松風鉱一『Good Nature』(TRIO、1981年)をようやく聴く。
松風鉱一 (as, ts, fl)
初山博 (vib)
望月英明 (b)
森山威男 (ds)
何年前だったかにCDとして再発されたとき、本人(師匠)が、再発については聞いていない、自分たちはそんなものだと言われ仰天、そのまま何となく買いそびれてしまった。今回の再発は紙ジャケ。
松風さん32歳のときの吹き込み(いまの半分)。すでに名曲「What Masa is ... She is out to Lunch」や「Yellow Sands」を演奏していて、しかも、かすれてささくれたような独特の音を展開している。森山威男の参加も嬉しい。格好良いサウンドである。
もっとも、『Sax Workshop』が再発されたときにも「発展途上の音だな」とつぶやいていたし、この録音についても同じコメントに違いない。確かにこのあとの音にはもろもろの雑多なものや余裕が取り込まれていく。
●参照
5年ぶりの松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2013年)
松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2008年)
松風鉱一カルテット、ズミクロン50mm/f2(2007年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
反対側の新宿ピットイン
くにおんジャズ、鳥飼否宇『密林』