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soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

インド旅行3日目①/ムンバイ→ベナレス(バラナシ)

2006-08-04 21:46:21 | 2006インド旅行
今年3月のインド旅行3日目
ムンバイ→べナレス2006/3/16①

チェックアウトは案外スムーズにいき、一日の良い出だし。
タクシーで国内線の空港へ。500ルピー〔1,500円)

6:20チェックインを済ませてパスを手にした。
航空券を日本でインディアン航空の予約をしていたが、
プリントアウトした予約が本当に大丈夫か
すごく不安だったが、スムーズに完了でほっとする。

日本の代理店にはジェットエアーを勧められた、
チケット代が全部で5万円位、
日常的に遅れるというインディアンエアーは3万円ちょっとだったので、
自力で購入していた。
ムンバイ→ベナレス2万円
ベナレス→デリー1万円

途中の遅れをデリーで取り返し、ほぼ定刻に
ベナレスに到着。

2時過ぎにはアルカ・ホテルに着いた。
朝からホテルに着くまでには、
タクシーとの値段交渉、
空港カウンターでの並び順の確保、
荷物の心配等々、あれこれあったが、
まだ3日目特に問題ナシ。

荷物をほどいて、シャワーを浴び、さっぱりしてから
テラスでチャイを飲んでほっとした。

ここバラナシでの目的はひとつ。
ガンがーを見ること。
これからの4泊5日、
インドはもちろん世界中の観光客を集める
ガンジス川の景色を飽きるほど見ようと思った。

部屋に戻り少し眠る。
夕暮れ少し前、コーヒーを飲みにテラスに降り、
その後、やっと外へ出た。

自分で細い路地を歩きだすと、いくつか角を曲がった時点で、
もう帰り道を覚えようとするのはやめた。

突進して来るバイク、寝そべる牛、その横に動かない人間、
旅に非日常を求めているところもあるが、
これはその限度を越えている。予想以上だ。

ひとつ角を曲がると急に前方が開け、大きな通りに出た。
舗装されていないのでなんとなく通りの建物は全体的に
埃っぽい。たくさん並んだ商店の軒先に吊り下げられた
夥しい極彩色の布が一層鮮やかに目に飛び込んで来る。

地図でおおまかな地形をイメージして歩き始めたので、
道を左に折れて少し前歩くと、そこにガンがーへ降りる
階段が見えた。
川べりは照明が当てられ、何かが始まるらしい。 (続く)

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2006年インド旅行記②ムンバイ

2006-07-26 01:00:21 | 2006インド旅行
★インド旅行1日目はここをクリックするとジャンプします。←

2006/3/15 ムンバイ2日目

プリンス・オブ・ウェールズ博物館→インド門、タージマハル・ホテル→ホテル

プリンス・オブ・ウェールズ博物館は、
1905年にイギリス皇太子訪印に合わせて造られた.
インド・サラセン調の豪奢な建物。
中に入る前にため息が出る、
先程車中から見たスラムの光景がまだ生々しく、
100年も前に既にこんな立派な建物を造る一方で
人間の暮らす場所があまりに粗末で
無力感を覚える。

気を取り直して入場。
エレファンタ島のシヴァ神像やブッダをモチーフの
レリーフなど、館内は広く涼しいのでゆっくりと見て回った。

博物館を出てインド門に向かう、
日差しは強いがカラッとしていて
海の匂いが空気に交じり、それに微妙に香辛料の香りが
加わってインドに来たんだなと実感。

インド門は、海をバックに存在感たっぷり、
多くの人が何するでもなくぶらぶらしている。
この日、ホーリーと言うお祭りで色んな色の粉をお互いに
掛け合い、赤や黄色の全身染まった人がかなり居て、
粉をかけられないように何度か逃げ回った。

そして振り返ると声を上げてしまうくらい圧倒的な
存在感で建つのが「タージ・マハル・ホテル」だ。
この区画だけは異空間のように、
人を寄せ付けないような雰囲気。
ゴージャスってこういうことを言うんだなと感じた。

泊るには宿泊代金が高すぎなので、トイレ休憩に中に入る。
ロビーのソファーは自分のような
ちょっと体験タージという人で占領されている。
異空間を堪能すべくアーケードを見て歩き、
プールをチェック、絵葉書を購入。

海外に来ると貧富の差というのがあまりに
あからさまで混乱する。
日本では差こそあれそれほど感じないのに、
この違いはどうだろう。

ホテルに戻って屋上のレストランでコーヒーを飲む。50ルピー約150円。
明日は早朝から移動、デリー経由でこの旅の目的地ベナレスだ。

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2006年インド旅行記①

2006-07-18 23:50:41 | 2006インド旅行
今年3月のインド旅行記を少しずつ記録に残すことにする。

インド/ムンバイ 2006/3/14-15

セントレア→バンコク→ムンバイ

丸一日移動に費やして、
ムンバイの空港に到着。
インド門近くにホテルを取ったので、
タクシーで街頭の少ない道路を
かなりのスピードで到着。

深夜12:30
シャワーを浴びてベッドに寝転んだ。

翌インド2日目

タクシーで市内見物→ガンジー博物館→プリンス・オブ・ウェールズ博物館
→インド門、タージマハル・ホテル→ホテル

ホテルの屋上のレストランでチャイを飲む。
インド門やタージマハル・ホテルを眺めながら
予定を立てる。

とりあえずホテル前に止まっているタクシーと交渉して
マリンドライブを走る、
海沿いにレンガ造りの建物が
立ち並ぶ良いロケーションを楽しむ。

マニ・ハヴァン(ガンジー博物館)へ、
正面を改装中、入場料ナシで団体の欧米の人達に
挟まれるような感じで一緒に見学。

ガンジーの部屋を再現したところでは
写真でみかける「紡ぎ車チャルカ」も展示されている。
その他の部屋では彼の出会った様々な場面が
小型の模型で再現されている。

住宅街の中にあるので自力で探すのは難しそう。

その後大きな駅のすぐ裏の大きな洗濯場へ。
いつもならたくさんの人が一斉に
洗濯をしている光景を見られるらしいが、
丁度この日は「ホーリー」という
祝日でひとはまばらだった。

