2月23日 雨
温泉の楽しみはご当地温泉まんじゅう。
自称まんじゅう研究家のわたしにとって、旅行前のシュミレーションは大事な仕事で、ガイドブックをめくると、あるある、常識的な店数から考えられないほどの店が載せられている。
わたしの好みは、餡はつぶで皮は素朴なお味の黒糖、まあこのあたりとあたりをつけておく。
いよいよ街歩き、まんじゅう通りとでもいおうか、両側に並ぶ店頭でほかほか茹で立てのまんじゅうを1個まるまる手にのせてくれる大盤振る舞いに感激しながら歩くと、片道で4個くらいはお腹にはいっている。
それをなんど繰り返したことか、しまいには、さすがのわたしも胃もたれしてきて、そこまで食べなくてもと友達に注意されてしまう。
しかも、試食のない店では、まず1個90円也をお買いあげし試食するという丁寧さ。
で、最後にいきついたのが、松むらまんじゅう。
しっとりした食感の黒糖皮に包まれた自家製つぶ餡が程よい甘さでお口の中でとろけてゆく。
おみやげ用のまんじゅうはこれで決まりと、みんなにも紹介し、お助け役となったと自称している。
2泊3日交通費込み15000円という格安ツアーでは期待できない食事だが、3年目ともなるとよくなってきたとの声があがっているし、しかも飲み放題。
食堂でおしまいにすればよいものを、ちょい悪中年は2次会の部屋飲み分をすこしいただいてくる。
ビールでしょう、お酒でしょう、つまみのおしんこでしょう、体のあちこちに入れて運んできた戦利品は、翌日そっとカラを返しておくが、そんなこともおおめにみてくれる。
帰りはもれなく、ドライブイン田吾作につれて行かれ、昼食とお買い物。
ふきのとうを買ってかえり、てんぷらにして夕食のおかずにする。
わたしたちいい大人なのに、団体旅行となるとついはしゃいでしまう。
日ごろやらない持込や、試食に浮かれることで、非日常の旅行が思い出深いものとなるが、よい子はやらないに越したことはないと少し反省している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます