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読書と旅行と柴犬のブログ
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「春が来れば」何気ない日常を描くのは本当は難しい

2006-04-23 01:23:37 | 韓国映画・アジア映画
「春が来れば」★★★
チェ・ミンシク主演
リュ・ジャンハ監督、2004年韓国

この映画を見たのは2004年10月
ハノイの帰りにストップオーバーで立ち寄ったソウル、
今度公開の「クライング・フィスト」と
抱き合わせで買い付けられたのか
やっと日本で公開。

恋人に去られ、
トランペッターとしてオーケストラに入団も
叶わず、地方の中学校の臨時教員として赴任、
ブラスバンドを指導することになる。

やけっぱちな生活、目標もなく
挫折感を持ちながらも、
その現実から目を知らすような生活を始める。

田舎での生徒たちとの出会いや
新しい恋のようなものに触れ、
季節が変わっていくように
彼の心も変化をしていく。

劇的な何かが起こるわけでなく
雪がやわらかな陽射しに溶けていくように
これからまた新しい何かが始まりそうだなと
そんな予感を感じさせてくれる。

「オールドボーイ」を始めとして
かなり破天荒な役が多いが
さすが役者、どこにでも居そうな
ちょっと情けない男を演じて、なんだか
彼のどこかに自分も見つけたりして
暖かい気持ちにさせてくれる作品。

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リラックスした夜なんかに最適。