「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

静岡空港利用者の推移(開港3年目第9月)~税金投入も不発続くお荷物空港~

2012-03-05 20:32:00 | 静岡空港
静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移

(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港3年目の第9月となる2月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
先月同様、搭乗者数に加え頼みの搭乗率も前年同月比で下回る厳しい状況が続いている。
税金投入の広告宣伝や利用者補助といったばらまき追加策も効果を上げていない。
利用者数は国内国際合わせ月計31,786人であり、一日当たり約千人となるが、これは往路で1人、復路で1人と計算したものなので実質1日五百人程度が静岡空港で搭乗手続きしているにすぎないものに約四十億円もの税金が毎年投入されている。
防災対策の強化も市町任せで県は口先ばかりというのも納得の税金使途だ。

8か月間の利用者数は314,573人であり、震災前の初年度比で9か月間平均の水準で推移すると仮定すれば、3年目の年計は初年の63万人、2年目の51万人をさらに下回る43万人程度と推計される。
空港建設のための需要予測では開港初年度138万人から右肩上がりで増えて行くとしていたものが正反対の右肩下がり。
川勝が就任当初明言していた「1年目(2009年度)は60万人だったから、2年目(2010年度)は70万人、3年目(2011年度)は80万人、5年目(2013年度)には100万人」との言葉も空しく、彼もまた「言うだけ番長」である。

では、以下に今月の実績を記す。
<平成24年2月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H24.2/H23.2):搭乗率[H24.2;H23.2]

札幌線:116.4%(5,828人/5,009人):[64.2%;74.5%]
福岡線:127.9%(6,261人/4,894人):[66.2%;54.9%]
沖縄線:98.4%(5,160人/5,246人):[74.1%;78.1%]
小松線:-%(-人/1,043人):[-%;54.3%]
熊本線:-%(-人/1,550人):[-%;34.7%]
松本線:-%(-人/2,606人):[-%;61.1%]
鹿児島線:85.2%(1,476人/1,732人):[56.6%;78.1%]

国内定期便計:84.8%(18,725人/22,080人):[66.6%;59.0%]

国内線チャーター便計:11.2%(132人/1,174人):[86.8%;74.3%]

ソウル線:71.3%(11,095人/15,571人):[64.4%;77.4%]
上海線:57.7%(1,107人/1,917人):[46.0%;47.1%]

国際線定期便計:69.8%(12,202人/17,488人):[62.1%;72.3%]

国際線チャーター便計:22.4%(727人/3,245人):[80.8%;75.5%]

全路線計:72.3%(31,786人/43,987人):[65.1%;65.2%)]