スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

首相官邸

2017-08-03 05:53:04 | 建物

一生に一度行けるかどうかの首相官邸の見学に行って来た。

数ヶ所を除いては撮影禁止ということで、いただいたパンフレットの

写真を中心にブログアップしてみた。官邸を一部一般開放したのは

開かれた行政を目指し政府と国民との距離を近づける一環という目的だそうだ。

入邸に当たって事前に登録し当日身分証明して入邸が許可された。

現官邸は平成14年4月より本館運用が開始され、

官邸全体については平成16年度末に整備が終了した。

この工事で旧官邸を総理大臣公邸に改修し、本館南側には庭園が整備された。

総理大臣官邸は、東京都千代田区永田町にあり、執務、迎賓

及び住居の三つの機能を有する総理大臣の「館」だ。昭和3年から

使用されてきた旧官邸が、経年による老朽化狭隘化の為、

激動する社会経済情勢の変化に対応しきれないことから、

平成11年3月、新たな官邸の建設に着手し、平成14年4月より

本館運用を開始した。本館のデザインは日本を感じられるような

簡素な美しさを基本に、日本建築の素材である「木」「石」「土」「和紙」を多く用い、

素材そのものの美しさを表現している。

また明るい透明感のある外観は、国民との親近感を象徴していて、

大部屋の特徴あるスカイラインは官邸にふさわしい正面性と安定感を感じさせる。

設計は建設大臣官房が担当し建設費435億、総工費は約700億と言われている。

本館は、中庭を取り囲むように、主に執務室を配置した南北の

ウィングと、エントランスホール、大ホールなど天井の高い諸室を配置した

東西のブロックで構成され、地上5階及び地下1階の構造になっている。

屋上は緊急時にヘリコプターが発着できるようになっている。

敷地面積 約4万6,000㎡(旧官邸の1.6倍)

延べ面積 約2万5,000㎡(旧官邸の2.5倍)

エントランスホール3F。正面奥にはガラス越しに中庭の竹林が眺められる。

床には落ち着きのある黒みかげ石を配し、天井・壁・階段には

アメリカンチェリーを使い親しみのある空間を作りだしている。

よくTVで放映される安倍総理の記者会見(ぶら下がり)はここで行なわれている。

2F大ホール。国公賓の歓迎晩餐会や、式典、大規模な会議などが

行なわれる官邸で最大の部屋(429㎡-130坪 天井高7.8m)。

手漉き和紙を吊り下げた行灯風の光壁と桜の花吹雪をモチーフにした

絨毯を配し、簡素な中にも日本らしい華やかさが感じられる。

国民栄誉賞を受賞したレスリングの吉田沙保里、伊調馨、

2011FIFA女子ワールドカップ日本女子代表などは

このホールで授与式が行われた。

閣議前に閣僚の懇談などが行われる閣僚応援室(4F)。

鼓の奥には、内閣の意思決定が行なわれる閣議室がある。

三方の壁には環境への配慮からスギやヒノキの間伐材の積層壁を配し、

落ち着いた雰囲気を感じさせる。絨毯は波を表現している。

残念ながらこの部屋は見ることができなかった。

各国首脳との会談や総理への表敬訪問などに使われる

特別応接室(4F)。部屋の中央に開閉できる仕切壁があり、

手前の部屋では会談前の懇談やプレ撮影を、奥の部屋では

首脳会談などが行われるようになっている。4Fは内閣の

執務室になっており、5Fが総理大臣、官房長官の執務室になっている。

副大臣会議など各種会議に使われる小ホール(2F)。可動式の

仕切壁によって部屋の広さを変えられるため多目的な利用が可能。

水平を強調したデザインが多い官邸で唯一垂直方向を強調した内装で、

ススキをモチーフにした壁と「豊穣」をイメージした稲穂の図柄の絨毯が特徴的だ。

エントランスホールから降りてくる階段と一体となって広がる空間。

訪れた人を右側が大ホール、左側が小ホールへと導く。

木のベンチや切りだしたままの庵治石(あじいし)が置かれ、

レセプションや合間の安らぎの場となっている。

田中良生国交省副大臣のブログでもアップした

就任の記念写真を撮るのはこの段階だ。予定では今日この階段で

新しい内閣の集合写真が報道されるはずだ。

足元の黄色のマークの所が安倍総理の立ち位置だ。

総理会見や官房長官の毎日の記者会見などが開かれる記者会見室(1F)。

この日官邸を案内してくれたベテランの職員の方がジョークを

交えて色々な事を説明してくれた。バックのカーテンは総理の会見では

濃いブルーかワインレッドが、官房長官などの会見は

この日の淡いブルーが使われるらしい。

中庭の竹林と回廊風の廊下に設けられた石庭(5F)。

白い小石の上に置かれた、切り出したままの素朴な庵治石(あじいし)が

天井から射し込む光に照らされて、その時々の表情を見せている。

石庭のフロアーには総理や官房長官の執務室などがある。

官邸のシンボルは切り出したままの自然石。そして強くしなやかに

すくっと伸びた青い竹です。石は「大地にしっかりと腰を据えた

強さと安定感」竹は「天に向かって伸びる未来への挑戦」の象徴

そして日本独自の絨毯、和紙、土、焼物を随所に生かしている。

① 桜の花をデザインした大ホールの絨毯

② ホワイエに設けられた墨染めの和紙の壁

③ ススキをモチーフにした小ホールの土壁

④ 大会議室横の焼物の壁

http://www.kantei.go.jp/jp/vt/


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3 コメント

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Unknown (ぷるも)
2017-09-10 22:34:58
はじめまして。コメント失礼します。
首相官邸の見学って一般の方もできるのですか?どのような手続きで見学ができるのでしょうか?
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ぷるもさんへ (Unknown)
2017-09-12 09:34:59
コメント有難うございます。
首相官邸の見学は小学校5年生から中学校3年生まではできる様ですが、一般の大人の人は無理の様です。
但し、特別の場合(たとえば国会議員の紹介とか)は可能だと聞きました。それも官房長官事務所の了解が必要だそうです。(1グループ20名まで)
返信する
脱国民洗脳はベンジャミン・フルフォード (脱国民洗脳はベンジャミン・フルフォード)
2020-08-26 09:42:39

国民電波洗脳による、テレビ、新聞、週刊誌、ラジオ等の、嘘八百の洗脳情報と、嘘と騙しの仕掛けと、策略に満ち溢れた世の中で、思考停止状態にある日本人は、自分自身の脳、すなわち思考そのものを点検せよ! 騙しと、策略の煽動に乗せられるな! 我々はハッ、と気付いて、いや、待てよ! と立ち止まり、常に注意深く、用心深く、警戒し、疑いながら生きれば、騙されることはない。 全ての常識や事柄を疑うべきだ!

https://benjaminfulford.net/
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