テレビで、中国の状況を見た。中国では住民のデモ隊が開発計画に反対して行政当局を襲撃して、開発計画を撤回させたりしている。役人にわいろとしてに贈られた高級酒を市役所のベランダから流したりして証拠にしている。役人の汚職と、広がる貧富の格差に住民が怒っている。反日デモの中で毛沢東元主席の肖像画をかかげる人もいて、共産主義の平等の原点に帰ろうとする運動も起きている。重慶市のハクキライ氏は毛沢東時代の歌を歌う運動を起こして、平等な共産主義の原点に戻ろうとして、資本主義的な改革開放路線の中央政府から弾圧され、スキャンダル情報を流されて失脚したという。中国共産党の中央が交代する時期で、今後の路線はどうなるだろうか。
テレビで、中国の農民工が故郷に戻って再就職しているという。１６歳ぐらいの農民が出稼ぎに来て、沿海部の大工場で作業していたが、ロボットのような作業で仕事がつまらない。将来の展望もなく給料が少ないのでストを起こして会社を辞めて、故郷に戻り近くのスマートフォンの製造工場に再就職している。給料は地方でも高くなって、月給が２６０００円、８人部屋のニ階建ベッドに住んでいる。家賃は６５００円だという。パソコンもスマートフォンも持っていて、メールのやり取りが楽しいという。中国が世界の工場として高度成長した時代は終わりつつあるという。より労働賃金の安い国を求めて他のアジアの国に工場が移動しているようだ。