スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編458~

2023-06-16 06:00:21 | 食~番外編(京都)

京料理 畑善 御所南

京都市中京区丸太町富小路通東入桝屋町338

TEL 075-211-6022

定休日 火曜日、第3月曜日

https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26035296/

葵祭路頭の儀を御所で見てから一斉に約7,000席の人が跳ねることを考えて

御所の南側丸太町通りに面したここ名店畑善さんを予約しておいたが、

あいにく天候不順のため、葵祭は翌日に順延になってしまった。

この予約は我ながら良い日程と自負していたのに…。

畑善さんは京都屈指の料亭「音戸山山荘畑善」として京都鳴海にあった。

それがなぜか2020年9月16日に現在地に移転しオープンした。

こちらの料理長は円熟さを増し、優しい笑顔が魅力な方だ。

玄関を上がるとこじんまりとした土間に京都らしい設えを施した空間が出迎えてくれる。

カウンター席と味のある椅子とテーブル席のある部屋は和洋折衷的な空間の趣きのある部屋だ。

当店は完全予約制でスミダマングループはこの個室に通された。

京都の料亭、割烹は単なる料理を味わうのみでなく、

部屋の空間の設えなどトータル的な雰囲気の中で楽しむところで

その背景に都の歴史の背景が重なってくる。

 

 

それでは予想以上の素晴らしい昼のミニ懐石料理6,000円コースをご紹介いたしましょう。

先付 白魚、豆腐、筍、車海老、新緑餡掛、木の芽

器は京焼筍型。

いきなりハイレベルな京料理、

しかも円熟な何とも言えない優しい丸味のある料理にオォーといった感激。

器の拘りもあって素晴らしい。

向付 鯛昆布〆、剣先烏賊、鮪焼霜、みょうが、湯葉、より人参、山葵。

器は伊賀。

お造りも細かいところで手が込んでいる。

軽い炙りが上品な味変を作り上げている。

焼八寸 鱧、木の芽焼、わらびいか、筍の田楽、たらの芽、松笠風、酢蓮根。

器は京焼織部。

この天ぷら本当に素晴らしい。

上品な盛り付けでインスタ映えも箱庭風。

青もみじと松の葉が季節の空気を現わしている。

当店の店主はすごい腕の持ち主だ。

蒸物 ぐじ湯葉蒸、ゆりね、桜麩、栗麩、三つ葉、露生姜。

器は京焼。

なんとも奥深い優しい味の茶碗蒸しだ。

しみじみ集中して味わないとその繊細な旨みが味わえないほどデリケートな味だ。

椀 合わせ味噌仕立て、焼湯葉、粉山椒。

御飯は大好物の鯛と竹の子のお釜の炊き込みご飯。

器はゆきむら。

香の物 水茄子、胡瓜

これはすごい絶品中の絶品。

これは百聞は一見にしかず、食べてみないとその美味しさはわからない。

果物 苺、でこぽん、はちみつゼリー掛。

今回、給仕をしてくれたのは若い可憐なお嬢さん。

ひょっとして店主のお孫さんかもしれない。

スミダマンが出てくる料理、出てくる料理のお品書きを聞くものだから、

帰りがけに店主からこのような達筆のお品書きをわざわざ書いてくれた。

もう感謝、感激。

スミダマン、ウルルン状態です。

今回は葵祭の都合で当店を予約しましたが、

人の温もりのする料亭の素晴らしさがわかりましたので、

必ずもう一度来ることにします。


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