<読書メモ 2011年2月 ④>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。
『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』山本兼一
『火天の城』『利休にたずねよ』の作者。の割には、ほのぼのした人情話。
幕末の志士が出てくるが、どうも『竜馬がゆく』がチラつく。
武士って基本、町人を人と思ってないのがよくわかる。
(幕末の京都にある道具屋が舞台の連作短編集。
「とびきり屋見立て帖」シリーズとして3冊刊行されているようです。
茶道具の大店の娘ゆずと元奉公人の真之介が駆け落ち同然で祝言をあげ、
見立て(目利き)の力で大小様々な問題を解決していく、というお話し。
第一作の『千両花嫁』では実家に結婚を認めてもらうまでが描かれます。
幕末&京都ってことで、芹沢鴨、近藤勇など新撰組から阪本竜馬、勝海舟まで
有名人がたくさん出てきます。ゴージャス。
ですが、私が司馬史観にひっぱられているからですかね…
史実系の人々の人物造形に違和感を抱くというか、うーん、まあ、
こういう描き方で良いのかなあ、こういうことするかなあ、とか、
余計なことを考えてしまってあまりちゃんと読めなかったです。
身も蓋もない感想ですが、夫婦の問題とかどうでも良くない?
と思ってしまったというか。
有名人出さない方が良かったんではなかろうか)
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。
『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』山本兼一
『火天の城』『利休にたずねよ』の作者。の割には、ほのぼのした人情話。
幕末の志士が出てくるが、どうも『竜馬がゆく』がチラつく。
武士って基本、町人を人と思ってないのがよくわかる。
(幕末の京都にある道具屋が舞台の連作短編集。
「とびきり屋見立て帖」シリーズとして3冊刊行されているようです。
茶道具の大店の娘ゆずと元奉公人の真之介が駆け落ち同然で祝言をあげ、
見立て(目利き)の力で大小様々な問題を解決していく、というお話し。
第一作の『千両花嫁』では実家に結婚を認めてもらうまでが描かれます。
幕末&京都ってことで、芹沢鴨、近藤勇など新撰組から阪本竜馬、勝海舟まで
有名人がたくさん出てきます。ゴージャス。
ですが、私が司馬史観にひっぱられているからですかね…
史実系の人々の人物造形に違和感を抱くというか、うーん、まあ、
こういう描き方で良いのかなあ、こういうことするかなあ、とか、
余計なことを考えてしまってあまりちゃんと読めなかったです。
身も蓋もない感想ですが、夫婦の問題とかどうでも良くない?
と思ってしまったというか。
有名人出さない方が良かったんではなかろうか)