四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その77)

2023年03月29日 05時23分07秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その77)   短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「咲き初める 大島桜」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】先週に引き続き「夕焼けシリーズ」を取り上げました。長野・関西は
    観光名所です。短歌の勉強にはもってこいですが、なかなか上手く詠めません。
 註)長野県「穂高温泉郷」
☆山の端北アルプスに日が沈み 闇の向こうに姿を消して
 註)滋賀県彦根市「荒神山」
☆荒神山緑あふれる公園は 夕日に染まり深い眠りに
 註)奈良県橿原市「藤原宮跡」
☆今昔の虫の音色もかくありと 癒される景色幻想的も
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 前週に続く「夕焼けシリーズ」は、画像が無くても、三首の歌から夕暮れ時の
 絶景が、鮮やかに思い浮かぶ描写力のある歌と思います。
 一首目は、「穂高温泉郷」から眺める北アルプスの雄大な山々を詠っていますが
 下の句の「闇の向こうに姿を消して」に、少し説明不足が感じられます。

 夕日が北アルプスを茜に染め上げた後、アルプスの山々を闇の中に閉じ込めて
 しまう刹那の描写ですので…、「推敲その1」でいかがでしょうか。
【ご参考】
★アルプスを茜に染める落日よ 刹那に闇のとばりを引きて

【詞書】俳句の先生には擬人化は駄目といつも言われますが、月夜に咲き満ちた
    桜の息づかいはあるのではないかと詠みました。静寂はしじまと
    ひらがなにしました。
☆咲き満つる桜の息のかそけきをただ聞ひてゐる月夜のしじま
                         みっちっちさん
【解説】
 月の光を浴びながら咲き満る桜の息吹を静寂の中で聴く、作者の至福のひと時が
 詠歌から浮かびます。「桜の下で春死なん」と願った西行の想いと共に…。
 なお、短歌にも「俳句の先生」がおっしゃるように、比喩は避けるべきと
 主張される先生方もおられることは事実です。また、短歌結社においては
 「比喩」を禁止とされるところがあると伺ったこともあります。
 ご存知のように比喩とは、あるものを別の何かに見立てて表現することを言い
 ますが、短歌に使われる主な比喩には「直喩」「隠喩」「擬人法」があります。
 ここで詠われる擬人法は、人間以外の桜を、人にたとえて表現する比喩方法を
 指していますが「桜の息のかそけきを」は状況に、ぴったりとはまっていると
 考えます。このような擬人化は、技巧として私も学んで行きたいと思います。
 なお、この場合の「ただ聞ひてゐる」は、「ただ聴ひてゐる」とされたら
 いかがでしょうか。桜の息吹に深く耳を傾けるイメージが明示されますので。

【詞書】何年か前に、梶井基次郎の桜のエッセイを読んで・・桜の季節が来ると
    思い出すのです。
    桜があんなに美しく妖しいのは、地下に眠る死者たちの肉体から、流れ
    出る美しい水晶にも似た液体を吸って成長するからだとあり、ビックリ
    したことが頭に残っています。
    と言うわけではありませんが、夜桜には桜の精が顔を覗かせているようで、
    鑑賞したことはありません。
☆地下深き水晶の液を吸いつくし桜はすべて死者への供花や
☆春嵐に犬も花びら背にのせて くしゃみしながらいま帰り来ぬ
☆スーパーのポテトサラダの袋もち そのまま散歩のゆれて春容
                         夕庵さん
【解説】
 作者がおっしゃる桜のエッセイは『櫻の樹の下には』と題する、梶井基次郎の
 短編小説でありますが、散文詩と見なされることもありますね。満開の桜の
 妖しいまでの美しさを歌い上げた詩文ですが、「近代文学に新たな桜観を
 もたらした」とも言われています。
 一首目は、この桜を詠って「桜はすべて死者への供花や」との表現は秀逸と
 思います。三首目は、いかにものどかな春げしきを詠い、また飾らない作者の
 姿が浮かび好感の持てる歌と思います。こんな「春容」も良いものですね。

