テレビで、おにぎりを食べて現場で頑張る若者を見た。水族館のアシカやセイウチの飼育員になった若い女性は、お母さんがつくったおにぎりをアシカを見張りながら食べている。忙しくて現場を離れられないので食事はおにぎりがいい。毎日どんな具が入っているか楽しみだ。好物のたらこと筋子が入っていて満足する。美容師になった若い男性は交代で朝から炊事当番になり、おにぎりを作る。四角く固めてラップでくるみCD用のケースに並べておく。お客さんが次々と来て忙しく、おにぎりを食べられたのは午後の4時過ぎだった。モダンなインテリアの職場でおにぎりを食べて頑張るのは古風で面白い。
テレビで、貸倉庫が流行っているという。倉庫といっても2帖とか6帖ぐらいのスペースで、近代的なビルの中にありロッカールームのようだ。何を保管しているかを見ると、冬物の衣類を2mぐらいのハンガーにつって並べていたり、子供の小学生時代の思い出の品のランドセルなどを保管している。100個ぐらいもプラモデルを並べて箱の絵を見て楽しんでいる人もいる。狭い家に住んでいると捨てられないものの保管スペースが必要になる。時代のニーズに答えたビジネスだろう。2帖サイズで月2.5万円ぐらいだという。1年保管すると倉庫の中身の物の値段より倉庫代のほうが高くなりそうだ。
テレビでロンドンオリンピックのサッカーの試合を見た。男子サッカーチームが優勝候補のスペインに勝った。スペインに退場者が出て1名すくない状態だったので勝てたのかもしれない。金メダルが期待されている女子のサッカーもカナダに勝って緊張する初戦をクリアーした。体格を見るとカナダ人選手の半分ぐらいの体重しかなさそうだが、日本人も頑張るものだ。動きが素早くてチームワークがいいのだろう。
テレビで、毎週金曜の夜に首相官邸前に原子力発電所反対の市民が集まっているという。携帯電話のツイッターで参加を呼び掛けているので、不特定多数の参加者が集まり人数が増えている。日頃は政治に関心のない若者や子供連れの女性も多いという。政府は原子力発電を再開しようとしているが、大地震や津波や事故の爆発で放射能が日本中に飛び散り、退避しなければならなくなることを心配した市民が集まるのだろう。暑いのでエアコンも入れたいし、オフィスや工場が電気不足で仕事ができないのも困る。急に電気が不足して原始時代になっても困るから、当面は原発も動かして、数年かけてだんだん減らしていくべきだろう。原子力発電所を陸地から100kmぐらい離れた海上に巨大船や石油基地のように作るとか、シベリアなどの人口が少ない海外に作り送電するといいかもしれない。都会や人口が多い地域に作るべきではないだろう。