先日公判で明らかにされた事実(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/613.html)が知事の耳に入っていなかったことが公判から1週間も経った16日の知事会見で明らかになった。
記者から9日の公判で明らかになった事実の感想を求められるも、「木は育ちますので」とかかつての将軍様発言を思い出すような言葉まで出て話がかみ合わず。
それもそのはず、知事に報告が入っていなかったのである。
記者からは「把握していなかったことは問題ではないか」といわれ、最後は「中身を拝見して改めてコメント」ということになったのだが、役人に不都合なことは徹底して隠蔽するという組織風土はやはり不変だ。副知事両名とも県役人上がりでは守旧的身内意識が強化されるのは必然なのだが、彼にはそこまで読む力はなかったということだ。
さて、その組織風土を築きあげた前知事石川嘉延が久しぶりに新聞紙面に登場。
7月16日の読売新聞でJALとの搭乗率保証の経緯について内輪話を明らかにしたのである。
これによれば、ANAの就航表明で機嫌が悪くなったJALとの交渉を国土交通省から天下っていた空港部長に一任。
この部長が、搭乗率70%を飲まないとJALは就航しないと言ったため、70%は高いと感じたが、JALの「新規投資なので、採算分岐点は上がる」との説明もあって受けたとの石川証言だ。
そういえば、川勝は就任後初記者会見で、搭乗率保証の経緯をみなさんに公開すると約束していた(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/510.html)はずだが、本人も記者も忘れてしまったかのようだ。
役人のサボタージュが功を奏したようだが、保証金問題がもつれる中、不人気で出番を失った前将軍様の出たがりは知事にとっての誤算となりそうだ。逆に役人にとっては責任を国の天下りに押し付けた上で裁判になって真実が明らかになるのを回避できればという思いが見え透ける。いずれにしても、一連の策謀の中から知事は蚊帳の外だ。
もちろんこの証言、当時の当事者の発言だけに今JALと争っている保証金不払い問題にも影響しそうである。
正しい判断にとって情報は命である。
その命を役人に握られたままではこういうことの繰り返しとなろう。
16日の会見での、冒頭の質疑の際に見せた裸の王様の険しい表情が苦悩を物語っている。
記者から9日の公判で明らかになった事実の感想を求められるも、「木は育ちますので」とかかつての将軍様発言を思い出すような言葉まで出て話がかみ合わず。
それもそのはず、知事に報告が入っていなかったのである。
記者からは「把握していなかったことは問題ではないか」といわれ、最後は「中身を拝見して改めてコメント」ということになったのだが、役人に不都合なことは徹底して隠蔽するという組織風土はやはり不変だ。副知事両名とも県役人上がりでは守旧的身内意識が強化されるのは必然なのだが、彼にはそこまで読む力はなかったということだ。
さて、その組織風土を築きあげた前知事石川嘉延が久しぶりに新聞紙面に登場。
7月16日の読売新聞でJALとの搭乗率保証の経緯について内輪話を明らかにしたのである。
これによれば、ANAの就航表明で機嫌が悪くなったJALとの交渉を国土交通省から天下っていた空港部長に一任。
この部長が、搭乗率70%を飲まないとJALは就航しないと言ったため、70%は高いと感じたが、JALの「新規投資なので、採算分岐点は上がる」との説明もあって受けたとの石川証言だ。
そういえば、川勝は就任後初記者会見で、搭乗率保証の経緯をみなさんに公開すると約束していた(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/510.html)はずだが、本人も記者も忘れてしまったかのようだ。
役人のサボタージュが功を奏したようだが、保証金問題がもつれる中、不人気で出番を失った前将軍様の出たがりは知事にとっての誤算となりそうだ。逆に役人にとっては責任を国の天下りに押し付けた上で裁判になって真実が明らかになるのを回避できればという思いが見え透ける。いずれにしても、一連の策謀の中から知事は蚊帳の外だ。
もちろんこの証言、当時の当事者の発言だけに今JALと争っている保証金不払い問題にも影響しそうである。
正しい判断にとって情報は命である。
その命を役人に握られたままではこういうことの繰り返しとなろう。
16日の会見での、冒頭の質疑の際に見せた裸の王様の険しい表情が苦悩を物語っている。