第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その175 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」の「返歌」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中で自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。飛び入り歓迎です。
「咲き満る桜 染井吉野」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆寒戻り 川辺の桜 北風に吹かれ 早々 花筏なる
西BOOさん
★さくら花 風雪被り頭を垂れつ 涙の雫 春は気まぐれ
夕庵さん
☆万華鏡のとりこになりて ひとしきり 影なき妖しの夢に遊びぬ
夕庵さん
★孫宛てに投影型の万華鏡 電話で「ジイジ綺麗かったよ」
西BOOさん
★無心にて孫の遊びし万華鏡 いかなイメージ夢見ているや
夕庵さん
★楽しんだ夏の山上遊園地 もしや夢にも出てきてるやも
西BOOさん
★春の空 手を振る孫はヒコーキの 一周するごと笑顔弾けて
夕庵さん
☆むらさきに瀬戸の島々 霞み立ち さざ波白く船腹による
みっちっちさん
★瀬戸内の君住む島は朝夕に 潮騒の音聞こえるばかり
夕庵さん
★偲ばるるふるさとの村 朝夕の鐘聞きながら日々のいとなみ
みっちっちさん
★朝夕の新聞見ても おぞましき事件の多し さくら見に行く
夕庵さん
★人間の生まれし時は皆同じ おぞましき道行くは何ゆへ
みっちっちさん
★人間は哀しき性(さが)を合わせもつ 善と悪とのやじろべえなり
夕庵さん
★この道を進むか否か 人生の岐路に迷へるやじろべえなり
みっちっちさん
★さくら咲くこの道歩けば思い出す 遠き目をして語りし友を
夕庵さん
★円山の枝垂れ桜を楽しみて デートコースは洋館のカフェ
みっちっちさん
★丸山の枝垂れ桜もよみがえり 見事な傘のなかのお花見
夕庵さん
「咲き初める 枝垂れ桜」
☆機首を上げ はるか機体は陽炎ひて 心で君にさよならを告ぐ
みっちっちさん
★旅立ちは笑いと涙のエアポート 君の前途は洋々ととして
夕庵さん
★島を立つ連絡船に若者は リュックひとつに希望を詰めて
みっちっちさん
★おおいなる夢と少しの不安のせ 行き交う船に手を振る人ら
夕庵さん
★春風の伊根の舟屋の観光船 かもめ群れ飛び手を振る人ら
みっちっちさん
★輪を描き伊根の舟屋にカモメらは 魚をねだりて今朝もにぎやか
夕庵さん
★にぎやかな下校時間に 君の背を見つめるのみのはじめての恋
みっちっちさん
★目を伏せて見つめることもなきままの 淡き思いの初恋ありき
夕庵さん
★おしゃべりも気軽にできぬ初恋は 斜め後ろに座りし君よ
みっちっちさん
★婚活のマッチングアプリの落とし穴 恋模様なきネットの世界
夕庵さん
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「咲き盛る 花桃の花」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
☆ぼんぼりを映し咲き満つ桜花 妖しきまでの 憂い秘めもつ ポエットMさん
★ぼんぼりの石畳ゆく遠き日の 京の夜桜まなうらに立つ 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆めずらしや 今年の冬は長引いて 入学式に桜、満開 西BOOさん
★念願の校門くぐれば見えてくる 未知の知識や冒険の旅 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆路地裏の昼を灯せる雪柳 少し揺れゐて かくれんぼの子 みっちっちさん
★雪柳の白さか猫の尻尾かと じゃれ合う春のごごのひととき 夕庵
☆ひと雨にいよよ白増す雪柳 風にさざ波沸き立つごとく みっちっちさん
★春の湖きららに寄せるさざ波に 無人のボートが小さく揺れて 夕庵
よろしくお願いいたします。
夕庵さんへの返歌です。
☆ぼんぼりの石畳ゆく遠き日の 京の夜桜まなうらに立つ 夕庵さん
★まなうらに 桜月夜の石畳 先ゆく君の 白きうなじよ ポエット・M
よろしくお願いいたします。
夕庵さんへの返歌です
⭐️雪柳の白さか猫の尻尾かと じゃれ合う春のごごのひととき
夕庵さん
★春昼の狭庭にじやれる雀どち じつと見つむる猫の目きらり
みっちっち
⭐️春の湖きららに寄せるさざ波に無人のボートが小さく揺れて
夕庵さん
★初夏の宝ケ池に日の班照り 恋人たちのボート行き交ふ
みっちっち
よろしくお願いいたします。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆小夜更けて桜の花も眠らんか 宴の後の上弦の月 夕庵さん
★花見酒 事務所近くの川原で 見上げて酔いしライトアップに 西BOO
よろしくお願い致します。
☆まなうらに 桜月夜の石畳 先ゆく君の 白きうなじよ ポエットMさん
★朧夜の垂れ桜のさゆらぎに 君の胸裡のゆれて切なき 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆春昼の狭庭にじゃれる雀どち じっと見つむる猫の目きらり みっちっちさん
★黒猫のまるい金目の神秘さに 惹かれて今日も引きこまれそう 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆初夏の宝ヶ池に日の斑照り 恋人達のボート行き交ふ みっちっちさん
★二人乗るボートは激しい川下り 何処へ行くのか行く先わからぬ 夕庵
よろしくお願いいたします。
夕庵さんへの返歌です。
☆朧夜の垂れ桜のさゆらぎに 君の胸裡のゆれて切なき 夕庵さん
★揺れてなお君への想いひたすらに 貫きゆくや朧夜ぬいて ポエット・M
よろしくお願いいたします。