スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

小豆島フェリーの旅

2021-12-18 07:26:47 | ドライブ

小豆島への港、新岡山港の夕方の風景。

ご覧の通り意外と簡素で質素な港だ。

それにしても夕日が沈む港はロマンチックな雰囲気が漂い、なんとも言えずいいですネー。

両備小豆島フェリー船が到着、着岸。

新岡山港から小豆島土庄港は約70分の航海。

1日8便出ている。

ちなみに最終便は18:30だ。

港の事務所も思っていたより小さく、場所も辺鄙なところにある。

切符の販売はラーメン屋にあるような自販機。

事務所内には小さなおみやげ売場があるが、

並べられている商品は小豆島名産品を中心に中味が濃いものが並んでいた。

太閣秀吉 夢のかけら・・・大阪城築城残石。

今から400年前、小豆島から切り出された大石は

「いかだ」で海を越え、大阪城へと運ばれた。

土庄町小海の波止場や、内海町岩ヶ谷には「残念石」とか「残石」といって

積み出しされなかった巾十センチ程度の矢印や、

なかには各種刻印のついた各種の花崗岩が今でも残っている。

外から見ると大した船に見えなかったが、

乗船してみると1階の車の駐車場はかなり広く、立派なものだ。

これが船室風景。

座席は3つのゾーンに分かれている。

客室の後ろのエリアにはカーペット敷きのコーナーがある。

子供が喜びそうなスペースだ。

全体的には清潔感があり、とてもいい感じだった。

客席とカーペットの敷かれた間には半円の部屋があり、

上部には小豆島の観光ポイントのイラストが、

下部には名産品などの商品のディスプレーがあった。

客室フロアーの後部はご覧のような、

いかにも船といったフロアデッキ(甲板)になっている。

さらに一番上の甲板に出てみた。

オレンジ色の煙突の曲線が妙に魅力的だ。

新岡山港を出港して間もない薄暮の風景。

この日の月はハニームーン的な素晴らしさ。

しかも非日常の船から山の上の月にウットリ。

いかにも旅人の気持ちに素直になれた。

日が変わって土庄港に着岸している出航間近のフェリーの風景。

フェリーの前には我々のバス、乗用車が並んで乗船を待っている。

帰路のフェリーは令和元年5月1日に就航した

「おりんぴあ どりーむ せと」号で全長は約60m。

あの有名なデザイナー水戸岡鋭治のデザインで海を走るサロンと言われている。

2階メインラウンジは落ち着いた雰囲気で

心地のよいカフェのような上質のくつろぎ空間が広がっている。

キッズクラブと称したのれんで仕切られたコーナーもユニークな空間を作っている。

また、トイレの入口も温泉の浴場入口のように和の雰囲気を感じさせる。

もう少し細かく見ていくと天井の間接照明のデザイン、

壁にワンポイントのミニトレイン・ウィルソン15インチトレインのかわいらしい絵。

そして駅ピアノならぬ船ピアノまでセットされていた。

海に向かって全面ガラス張りの展望席も用意されている。

3Fのウッドデッキはクラシックな豪華客船を想像させる

天然木材をふんだんに使った美しい仕上げ。

サイドウォークもリゾート気分たっぷりで

エキゾチックな雰囲気を楽しめる甲板になっている。

退屈しないようにスペースに工夫を凝らしているのが素晴らしい。

その上、4F展望デッキには世界で初めて船上に登場した

ミニトレイン・ウィルソン15インチトレインまでも

遊び心で設営されているのには驚いた。

潮風と木の香りに包まれながらベンチに腰掛け、

時と共に移ろう空の光と海の色、島々の風景、鳥の声など、

瀬戸内海の自然を五感で堪能できる非日常の贅沢なひとときが過ごせた。

すごい気持ちのいい時がゆっくりと流れていた。

最高!!

 


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