスコーレへ行くと
なかなか見られない光景、
上映開始間近の人だかり、
なんと「立ち見」ということで
あっさり諦めて、これまた近所の「ゴールド/シルバー劇場へ行った。

ちょうど上映開始間近の映画がこの映画だったため、
僅かに躊躇したが、見ることにした。

豊橋で主な撮影をしたようで
手筒花火や古い建物などが映画のなかでも
使われている、
主演の浅丘ルリ子のアップで
前の席のおば様が隣に「あーぁ、老けちゃったね」と
耳打ち
いつもは耳障りなおしゃべりも時には笑える。

中学で軍需工場に駆り出されて、空襲で無くなった
兄の思い出を辿る彼女の旅は、
そのまま日本の戦中、戦後だった。

この時期だからだろう、記号のように
日々感じる戦争というテーマ。
今年は自身の広島行きを含めて、そんな年なのかもしれない。

やはりどんなに悲惨な事で、出来るなら忘れたいと
当事者は想うだろうが、
そんな悲惨なことを起こすのも人間、
繰り返さないためにも、勇気を持って伝えて欲しい。

そして受け継ぐ者として
ちゃんと襟を正して真実と向き合いたい。

この映画は映画として訴えるものは
少ない、それでも見ている間中、考えた様々なことは
やはりこの映画が考えさせてくれたものだったろう。

★この8月、同じ様に戦争について考えた人はココもクリック!←ランキングに反映されます。