ここで働いているのは
カースト最下層の人達だそうだ。
毎日働いても働いても自家用車を持つことや、
まして海外へ飛行機で行くことは、たぶん一生無いだろう人達。
運命と割り切れるものか。
確かに自分も仕方ないと諦める事だってある、
でもそれはチャレンジさえ許されないことではない。

タクシーの運転手がさかんに絨毯屋へ行かないかと
しつこいので、プリンス・オブ・ウエールズ博物館で
降ろしてもらい代金を支払った。険悪な雰囲気になりかけたが向こうも商売、
こんなことはいつだってある。
約3時間で500ルピー〔1,500円)
目的もなく主な通りを走ってもらったので、
町のおおよその感じが掴めた。

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「ホテル・アルカ」ガンジス川の最高の眺望

2006-07-12 23:45:08 | 2006インド旅行
「ホテル・アルカ」オススメ
2006/3/16-20の4泊5日滞在

インドのヒンドゥー教の聖地バナラシで4泊しようと
決めたときから、窓若しくはバルコニーから
ガンジス川が見える部屋に泊まろうと、ネットで検索して見つけた宿。

旅のHPやブログでいくつかお勧めの記事を
見たことも決め手になった。

空港からタクシー、リキシャを乗り継いで
ガンがー近くで降ろされ、そこからは
目が合った少年にゲストハウスまで連れて行ってもらった。

その辺りでは、ひときわ大きな3階建の建物で、
中庭を取り囲むように部屋が並んでいる。

泊まったのは3階の一番端で川の眺望は部屋のテラスから
3方向が見渡せる中でも一番良い部屋。
エアコン、TV、テーブルセットがある。20畳くらいの部屋。

全ての窓にモスキートネットがあり、虫の侵入を防げる、
電気式の虫除器も付いている、またこの部屋専用の発電機がある。
僕はさらに日本から持っていった蚊取り線香も付けて虫除け。

中庭のレストランからルームサービスも可能で
テラスでチャイを飲みながら、ガンジス川を
行き交うボートを見たりもできる。

夜、ガンジス川に映る月がわずかに揺れるのを目を凝らして見ていると、
同じ様にこの光景は何百年も続いているが、
このひと時、自分がここにいて、その光景を見ていることに
何か自分にとっての大切なことを感じる、それは
うまく言葉に出来ない感覚だ。

評価
5点
[5点満点]
この辺りでは飛び抜けて高額な宿泊代金、
500円ー1,000円位の宿泊施設がメインの中で、
突出しているが、快適さそして何より
部屋から一望のガンガーの景観を考えると
決して高くない。大満足のGHだ。

Double A/c Room with bath balcony view to Ganges  990ルピー(約3.000円)
インドの物価は安い、できるだけチープな旅を目指すなら、ここはふさわしくないが、
一生に一度来られるかどうかなら、3.000円は高くない、
旅の目的に合わせて選びたい。
完全バックパッカーには不向き、少し快適な旅をというひとにはオススメ。
公式HP ↓
ホテル・アルカ



ベナレスの熱病・沢木耕太郎「深夜特急3インド・ネパール」

2006-04-16 01:15:25 | 2006インド旅行
同じ本を何度も読むことはあまりないが
沢木耕太郎の「深夜特急」は何度も読み
そして旅に行くときに何度か同じ本を買って持っていく。

インドやタイ、香港を始めとするアジアを旅する人の多くが、
この本を手にしていることだろう。
大きなバックパックの中で一緒に移動するのだ。

今回の旅行の前に「3インド・ネパール編」を購入。
この文庫は平成6年4月の改装初版で17年7月に「39刷」とある。

沢木の旅は25年以上も前のものだ。
だけど大都市以外の小さな町の様子は
驚くほど変わらない。
そして自分も同じような「旅の熱病」に触れたくて
旅をする。

でも旅の終わりに感じるのだ。
ここに彼と同じ旅はないと。

そうだそんなことは始めから分っている、
自分の目で足で感じたいのだ。

旅の途中ではそのときの光景をうまく言葉で言い表せない。
どんなに困難があっても旅が終わる頃には
なんだか甘く物悲しく、
そして少しの疲れと大きな達成感に包まれる。

旅は終わってから熟成される。

インドから帰って3週間あまり、まだ自分の中の旅は終わっていない。

旅先で書いた絵葉書の返事のメールが来た。

そこには、沢木の旅をドラマ化し、大沢たかおが演じた
インドの旅の部分について
『ちなみにインドの安食堂でカレーを手で食べていると
店の主人にどうしてスプーンを使わないのか、と聞かれ
「ここがインドだからさ」と答える場面が好きです。
インドに行ったら手でカレーを食べてみたいです。』

こんなことが書かれていた、オレも旅行前に友人が借りてくれたDVDで
この同じシーンを見ていた。
何気ないシーンだけどいいよね。
カレーは何度もというか毎日食べたが
手では食べなかった。

旅先で交わす現地の人との会話は
たいしたことを話していなくても嬉しいものだ。
いつか実現してもらいたいものだ、「インドでカレーを手で食べる」
立派な旅の動機だと思う。

オレの場合は
「ベナレス(バラナシ)でガンガーを見る」だった。
シンとした静かな夜に感じた圧倒的な孤独と
訳の分らない涙、
日常で流していたら困るけれど、
その場所その夜
必然だった。

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