MA社会研究所情報

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中国軍の揚陸能力は、戦車500両、兵員1万人。台湾侵攻が目的だったが、日本へ。

2012-11-16 20:12:01 | Weblog
専門雑誌で、中国軍の揚陸能力を見た。中国は1960年代から台湾に侵攻し上陸する意図を持っている。このため外洋航海能力を持つ上陸用艦艇が多い。現在90隻ぐらい装備している。最大の艦艇は2007年に1番艦が就役した基準排水量18500トンのドック型揚陸艦で、4番艦まで注文されているが、さらに4隻の追加を企画しているという。1隻で800名の兵員と、20両程度の戦車、車両などを搭載可能だという。大型ヘリコプターで水平線をこえた距離からでも揚陸できる。中国の揚陸艦の大部分は旧来型のLSTである。速度は18ノットで3000海里の航続力を持つ。搭載する兵員は250名ぐらいで、搭載物資は500トンぐらいだという。戦車は10両程度搭載できる。LSMはLSTの半分ぐらいの搭載力で、航続力も1500海里ぐらいだ。中国の揚陸艦は北海艦隊が9隻、東海艦隊が27隻、南海艦隊に52隻と分散配備されているが、必要な時には集中配備するだろう。搭載量合計は戦車596両、兵員13480名になる。米海軍に次いで世界第2位の規模になるが、1コ師団程度の規模しかない。中国沿岸部以外では防空などの航空支援を受けられず、中国の上陸部隊が相手の航空攻撃で壊滅するので、台湾への侵攻上陸は不可能だと評価されている。しかし、商船や漁船を動員すれば、数万人の部隊を上陸させられるだろう。今後も2万トン級のヘリコプター揚陸艦が企画され、上陸作戦能力は向上するだろう。中国の空母が作戦可能になれば外洋でも航空支援をすることができるようになる。遠距離の島に上陸する能力も向上するだろう。沖縄に上陸してくるかもしれない。