Sightsong

自縄自縛日記

松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン

2019-04-29 00:30:02 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットイン昼の部(2019/4/28)。かなり客が入っている。

Koichi Matsukaze 松風鉱一(as, ts, fl)
Takayuki Kato 加藤崇之(g)
Hiroaki Mizutani 水谷浩章(b)
Akira Sotoyama 外山明(ds)
Mikio Ishida 石田幹雄(p)

ファーストセット、「K2」(テナー)、「Outside」(アルト)、「Hawk Song」(テナー)、「Earth Mother」(アルト)、?(フルート)、「Kikikaikai」(アルト)。セカンドセット、「それぞれの時間」(アルト)、「3・11」(テナー)、「Big Valley」(テナー)、「Shallow Dream」(アルト)、「J・C・ナガセ」(アルト)、アンコール「w.w.w.」(テナー)。

観るたびに過激さを増していていちいち驚いてしまっていた松風鉱一4だが、この日はそうでもなく(こちらが麻痺したのか)、むしろ、落ち着いて余裕でリミッターを外す各氏のプレイを楽しむことができた。

石田さんは、「Earth Mother」では鍵盤がたわむのではないかというほどの叩きぶり、「J・C・ナガセ」では右手だけで最初は暴れておいてやがて左手を仲間に入れてさらなる拡がりをみせた。水谷さんの笑いながらのグルーヴはやはり素晴らしくて、「Big Valley」ではまるで唸りながらサックスに追従、また「J・C・ナガセ」では太い和音で大暴れのサウンドをさらに分厚くした。

どこかに確信犯的に滑ってゆく加藤さんのギターにも、力技で他のプレイヤーと絡み遊ぶ外山さんのドラムスも、そのような人だとわかってはいても嬉しさでつい笑う。もちろん松風さんのささくれたようなサックスの音色は誰にも似ていない。

宇宙一のアナーキストたちの饗宴を観ないと損損。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4、7Artisans 12mmF2.8

●松風鉱一
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その2)
松風鉱一カルテット@西荻窪Clop Clop(2018年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年その1)
松風M.A.S.H. その3@なってるハウス(2018年)
今村祐司グループ@新宿ピットイン(2017年)
松風M.A.S.H. その2@なってるハウス(2017年)
松風M.A.S.H.@なってるハウス(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
松風鉱一@十条カフェスペース101(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
5年ぶりの松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2013年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2008年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)
松風鉱一『Good Nature』(1981年)
松風鉱一トリオ+大徳俊幸『Earth Mother』(1978年)
『生活向上委員会ライブ・イン・益田』(1976年)
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』 
反対側の新宿ピットイン
くにおんジャズ、鳥飼否宇『密林』


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