フランス料理 アルピーノ
さいたま市大宮区北袋町1-130
TEL 048-641-9489
定休日 火曜日 駐車場 アルピーノ村全体で50台
さいたま新都心の穏やかな空間、豊かな緑に囲まれて
花と緑いっぱいの店内、大きな窓から日射しさんさん。
素材を大切にした出来たてのお料理とさりげないおもてなしで
良いひとときと伴いフレンチがいただける店。
それがアルピーノ村の中核、昭和44年(Since 1969)開業のアルピーノさん。
大宮エリアでは昔から大変有名なレストランで、年を追うごとに
進化していっている。10数年前に建て替えてレンガ調の建物が印象的だ。
入口風除室からロビーに入る所の装飾家具。入口から
何となく素敵なお店だと感じさせるインテリア空間が続く。
ロビーの正面、バーカウンターの上に活けられた桜。
花弁の小さいこの桜は枝垂れ桜か?生花はすべて当店の
サービススタッフが活けているらしい。大宮公園での桜は
まだ1~2分咲だったが。当店は満開の桜でとても華やいでいた。
1階のダイニングルーム。このフロアーはテーブル席で46席座れる。
雰囲気は重厚でシック、控え目な中に華やかさがある。
ここは隠れ家的な一軒家のレストランで外国の可愛い街を思わせる。
一階から二階のバンケットルームまでの階段は大きな吹き抜けに
なっており、贅沢な造りでお洒落な空間だ。
とても気に入った。ここにも桜が活けてあり、いかにも春らしい。
この2枚は良い写真が撮れた。2階の廊下から1階のロビー付近を
撮ったもの。大きなフィックスの硝子の外側にある樹木が
アクセントになっている。外の光と内の人の影のコントラストが
とても良い感じに撮れた。
2階のバンケットホールは着席で70名が利用可能で、
記念日とかを利用していい思い出づくりができる部屋だ。
この日も我々の前に結婚式が行われていた。
我々の観桜会パーティのテーブルにも可愛らしいブーケが
飾られてテーブル空間にお洒落さを演出していた。
さあこの日の観桜パーティはフレンチのコース料理。
はじめに「フォラグラのパルフェーポルト酒風味の
コンソメ メルバト―ストと共に」だ。このアントレはフォワグスの味が
比較的強く主張したコンソメの逸品で本当に旨かった。
「くぬぎ鱒の自家燻製。車海老と帆立貝の大根の
マリネのラビオリ仕立て 柑橘類のソース」
桜も美しくセンスが良い盛り合わせだ。味の方ももちろん美味しかった。
フレッシュトマトのスープ。これはマアマアだったかな。
「桜鯛のカラスミクルート焼き、チャウダー風具のジュースソース」
これも姿が美しい。特にチャウダー風の添え野菜が
芸術的で素晴らしい。ここの総料理長は味はもちろんのこと
見た目の美しさに相当こだわる方なのだろう。
「和牛フィレ肉のグリル レフォール風味のソース」
アルピーノさんのフレンチは基本を大切に丁寧な仕事で
おいしさを表現することに力を注いでいるとか。
オーソドックスでしみじみ安心できる美味しさを目指している。
「桜のブランマンジュと有機黒ゴマのアイスクリーム」
デザートの方も美しく凝っている。黒ゴマのアイスがグラディエーションの中で
強く主張している。ここのパティシエも立派だ。
食事の途中からチェロとピアノの二重奏の生コンサートが始まった。
まるでどこかの宮庭パーティの様な贅沢なひとときを
過ごすことができ、心も体も充たされた。
70名に同時にあたたかいフレンチが出せるとはホテルを
除けばそうは無い。この日も10名以上のシェフが出ていると
久し振りに会ったアルピーノの顔、オーナーマダムが言っていた。