スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編459~

2023-06-22 06:02:00 | 食~番外編(京都)

船岡山 清水

京都市北区紫野東舟岡町20-2

TEL 075-286-3373

定休日 水曜日

営業時間 昼:12時~ (13時最終入店)

夜:18時~ (20時最終入店)

昨年秋行った織田信長を祀っている建勲神社のある船岡山の麓に

ひっそりと佇むミシュラン1つ星の懐石割烹のお店。

オーナーの自宅の1階でご夫婦で6年前に開店した。

当店はカウンター席のみで7席しかない完全予約制のお店。

この日はスミダマングループのみの予約で貸切状態であった。

このハンサムな方がオーナーシェフで和久傳室町などで修業していたとか。

料理人だから当たり前だが、

カウンター越しで黙々と調理に没頭してあまり余計なことをしゃべらない。

もっと会話が欲しかったナー。

京都・紫野船岡山の麓で大徳寺から譲り受けた水。

地元産の野菜や吟味した旬の食材を丁寧に心を込めた料理をゆっくりとお楽しみください。

さあ、どんな逸品が出てくるやら期待してしまう。

1.1万円(税込)のおまかせコーススタート。

じゅんさいと車海老。

出てきて最初の感想はビジュアル的に美しい。

そして食感が良くモダンで斬新な料理ということ。

オーこれは益々期待が膨らんできた。

キタ!キタ!すごいのがキタ!!

イサキとフキのお吸い物。

この独創的な発想。

これはもうお椀の世界を超えていきなりメイン料理登場といった感じだ。

これ超うまでした。

バフンウニと大トロ本マグロのお造り。

最高級ネタの組合せに思わずため息。

盛り方にも美的なセンスを感じる。

そしてこのクレソンが付け合わされた鰻の料理がこの日のチャンピオンだ。

うなぎの街浦和から来てこの料理を口に入れた瞬間思わず浦和では味わえない旨さに

「何この美味しさ!」と唸ってしまうほどだ。

何か当店の料理は既成のジャンルを超えて違う世界に挑戦しているように感じてしまった。

また、器のお皿もいいですネー。

絹もずくとたたきわらび。

ちょっと最初の料理とイメージがかぶっているのが惜しまれる。

湯葉と空豆。

京都人はあんかけが大好きと言われるが

本当に上品な優しいあんかけ風の仕上がりで胃に負担がこない逸品だ。

グリーンピースの炊き込みごはん。

これは高級食材を使わず、素材の持つ力を十分引き立てた

意外性を感じさせるレシピだ。

味の方はって?

旨いに決まっているでしょう。

味噌汁 ピンボケですみません。

わらびもちと日向夏のゼリー。

両方とも当店手作りの作品で特に日向夏のゼリーは素晴らしいの一言。

こんな美味しいデザート何個でも食べたい。

最後に抹茶の濃茶。

スミダマングループにお茶を嗜む方がいて思わず「これは裏千家の作法だわ」と。

大将に聞いたらお寺で裏千家を習っているとか。

泡の立て方が違うそうだ。

京都の料亭、割烹の楽しみ方にその店の設えがある。

当店はぐるり見渡してこのお面と盆栽とお人形の3点のみのシンプルさ。

逆にこれが空間に強いインパクトを与えている。

大将の美意識に近いものを感じて嬉しくなった。

 

 

実はこの日は葵祭の関係もあって昼・夜と京料理のお店が続いてしまい、

いかがなものかと気になっていたが、

たまたま料理の発想、大将の年齢、そして経験の違いが出て、

それぞれの素晴らしさがまだ舌に残っており、

両料理人には失礼だが京料理の食べ比べができてしまい、

思わぬシナジー効果を楽しむことができてしまった。

これは相方ハイレベルの料理が提供していただいたおかげと

「畑善」さんと「船岡山清水」さんに感謝を申し上げます。

 


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