2月22日 くもり
毎月、陰暦の1と15日はお寺参りの日で、陰暦の1月15日にあたる2月17日の週末はお参りの人で各お寺はいっぱいの人で賑わうが、散歩コースにある西湖府はとくに込み合う。
金柑の木で作った龍は、けっこうリアルでわたしにとってはじめてのもの、きっとテト期間中から置かれているのだろう。
西湖府は、ベトナムの民間信仰のひとつ、聖母道、いわゆる女神信仰の古いお寺で、リュウハイン聖母を祭っていて、国家歴史遺跡にも認定されているという。
このお寺には伝説がある。
元々、玉帝上皇の娘であったリュウハイン聖母は、天上で上皇の玉杯を壊した罪で天界を追放され下界に下りて各地を旅していたが、美しいタイ湖を訪れ、そのまま居ついてしまい、ここで小さな店を開いて、のんびり暮らしていた。
ある日、後黎朝のフン・カック・コアン上皇が船遊びの途中この店に立ち寄り、聖母と楽しい時間を過ごした。
その後、再度上皇が聖母に会いにもどってきたとき、聖母はすでに姿を消していた。
フン・カック・コアンは聖母に出会ったことを記念して西湖府を建設したということである。
お寺参りには、地方から大勢の人が参拝に訪れ、家族の安全、健康、幸運などを祈願するというが、わたしの聞いたところでは、有名な縁結びのお寺で、結婚願望の若い子たちに特に人気があるらしい。
参道のお店はいつにもまして品揃えも豊富で、入り口に並ぶ、よく見かけるが食べたことのないものの自転車の列。
バイントムホータイ(西湖府風エビの天ぷら)は、ここの名物で、揚げ油のいいにおいが漂い、いつもやまもりに置かれている。
食べたことがないいろいろな食べ物と、この時期のみ、きらきらしたお飾りを手に持つ人が多いが、厄除けみたいなものかしら?
こんな活気があっても、お店の燃料は、いまだに練炭なので、練炭売りも忙しい。
ブラブラ歩きで、思いもよらない光景に出会えた時、ちょっと幸せを感じる。
懐かしい~
進化していく部分もあれば
変わらない場所もありで
面白いですね
だけど、今日友達とはなしたのは、少し前までマタニティーのお店ばかりだったけど、このごろは子供関係のお店が目立ち、子供にお金をかけられるほど、お金のゆとりができた人が増えてきているのだろうということ、通りのそこかしこにお店が目立つようになりました。
バイントムホータイ、これは変わりませんね。
ハノイは、売れ残りのももの花が路地で満開です。
福岡の梅はもう盛りを過ぎましたか?