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読書と旅行と柴犬のブログ
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韓国最新映画ランキング8/6付「グエルム」怪物快走中!

2006-08-13 20:08:12 | インポート
久々に韓国の国内映画興行成績ランキング
首位から4位まで韓国映画が独占と相変わらず強いです。

①「グエルム」ソン・ガンホ主演
 日本でも9月公開される、公開2週で500万人動員という
内容ともお化け映画になっている。
6月にソウルへ行った時点では、劇場でチラッと予告が流れた
だけでしたが、完成度も高いと評判で、早くみたいです。


②「師の恩」オ・ミヒ、ソ・ヨンヒ、イ・ジヒョン主演
 タイトルからは想像できないホラー作品。
七人の教え子と一人の教師、そしてもうひとり。


③「フライ、ダディ」イ・ムンシク、イ・ジュンギ 主演
 日本の岡田君が演じた作品の韓国リメイク、
ホラーではよくリメイクされてますが「セカチュー」に続いて
他の分野も交流は盛ん、国同士の関係は今ひとつだけど
こんなふうに身近なところから、お互い理解できたら。

この映画のイ・ジュンギ は「王の男」で美しい男で話題となった人、
少し硬派な役をどうんな感じで演じているのか。



④「韓半島」アン・ソンギ主演
 2週首位獲得からゆっくりと後退中、
日本と韓国の関係にまで迫った意欲作、日本での公開はどうなんだろう。
日本側は韓国との関係を描いた作品が作りにくい状況だが、
日本が韓国をどう感じているのか、
そろそろ真摯な気持ちを伝えてもいいんじゃないかな。


⑤「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
 ハリウッド映画といえども、どれほど大ヒットはない韓国にあって、
この映画は久々の大ヒット。「Mi:3」には及ばないものの、
やはり話題の大作はどの国でもヒットすることを証明

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「トランス・アメリカ」願いはそう簡単には叶えられない

2006-08-13 00:31:53 | ミニシアター系映画
「トランス・アメリカ」★★★☆
フェリシティ・ハフマン、ケヴィン・ゼガーズ 主演
ダンカン・タッカー 監督、2006年、アメリカ

性同一性障害で女性への手術を
1週間後に控えた主人公。

レストランで皿洗いと、
自宅ではテレホンアポインターで
生計を立てている。

そこへ自分の息子が現れる、
17歳の少年はまだ
彼女が自分の父親とは知らず、
いろんな事が重なり
二人はボロ車で旅をすることになる。

主演女優賞にノミネートされただけのことはある、
微妙な動作の端々に男が現れるのだが、
演じているのは正真正銘の女優さんだ。

母親が死んで、継父に虐待をうけて家を飛び出していた
少年は、崩れた様子はあるが、
根は素直なところも見せる。

現代はホントに複雑怪奇だ。
女装の父親、男娼で生活していた少年、
性転換手術に、笑っても皺のない祖母の顔と
なんでもアリだ。

それでもこの映画を見ていて、違和感を感じないのは
しっかりした演出とさりげない演技の積み重ねで
こういうこともありえそうな、リアルを
そこに見るからだ。

どうしたいのか?
何が望みなのか?

ほとんどの人は漠然とした「成りたいもの」はあっても、
強烈な熱望とまではいかない、
そんな中途半端では手に入る訳ないのに、
手にいれた人をみては、自分の姿を重ねる、
そして自分が手に入れられない言い訳を100も重ねる。

主人公は大学を10年も行きながら、学位も取れず
きっと他の「何か」をまた求めていたのだろう、
そして、やっと自分の本当に成りたいものを見つけた姿は
どこか頼もしい。

本当は親から認めてもらいたいだろう、
でもそれでも幸せだと信じたい。

しかし、アメリカ、こんな込み入った題材で
ちゃんと見せてしまうのはさすが、
見終わって、オマエはちゃんと自分の描いた自分でいるのかと問いかける。

主人公はアメリカを横切りながら、なりたい自分を見つけた、
自分はどこに向かっているのだろう。

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