【詞書】グルメ番組の多い昨今です。「へぇー、こんなんあるんやね~」と感心したりする
    ことも多々あるんですが、タレントやレポーターのコメントが何て言うか…。
    この間「うま!」「うまっ!」がやたら耳について、思わず「うまうまうまうまって
    競馬場かっ!」って突っ込んでしまったもんで……。
☆「うま!」「うっまー」と競馬場ではあるまいし 他(ほか)に言い方ないんかタレント
【詞書】モクレンが、下から見ても殆ど花が見えなくてつい忘れていたら、父が
    「うちのモクレンよおけ咲いてるなあ、二階の(自分の)部屋からよお見えるわ」
    と教えてくれたんで、見てみると確かにめっちゃ咲いてたんで、スマホで撮って
    母(家の中手押し車を押して何とかゆっくり歩けている状態だから二階へは
    無理なんで)に見せると「綺麗やなあ」と、とても喜んでいました。
☆伸び過ぎたモクレン 二階で見た父が
      「よお咲いてるな」と教えてくれた
【詞書】「新古今」の「吉野山…」の歌を見て、と、点けていたテレビで、WBCを優勝という
    結果で終わった選手達や監督始め関係者の面々が帰国して、空港で待つファンの
    前を通る場面をやってたものですから、ふと、思いついて詠ってみました。
    ドラマチックな幕切れで、優勝というこの上のない結果に終わったWBC。これは
    お祭りみたいなんで、見ててわくわくし、正直楽しめたんですけど…。
    また、宇宙ネタは、若田さんが帰還したりしましたが、別の機会に詠みます。
☆空港にWBCメンバーを今か今かと人や待ちなむ
                         ちがやねこさん
【解説】
 一首目は、鋭い「ツッコミ」で思わず拍手が湧きますが、おっしゃる通りですね。
 昨今のメディアの安易な番組制作の現状へ警鐘を鳴らす歌は、夕庵さんも詠んで
 おられましたが、タレントさんたちの表現と言葉の貧しさも目につきますね。
 色々な形で視聴者の立場から警鐘を鳴らしていくことは、マスコミの健全化の為
 にも大切なことと思います。
 三首目は、WBCメンバーの凱旋を迎える方々を活き活きと詠んでいますね。
 「野球がベースボールに勝った」との表現の通り、ベースボール発祥の国を破って
 14年ぶりに優勝しましたが、メジャーの代表的選手を揃えたアメリカに勝っての
 優勝の意味は大きいと思います。そんなワクワク感が滲む歌は、私達みんなの
 想いを詠っていると思います。今回の快挙は子供たちにとっても大きな希望に
 なったことと思います。なお「宇宙ネタ」は次回に期待してお待ちしております。


      「白モクレン」

【詞書】さきほどネットニュースで年寄りには安楽死をという記事を読みました。
    私自身は安楽死を望んでいますが、若者から迫られて安楽死はしたく
    ありません。ついでに、最近の若者の年寄りに対する思いやりのなさも
    付け加えて詠ってみました。
☆迫られてするものでなし安楽死つね安楽死を望むといへど
☆健康な若者の座す障害者、老人席の前に老人
☆文盲率ひくき日本の国なれど文の読めざる若者多し

                         suisenさん
【解説】
 最近「安楽死」という言葉を、肯定的にとらえる人が増えているように
 感じますが、これは強いられてするものではないと私も考えます。
 なお、「安楽」は仏教の経典にある言葉で、単なる心地よさや快楽ではなく、
 修行の果てに経験する悟りという心の境地がもたらす状態を指しているとの
 ことで、本来「死」と結びつかないとの事です。釈迦も死の瞬間まで成すべき
 ことを追求したとのことですので、死につながる解釈は避けたいと思います。
 三首の歌は、もっともな内容と思いますし、この想いに賛同する方は多いと
 考えます。
 ただ、私たちは世代間の離反を促す言質には惑わされないようにしたいと
 思っています。かつて私たちが若者であった時代の自らの思いも想い起して、
 彼らとの距離を埋める努力もしていきたいと考えます。

