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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「インド怪人紀行」バカバカしく、やがて少し考えさせられる

2006-04-05 00:25:39 | 2006インド旅行
今回のインドに持って行き、聖地ベナレスで読んだ本。

「インド怪人紀行」★★★
ゲッツ板谷著、399ページ740円

この人の旅は怖いもの無しで
ズンズン進んで行く。
途中少しくらいは、何か起こっても
次の日にはケロッとしている様な旅。

ただインドで出会う数々の
日本では考えられない様な困難は
インドを旅する人の誰もが
多かれ少なかれ、同じような体験をしている。

その分、書き手の意気込みとは裏腹に
ワリとフツーの旅行記になっている。

でっかいバックパックを背負って旅する人は
等しく「あるある」と言いそうだ。

ただこの人の文章ではっとするところがある。
それは同行の仲間を書く部分だ。
ダメなものはダメ、良いものは良いと言った上で
しっかりと対象を見ているなと感じる。

時間つぶしと、これから旅する人のインド入門向き。
ただし薬物に関する記述が出てくるが
フツーに旅する場合、あまり関係ないので心配無用。

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世界遺産「タージ・マハル」の歩き方 旅のsora

2006-04-02 02:20:41 | 2006インド旅行
朝6時、ニューデリー駅発
シャタブティ・エクスプレスに乗車
2時間でアーグラー駅に到着

駅を出るとタクシー運転手がわっと取り囲む、
アーグラー城までの料金は言い値だ。
ねばるとどんどん下がっていく、タクシーの数が多いので
こっちの方が強気になれる。

アーグラー城観光後、いよいよ世界遺産
タージ・マハルへと向かう。

インド観光のハイライト、外国からの観光客も目立つが
圧倒的にインド人が多い。

その白い建物は青い空に浮かぶように
軽やかだ。

タージ・マハルの建物部分に上がるとき
靴は脱ぐようになっているが、
今はこんなふうに靴にカバーをつけてあがることも出来る。
そのとき係りの人に10ルピー(30円)ほど渡す。
これが最近のタージの歩き方。

この建物は皇帝シャー・ジャハーンが
愛する妃のために立てた壮麗な墓。
まさか400年後に多くの観光客を集めるとは
彼も夢にも思わなかったろう。

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★タージ・マハルから歩いて2分程の場所にある
シャンティ・ロッジという1泊200ルピー(600円)から泊まれる
ゲストハウスの屋上のレストランからは
タージ・マハルがバッチリ見える。

日中は暑いが夕暮れから満席になるほど人気でした。
食事は高め、チャイは15ルピー(45円)でしたね。


インドは手強かった! 旅のsora

2006-03-26 18:40:00 | 2006インド旅行
3月14日から13日間のインド旅行を終え
本日帰国。
朝日が昇る少し前、この表紙のように翼が紫とうすい黒に
縁取られ、雲の上を飛行する姿は美しかった。

①ムンバイ(ボンベイ)
映画「サラーム・ボンベイ」を見てから必ずこの目でどんな場所か
見たいと願っていた土地。

②バラナシ(ベナレス)
ヒンドゥー教の聖地には5日滞在、この生きとし生けるものの混沌とした土地は
インドに行くなら外せない旅行者にとっても聖地。

③アーグラー
世界遺産のタージ・マハルは息を呑むほど美しいという
形容にぴったり。
同じインドにあるとは思えない静謐さを持つ稀有な存在。

④ニュー・デリー
駅前のバザールやオールド・デリーなどに見所はあるが
他は大都市そのもの。

定価はなく、旅行者にとっては全てが交渉という
なんとも不自由な毎日。
疲れた心にこれが徐々に効いてくる。
これを乗り越えられるかどうかが、個人旅行を楽しめるかどうかの鍵。

「だまされまくり」と怒っていた人もいたが
ちゃんと自分の考える価値で実に上手に交渉してる
女の子もいて、
自分探しを生ぬるい日本なんかでやってないで
インドでやってみろーと考えた暑いインドの雑踏の中。

旅のメモはこれから徐々に自分の記録として
書いていくが、とりあえずは帰国報告。
さて明日からはまた仕事だ。

孤独な夜に考えたこれからの自分のイメージに
近づけるように、そしてちゃんとできているか
時々は立ち止まって考えたい。

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「夜より暗き闇」ミステリーの範疇には納まらない秀作

2006-03-25 23:55:32 | 2006インド旅行
旅には文庫本を持って行き、
読み終えたらそっとホテルに置いてくる。
今回最初に読み終えた本の感想。

「夜より暗き闇」上下 ★★★★
マイクル・コナリー著

今回のインド旅行に持って来た本
セントレアから読み出した。

ミステリーの分野の本でありながら
この本では主に二人の男の
これまでの生き方と、これからを
丁寧に綴った人間を描いた小説だ。

事件は主人公ハリー・ボッシュと
同名の画家の描いた絵をめぐって
プロファイリングしていくと
どうしても彼が犯人に行き着いてしまうというもの。

本当にハリーが殺人を行ったのか。
主人公何だからまさかねと思いつつも
彼の生い立ちや現在の考え方は
人間の闇は計り知れないのだと思わせる。

派手さはないが、その分ご都合主義的な
辻褄合わせもなく、とにかくうまい作家だなと感じさせる。

まだ読んでいない本が多く翻訳されているので
これからも楽しめそうだ。


修行僧がいっぱい 旅のsora

2006-03-20 21:30:57 | 2006インド旅行
ここバラナシはヒンドゥー教の聖地とされ
一度はここを訪れ、沐浴したいと彼らは願うそうだ。

またここのガートで焼かれ、その灰をガンジス川に
流してもらうのは最高の死への旅立ちとなるらしい。

ここには髭も髪も伸び放題の
修行僧のような人を多く見掛ける。
生きている事の全てを祈りに捧げている。

そしてここではその修行僧もどきの
「インドに長くいまーす」と強く主張している
多くの日本人を見掛ける。

見かける日本人は大きく分けて二つ
ツーリストとインド人もどき

食堂でも大声で3等列車に乗ったらヒドイ目にあってねーと
なんだか嬉しそうにさえ聞こえる。
また修行してるんなら、静かに瞑想でもしていればいいものを
何故か数人で群れている。

なるべく安い所に泊り、なるべく長く旅を続ける

時間の束縛の無い旅はそれが基本だ。
でもどんなに頑張っても日本人なんだよね。
ここまで飛行機で来てるんじゃん。