今日は、
この中に、
「日本国憲法」施行記念の日。
日々、憲法を頭において生活している実感はあまりないのですが、
今年のように、
日常的に「命」への危機感を感じる状況の中では、
「基本的人権」
「幸福追求」
「差別の禁止」
「健康で文化的な最低限の生活の権利」
「等しく教育を受ける権利」
など、
国民として安心して生きることが保証されている「憲法」があることの意味を感じます。
私は、
政治風刺のコントを演じる「ザ・ニュースペーパー」のファンなのですが、
その設立メンバーだった松元ヒロさんが演じる一人芝居「憲法くん」をもとにした絵本があります。
この中に、
「憲法とは、国民から国への命令書だということを、知っていますか?」
という一文があります。
「基本的人権」「健康で文化的な最低限の生活の権利」……は、
国民から国に求めている権利で、
国はそれを認め、行使することを、
「憲法」で明言しているのだということです。
「憲法くん」の中には、
「私を変えたいという人に(このあいだ質問しました。)『どうして私を変えようとするんですか?』って。」
「そうしたら、こういわれてしまいました。『現実にあわないからだよ』って。」
「理想と現実が違っていたら、ふつうは『現実を理想に近づけるように』努力するものではありませんか」
という文もあります。
今で言えば、
「自粛」や「休業要請」だけを強いるのではなく、
「『自粛』を基本としながら、なお、今できること」についても、
ていねいにとりくむ方策を示してほしいということだと思います。。
明日示される今後の指針が、
すべての国民にとって納得のいく指針でありますように、
と思った「憲法記念日」でした。