【詞書】春のとても綺麗な季節になりましたね。先日兄の祥月命日にお墓参りを
    してきました。今年も、3年前と同じような新しい春が来ました🎵
☆お彼岸に
   逝った兄貴の
     面影を
  桜に映す
    今年の春も
                         クロママさん
【解説】
 お兄様の「祥月命日にお墓参り」とは、可愛い妹さんに常にお参りして頂けたら
 お兄様も幸せな方と思います。コロナ禍から少し解放され新しい春を感じる
 日々ですが、桜を始め春爛漫の景色を楽しみたいですね。
 お彼岸に身罷ったお兄様の面影は、桜を見るたびに思い出されるでしょうが
 この歌はお兄様への何よりの供華になると思います。お兄様への温い追憶の想いが
 浮かぶ分かりやすい、しみじみとした歌と考えます。

【詞書】春雨のアダージョ サミュエル・バーバーの「管弦楽のためのアダージョ」
    を聴いて
☆満開の桜の中を
       雨。。。
  なんて静かな朝なのだろうか
                         自閑 (jikan314)さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 サミュエル・バーバーの「管弦楽のためのアダージョ」(弦楽四重奏曲 ロ短調 作品11
 第2楽章)をある方がブログで紹介していました。YouTubeで聴いてみると、これほど
 人を憂鬱にさせる曲も無いなあと思って調べたら、ケネディ大統領の葬儀で流していて
 有名となり、バーバー自身は生前「葬式のために作った曲ではない」と不満を述べて
 いたそうです。しかし、これほどの憂鬱な曲を作っておいてとは思いますが。
 昭和天皇崩御の時もNHK交響楽団が演奏したとか。もう一つ映画プラトーンで使用
 されたイメージがあるが、今回の短歌では、そのイメージは使っていません。
 去年はパッヘルベルのカノンでの春雨だったが、今年は満開なのに何処にも行けない
 暗い雰囲気で静かな朝を。
 下記URLにYouTubeを貼り付けておりますので、ご覧いただけば幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/28dbfbaf7da328fa669642e2d38e5b56
【投稿外コメント】自閑さんご自身のコメントです。
  世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(在原業平 伊勢物語、古今)
 いよいよ桜🌸が満開となり、どこの桜を見ようかと、色々計画されてらっしゃるかと。
 今回も桜の歌を紹介します。
  花にあかぬ嘆きはいつもせしかども今日のこよひに似る時はなし(同 同、新古今)
 京都で、この歌に合う所はどこかな?と探し、東山円山公園の桜がライトアップして
 いたので、見に行きました。
  もろともにあはれと思へ山桜花より外に知る人もなし(行尊 金葉)
 吉野の奥千本に行った帰り、宮滝に行けると言う誰もいない山道を降りると、一本の
 桜が咲いていて、ふと口に出ました。
  山里の春の夕ぐれ來て見ればいりあひのかねに花ぞ散りける(能因 新古今)
 印象派の絵画の様に感じます。合うかと滋賀の園城寺に行きましたが、大寺院で
 ちょっと違い過ぎました。
  さそはれぬ人のためとやのこりけむ明日よりさきの花の白雪(九条良経 新古今)
 後鳥羽院口伝によれば、良経は、この歌が自信作とのこと。大内の左近の桜の花見です。
  八重にほふ軒端の櫻うつろひぬ風よりさきに訪ふ人もがな(式子内親王 新古今)
 式子内親王は、大炊御門殿、今の京都裁判所と小学校辺りに住んでおり、隣に住む
 甥の惟明親王を花見に誘った歌です。京都裁判所の桜は、ソメイヨシノよりやや遅れる
 ので、京都御苑が散っていたら、見に行っては?
  桜散る木の下風は寒からで空に知られぬ雪ぞふりける(拾遺集 紀貫之)
 貫之と聞くと嫌悪を抱く方もいますが、花びらを空に知られぬ雪と表現した所が秀逸。
【解説】
 作者もおっしゃるように「バーバーのアダージョ」は、落ち込むほどに憂鬱な曲ですが、
 人の死は本来こういうものだと曲を通して主張しているとも言えますね。また、悼む
 想いを曲に込めたとも感じてしまいます。
 一方、「三大レクイエム」の作曲者の一人であるフォーレのレクイエムは、至福の
 喜びにも満ちた開放感を感じさせます。かつて、レクイエムがこんなに明るくて
 良いのだろうかとも感じました。作曲家の真意は理解できないですが、死に対する
 感じ方、理解はそれだけ振幅が大きいのだと思ったことがあります。
 この歌に詠まれたように満開の桜に降る雨のイメージと「バーバーのアダージョ」は
 ピッタリ合っていると感じます。このように
曲に響き合う詠歌も良いものですね。
 なお、在原業平を始め「桜の和歌」を紹介いただきありがとうございました。
 水曜サロンに集う皆さんの学びになりますので、次週以降にも掲載させて頂ければと
 思います。

