スミダマンのほのぼの奮戦記

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深大寺

2019-02-27 06:36:57 | 旅 ~東京

武蔵野(調布市)の水と緑と寺とそばで有名な深大寺。

参道には深大寺そば店が並び、特有な雰囲気、景観を創り上げている。

又、隣接する旧寺領には都立神代植物公園がある。

元禄8年(1695年)に建てられた山門は、深大寺で最も古い建物。

苔が生えた萱葺きの屋根と朱塗りの門がとても素晴らしい。

深大寺の創建は天平5年(733年)と伝えられ、東京都内では

浅草の浅草寺に次ぐ古刹だ。開基は満功上人と言われ、

天台宗別格本山、山号は浮岳山という。本尊は阿弥陀三尊像。

この本尊は大正時代に再建されたもの。深大寺の名は中国増 

玄奘三蔵を守護したとされる水神「深沙大王」に由来していると伝えられている。

釈迦堂にある国宝銅造釈迦如来倚像は白凰仏とも言われ

2017年9月15日付で国宝に指定された。この像は元三大師堂の

壇の下から発見されたものだそうで東日本最古の国宝仏だ。

これが深大寺の境内。樹木が多く茂り武蔵野の面影が色濃く残っている。

のどかでとても良い雰囲気のお寺だ。

この梵鐘は永和2年(1376年)鋳造した銘があり、

重要文化財に指定されている。都内でも3番目に古い梵鐘だそうだ。

旧庫裡とお札などが売っている売店 深大寺全体の空気に

馴染んだ建物になっている。

なんじゃもんじゃの木。学識名称はヒトツバタコ(モクセイ科)。

4月下旬より開花し、あたかも雪が降り積もったかのように

真っ白な花が咲き乱れることからスノーフラワーとも言う。

かつては、その土地に自生している珍しい樹木や

一度も見たことがない摩訶不思議なものを、

「これはなんというものじゃ?」と尋ねたことから

「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるようになったとか。

境内には高浜虚子の句碑と胸像があった。「遠山に 日の当りたる 枯野かな」

明治33年11月25日、虚子庵例会での作品。当時虚子26歳であった。

本堂の横にある元三大師堂。お堂の前には賓頭盧尊者が祀られている。

深大寺の厄除元三大師祭(3月3日~3月4日)では日本三大

だるま市の一つ 深大寺だるま市が行なわれる。

300年前、江戸中期から存在する日本最大の厄除け大師で

約10万人前後の人々が集まるそうだ。因みにあと2つのだるま市は

高崎だるま市(少林寺達摩寺)と毘沙門天だるま市(富士市今井香山寺妙法寺)だ。

元三大師堂のおみくじはすごい。大吉、吉、半吉、小吉、末吉、末小吉、凶

と7段階ある。自分の知りうるところでは2つ多いような気がする。

 

境内に大きくて立派な石灯籠を発見。なんと奉納者は

徳川二代将軍秀忠と書かれたあった。