テレビで、フランスのモンサンミシェルの内部を見た。モンサンミシェルは海上に王冠のようにそびえる山のようなキリスト教の教会だ。大天使ミカエルを祭るために作られた。15mも潮の満ち干があり、満潮時は孤島になっていたが、今は海上にのびる大きな道路で行くことができる。車を降りて、みやげもの屋が並ぶ石畳の狭い路地を登る。ロマネスク様式の先端が丸い窓のならぶ教会と、あとから建てられたゴシック様式の先端がとんがった窓が並ぶ教会がある。ステンドグラスを通してきれいな光が差してくる。地下は牢獄に使われていた時代もある。フランス革命では反革命派が牢獄に入れられた歴史もある。前から内部がどうなっているのか見たかったがよくわかった。
テレビでお笑い芸人が造船所を見学する番組を見た。瀬戸内海の広大な造船所で10万トンの貨物船を建造している。船の上にかかる橋のようなクレーンがあり、20階建てのビルの上から見るような感じでブロック化した船体を組み立てていく。かなり揺れて怖い。大きな鉄板をガスバーナーで熱して水をかけながら曲げていく。女性工員もいる。巨大な食堂で食事して、缶コーヒーや甘いものを10本ぐらい買っていく。作業の疲労をとるには甘いものがいるという。進水式では巨大なドックに水を入れて完成した船体を海上に送り出す。中学校の頃は造船技師になろうかと思っていたが、船は巨大すぎる。やめておいてよかったと思う。