1月23日
先日、我が家のハウスキーパー、フンさんが、ベトナムの伝統的なテト(旧正月)料理といって、「ティッガー ルオッ」という鳥の蒸したのと、「バインチュン」というベトナムちまきを持ってきてくれた。
鳥は一羽を丸々蒸したものだが、我が家は2人なので少しだけと、半羽にしてもらい、鳥が苦手な私のために、説明しながら細かくさばいてくれた。
お腹の中の卵はいいとしても、鳥の足先はいくらおいしいといわれてもこれは食べられないからと持って帰ってもらったが、レモンリーフを細かく切って散らしてくれ、塩とレモンと唐辛子で食べるように説明してくれた。
友達はおいしいというが、鳥の苦手な私は手が出せなくて残念ながら食べていない。
バインチュンは、もち米と緑豆と豚肉をゾンとよばれる緑葉で包み12時間ほど茹であげて完全殺菌した上に、幾重にも重なった葉が外気とも接触を防ぐため、長期保存ができるらしい。
日本も正月料理は基本的に保存食で、とくにもち米はお餅にしたりして、根っこのところは同じ考え方が流れているのかなと思わせるものがある。
後日オットがもらってきたバインチュンは、形も味も違ったので、ところによって造り方が違うのかもしれない。
日本のお正月に、伝統料理を食べ、花を生けて、玄関飾りをするのと同様なことが、ハノイのきんかんであったり、桃の花であったりするのであろうか。
この時期道路はそれを運ぶバイクや自転車の花売りさんで賑わっている。
ホールとかには、桃の枝に飾りを下げたものが飾られている。
これは我が家のアパートのホール飾り。
クリスマスツリーとか七夕飾りとか、どこの世界でも同様なものが時期を違えど飾られるということに、世界中の人の心はつながっているのではないかと思ってしまった。
美味しく頂けましたw ご馳走さまでした!