【詞書】孫のいない私は若い人と年を比較することはないので、幼稚園児から知っている
    子の成長に驚きました。
☆高校の入学祝いを渡したり
     われと彼との年齢差六十
【詞書】湯中りは聞きますが、人中りはどうでしょうか
☆三年のコロナ籠もりの解除され
       外出おおく人中りする
                         リコさん
【解説】
 二首目は、人流も増え多くの人の中で「湯あたり」と同様に人に気疲れし体調に
 変調をきたしたとの、今日的な状況を詠んだ時事詠となっています。
 なお「人中り」の造語に込めた想いは十分に分りますし、賛同したいと思います。
 ただ「人当たり」「湯中り」「水中り」等はあっても、「人中り」は用語としては
 存在しないようですので、このケースのように詞書として示すことは必要と思います。
 斎藤茂吉の「逆白波」の歌は、造語としても有名ですが、私も名歌と思います。
  〇最上川逆白波の立つまでに吹雪く夕べとなりにけるかも  斎藤茂吉
 短歌で詠まれる歌語(句語)で辞書にない「造語」はたくさんあります。使用には
 一部批判はありますが、感性に響く納得性のある語であれば是と考えます。
 「水曜サロン」では短歌の諸々の規制や垣根を外し、純粋に「一行の詩」としての
 短歌のあるべき姿を求めてみたいとも思っています。

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆先がけて彼岸を前に咲く桜 なぶる氷雨も しのぎ上むく
                         ポエットM
★春彼岸 墓石を洗う息の背なに 誰の言葉か花のひとひら
                         夕庵さん
★ひとひらの花に託して伝えたき 想いもはるか今はただ夢
                         ポエット・M

☆春彼岸 墓石を洗う息の背なに 誰の言葉か花のひとひら
                         夕庵さん
★ 父母を偲びて春の彼岸花 その声今もわがうつしみに
                         みっちっちさん
★ 膝に猫のせて繰り言つぶやきし 母の丸き背ただに懐かし
                         夕庵さん
★ 膝の猫撫でて狭庭の水仙を眺めし母の丸き背いまも
                         みっちっちさん

☆先がけて彼岸を前に咲く桜 なぶる氷雨も しのぎ上むく
                         ポエットM
【詞書】氷雨もしのぎ上を向いて戦地に赴き、二十歳で戦死した若者。若き戦士は桜の
    ように咲き、そして散っていったのだ。桜は亡くなったものへの供花でもある。

★桜花 雨に散り そのひとひらは二十歳戦死とある墓へ落つ
                         みっちっちさん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆

