語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  月がきれいですよ!?

2008-07-16 23:52:24 | Weblog
今日は厨房が暑かったです。
この夏一番じゃあないでしょうか。
風向きがね、変わりましたよ。やっと夏の風になりましたね。
うちの店の窓は、公園側、すなわち北西向きなんです。
だから、夏はほとんど風が入ってこない・・・すなわち本格的夏の始まり、というわけです。
そうそう、前の公園で今日「一番ゼミ」が鳴いていました。
  
    

店の入り口の「ハンカチの木」も元気に咲いています。
でも、みなさんご存知のように「本物のハンカチの木」は、もっと大きくて違うものらしいです。
この辺だと、麗澤大学が有名ですよね。
実際は、「コンロンカ」(崑崙花)と言うらしいです。
どこかで、「ハンカチの木を、園芸用に品種改良したもの」なんて事を聞いたことがあったので、
お客さんにそう説明してるんですが、どうやら違うみたいですね。

まあ、うんちくは置いといて、今年はとてもたくさん咲いてくれたんですよ。
あと4~5日は楽しめそうですね。見に来てください。

月は、雲に隠れたようです。
僕も今日は早く寝ます。   それでは・・・。

  なかなか終わらない・・・

2008-07-16 00:12:31 | Weblog
今日は、ランチで団体さんだったので、なかなかハードでした。
僕らのように、調理、盛り付けを1人でやっている店はやっぱり団体さんに弱いんです。
しかも、厨房も狭いですからね。
だからといって、前の日から作っておくわけにもいかず・・・ストレスが溜まります。
本当は、4~6人ぐらいが最高ですね。
盛り付ける時に、付けあわせが冷めちゃうなんて事もないし、
材料も、魚なんかも4~6人だとちょうど良いんですよね。
でも、そんな事をいってたら、生活できないのでがんばちゃいますよ。(まあでも、10人以上なんていうのは稀ですけど・・・)

それに、こういう事は、まったくもって店の都合に過ぎないし、
レストランと言うのは、いつ行っても料理がパパッって出てくるのが理想ですよね。
  
      

ただ、うちの様な小さなレストランの場合、「今から行くよー」って電話をもらえると助かります。
予約っていうのは、席の確保のためではなく、
「私たちが今から行くから、ちゃんともてなしの準備を・・・」って事だと思うんです。
忙しい時でも、「あっ、中山さんが来るんだ。きっとがーぐーだな。」とか思えるし、
「4人だから、7番テーブルで、スープとオードブルの準備も少しプラスしておこう。」とかも、
料理を作りながら段取りできるし、パートさんにも指示が出せる。

本当は、お金を掛けて厨房も広くしたり、従業員だって増やせばだいぶ良くなるかもしれない。
でも経営のセンスもないみたいだし、やっぱり1人でコツコツと頑張ります。
お客さんに出す料理が、遅くなるってすごーくプレッシャーなんです。
でも決してわざとじゃ、ないんです。一生懸命なんですが・・・ごめんなさい。
   
      

料理を作っていてふと思うんですけど、この仕事って何て原始的なんだろうと・・・。
だって、生の肉や魚を火で加熱して料理を作るんですよ。
たぶん、人類が洞穴に住んでいた時からやってた事ですよね。
ハード面に関しては、確かに電化厨房って言うのも増えてきましたが・・・。
僕はやっぱり火がいいですね。

しかも、僕が作った料理を皆さん何の疑いもなく口に入れてくれる。
すごい事ですよね、これって。

「ルパン三世カリオストロの城」を聞きながら、仕込みをしていたら、
なんか急に語りたくなっちゃったので、ブログを書いちゃいました。
今夜は、まだまだ仕込があって、昨日早起きして人間ドックに行ったせいか、
なかなか、はかどらないんです。トシは感じますね。もうすぐ12:00、2:00までには終わらせたいですね。
でも、ここで語っちゃたので頑張れそうです。
さて、店に戻ってもうふた仕込みがんばるぞ!! ありがとうございました。