「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

(無題)

2008-07-28 23:23:09 | 静岡空港
鈴与設立の航空会社が3路線4往復の計画発表。
開港時には間に合わず、4~5か月遅れての就航らしい。
小松に2便、鹿児島1便、熊本1便とのことだが、機体は76人乗りのコミューター機材。
ゆえに着陸料は微々たるもので到底空港の黒字化には貢献しない。
むしろ、県の援助をということになれば、かえっていい迷惑だ。
県民の税金への乞食根性は出さずに自己責任を全うしてもらいたいものだ。
着陸料や空港の使用料・借地料などしっかり払った上なら、赤字であってもなんら非難されることもないだろう。

さて、見通しは?
観光客の利用はほとんどないだろう。
むしろビジネス利用狙いだろうが、便数が少なすぎる。
機材トラブルで遅延やキャンセルとなれば代替がきかない。
機材整備体制の不安もある。
結局は選挙と同じでどれだけ県内企業から鈴与が支持されているかというところの評価となるだろう。
系列企業だけでは足りないだろうから頭を下げに企業回りをする必要があるが、その辺は頭を下げるのに慣れた県幹部や空港職員にやらせればよいが、それでも黒字になるかは疑問だ。
多くの県民にとっては無縁の存在となることはほぼ確実だ。
ゆえに、税金投入は許されるものではないのだ。
料金を取る以上は鉄道利用者同様に受益者負担とすべきである。ましてや県民が暑い中で我慢して節約したCO2を一瞬で排出してまで時間短縮をしようとする者たちが利用するのだ。

1座席当たり航空機の10分の1のCO2排出の新幹線でエコ出張。
もし行政が支援するなら普通はこちらだろう。
未だにプロパガンダ紙を毎週職員全員に配布しごみ箱を紙で満たす静岡県。
電子文書化と威勢はいいが、プログラムの不具合で電子供覧も起案もできず紙でやれという新文書管理システム。
日々、建前と現実のかい離を目にしていても、やはりおかしいという気持ちはなくならない。
結局、環境といっても行政の建前にすぎないという「すべからく欺瞞」の証明が空港でも行われるということだ。