☆濡れてなお妖しく光る夜桜に お七のすがた浮かびて消ゆる
                         ポエット・M
【解説】
 当地で、東京より一日早く開花した桜・染井吉野は既に満開となっていますが、
 折悪く連日雨に見舞われています。それでもライトアップされた桜は妖しいまでの
 艶やかさと彩どりを放っています。そんな桜に坂本冬美の歌う「夜桜お七」の
 「燃えて燃やした肌より白い花」のイメージが浮かべて詠ってみました。この作詞は
 歌人・林あまりによるものですが、歌舞伎「八百屋お七」をモチーフとしたとも
 言われています。
 

     「夜桜 染井吉野」


「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (20)
  
6.山岳無情(2)
 
   山がある故に登らんその自乗
          独り心で遠く泣くため  嵯峨吹雪

   誰が泣くや
     陽のさんさんと
          降りそそぐ
       富士山頂に
          「白痴」となりて ※1

        遥かなる
          君の聖国(みくに)を
                 仰ぎ見る
              富士山頂の
                影ぞ哀しき

               春の夜の
                 夢路を辿る
                    故郷の
                薄黄緑の
                  山の峰峯
         身も震え
           心も震う
             故里の
            峠に荒れし
              山河を見つつ

      故里の
        荒れし山河に
            赤々と
          夕陽の射して
             傷のごとしも

    註)※1:ドフトエスキー「白痴」の主人公 ムイシュキン侯爵への
          深い共感をこめて…。


     「椿・鈴鹿の関」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
 字数制限(HPコードレベルで30,000字)により、今回は掲載を見送りました。

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。なお、ブログの
   字数制限(30,000字)により、コメント等編集させて頂く場合もあります。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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21 コメント

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短歌投稿 (knsw0805)
2023-03-29 07:27:39
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」私は海を眺める時「春の海」が比較的好きです。春の海は風も吹かず穏やかです。そして太陽が水面に当たりキラキラと輝いている様は何とも言えない心地に誘われます。そこで拙者ブログで「訪れてみたい春の海」を特集していますが、詠んでみました。特に宮島は故郷山口県に近いこともあって何回も訪れています。

広島「宮島」
「宮島の潮に誘われ大鳥居 鹿と戯れ桜に遊ぶ」

石川県「白米千枚田」
「幾重にも重なる田んぼ千枚田 広がる絶景原風景も」

渥美半島「恋路ケ浜」
「恋人の聖地名高い恋路ヶ浜 四葉見つけて幸せ浸る」
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-03-29 08:17:41
ポエットMさん
おはようございます。

桜と二十歳戦死の歌の詞書を、私のブログから転記して頂いたのですね。
優しいお心遣いに感謝します。
あの歌の、若者は桜でもあったのかという私の真意は、詞書がなければ分かり辛かったですものね。
そこまで考えて頂いて本当にありがとうございました。

早速ですが、
夕庵さんへの返歌です。

⭐️朝一番コップの水のやわらかさ春がきたのを喉が知らせる
夕庵さん

★ ただ水を含めば ほのとやさしきは いまはの母の笑み偲ぶゆへ
みっちっち

月を見ても桜を見ても水を含んでも、母の優しい笑顔を想い出します。今際の母の優しい笑顔があったから、私は頑張れると思うのです。

よろしくお願いいたします。
返信する
在原業平 (チョウキチ)
2023-03-29 17:10:55
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(在原業平 伊勢物語)なにしおわば いざ言問わん。。。の業平さんを思い出しました。ミヤコドリは素晴らしい鳥でずっと見ていても飽きません。ある時期にはユリカモメがミヤコドリだったそうですが、やはり、現在のミヤコドリがぴったりしますね。言問橋、業平橋懐かしい浅草界隈です。
返信する
kenさんへ (ポエット・M)
2023-03-30 20:04:32
kenさん こんばんは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

「訪れてみたい春の海」の特集は、コロナ禍から解放された多くの皆さんの共通の関心事ですね。
三首の歌に詠まれた「宮島」「白米千枚田」「恋路ケ浜」は現代の、歌枕でもあります。

