「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

正義は勝たない

2008-07-01 23:29:34 | 日記
県議会はさながら笑えない猿芝居の様相だ。
ツインメッセは狭すぎるので空港周辺地域に各種イベントなどが開催できる大規模多目的交流施設を作ってはとの県議の質問に、
知事は「その必要性、有益性を感じている。」と評価した上で、「東名高速、国道1号、新東名高速と近接し、全国屈指の交通利便性の高い地域で、展示場、見本市などができる施設の成功は間違いないと感じる」(静岡新聞6月28日)と実現に向けて調整を進める意向を示したのだ。

空港需要、空港収支でこれまで嘘をついてきたことなど、もう忘れたかのようだ。
これ以上ハコ物を作ってどうするのか、常軌を逸している。だが、信じがたいがこれが現実。さらなる長期独裁に向けての意欲が火をつけているのだろう。

燃料高騰で物価が上昇し国民が疲弊する中、温暖化で環境問題も切実となる中、債務残高の上昇が続き財政が危機的な中、高齢化が進展し歳出圧力が強まる中、・・
我が静岡県の将軍様は独裁者の末路にありがちな偏狭と不合理な判断で県民生活と未来にとどめを刺そうとしている。

暗黒時代。今はそう言ってよいのかもしれない。
ナチス圧政下同様、理性や正義は勝たない。レジスタンスはあくまで次の時代への一条の光でしかない。
ゆえに、すべての人がリスクを冒して抗う必要はない。その信念に殉教の満足を感じられる者だけでよい。
独裁者の力は強大だ。どうか無駄死にはしないでほしい。今は、逃げ延びることも、沈黙を守ることも決して恥ではないのだから。