二首目の「白米千枚田」は、「急斜面に1004枚もの小さな田が幾重にも段になって海岸へと
広がる絶景は日本の原風景」との説明を拝見しました。
急傾斜の地を人力のみで耕し、土手を築き営々と稲作を行ってきた方々の、命をすり減らしての
営農の歴史を思い起こし、粛然とした想いにさせられます。
そんな想いを込めて、ご参考として詠ってみました。
 ★千枚を越える棚田のそれぞれに 削る命の重き歴史も 「白米千枚田に寄せて」
これからもよろしくお願いします。
返信する
みっちっちさんへ (ポエット・M)
2023-03-30 20:06:01
みっちっちさん こんばんは。
ブログを拝見し、歌に響き合う素敵な詞書が記されていましたので、御断りもせず
掲載させて頂きました。鷹揚に受止めて頂き嬉しいです。

おっしゃるように歌と詞がマッチし、一つの歌物語を構成していました。
これからもよろしくお願いします。
返信する
チョウキチさんへ (ポエット・M)
2023-03-30 20:07:14
チョウキチさん こんばんは。
 〇名にし負はば いざ言問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと (在原業平)
在原業平が都を遠く離れ、都に残してきた恋人の安否を都鳥に問いかける歌ですが・・・。
おっしゃるように「ミヤコドリ」の飛翔する姿は「名にし負はば」に値する、素晴らしさですね。

私も、現役の時代、開発場所が浅草に近かったこともあり、言問橋、業平橋はよく出向きました。
今は、スカイツリーの撮影スポットとしても有名ですが…、ネーミングに古き良き時代のゆとりを
感じます。
これからもよろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-03-31 05:42:37
おはようございます。
出詠いたします。

⭐️ こぼれ来る朝の光に桜花 誰(た)に告げらるや 今ぞ散りそむ

満開の桜は、誰に教えられたか、自分で散り際を知るのか、悠然と散ってゆきます。
一年に数日しか咲かない、散り際も美しいそんな桜に惹かれます。

よろしくお願いします。
返信する
みっちっちさんへ (ポエット・M)
2023-03-31 13:41:25
みっちっちさん こんにちは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

咲き満ちて、朝のひかりを浴びながら静かに散っていく。己の使命を果たしたがごとく
潔く散るその様は、見事と言うほかはありませんね。
そんな散り際の見事さをも行間に詠み込んだ詠歌に共感します。

開花から散り際まで、刹那とも言えるその間に受粉し実を結ぶ花の手際の良さにも
感嘆する次第です。
人はこの花の如くありたいと、しみじみと思うことがあります。そんな想いにもさせて
くれる詠歌と思います。
これからもよろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-04-01 23:39:44
こんばんは。
ポエットMさんへの返歌です。

⭐️濡れてなお妖しく光る夜桜に お七のすがた浮かびて消える
ポエットMさん

★ はんなりと桜あかりのぼんぼりに舞妓のうなじ白く浮きたつ
みっちっち

夜桜は艶やかで妖しく、又、散り際も潔くお七の姿が浮かびますね。悲しいお七の物語は受け継がれ、舞妓さんはお七さんを偲んで、桜を愛でたのかもしれません。

よろしくお願いします。
返信する
Unknown (1948219suisen)
2023-04-02 15:18:13
こんにちは

今週の出詠をさせていただきます。

数日前に私の住む兵庫県川西市水明台に群生している彼岸桜を見てきました。その折に詠みました三首を出詠させて頂きたいと思います。

★猪名川の渓の桜を見下ろせば雲海の上(へ)に浮かぶ心地す

★蜂が来て蝶々の飛びてゐる渓の菜の花は咲く桜の下に

詞書 水明台の対岸の清和台には、お城のような大きな老人ホームが建っています。

★水明台の切り株椅子に座り見るお城のやうな老人ホームを

木の切り株を椅子にしたものを「切り株椅子」と詠いました。
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