不明の年金記録が5000万件のほかに1430万件新たに明るみに出たかと思えば、今度は社保庁のコンピュータ記録と過去の手書き記録を3000件抽出照合したら数件の記録に内容の食い違いが見つかったという。
次から次へと不祥事の実態が明らかになっていく様は数年前の本県の裏金問題をみるようだ。
彼ら職員はどういう意識で年金記録の入力をし、不明記録の放置をしたのだろう。
そのことが年金受給者の今日の切実な問題に及ぶという想像力はなかったのだろうか。
それでもよいと本当に思っていたのだろうか。
そもそも、誰のためにその仕事をしていたのだろうか。
大きな組織の中に居ると、ふと誰かが、どこかが、やるだろうという信頼というよりも甘えが生じるものだ。
組織と組織の狭間に置き捨てられる社会的役割は多い。
だから、自分のところで何とかしなければという意識が重要になる。
それは直接やるということに限らず、問題を放置しないという思いがあれば良い。
一人一人がなすべき使命を自覚しなければ、組織は単なる機械でしかない。
厚生労働省は厚生省と労働省が合わさって再スタートしたが、大蔵省が財務省へと、伝統よりも国民に分りやすい名前にしたのとは対照的だ。
名は体を表すというが、国民を向いているのか自らの組織を重んじているのかが一目だ。
県は今年、健康福祉部を厚生部に改めたが、これも国を見ているか県民を見ているかが象徴されている。
従来から国の出先のようだと揶揄されていたものが実態に合った名前になったということなのだが、おかげで、現場には、厚生部の出先ということで、年金の相談の来庁者まであり、丁寧に国の機関と県の機関は違うことを説明し本来の社保庁の出先を紹介したが、現場の不都合も考えず国に倣えの行政はいい迷惑だ。
来年度は出先の再編があるかもしれないというが、もし○○厚生事務所なんてことになったら、厚生事務所の何々ですがを電話でいうと更生なのか何なのか説明しなければ分りにくい。
現場無視、県民不在の組織いじりはいいかげんやめてもらいたいものだ。
県のホームページも混乱している。
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-420/kansen/doctor.html
表題は健康福祉部のままで、右上のリンクは厚生部。
左の業務案内を見ていくと現行の法令とは異なる内容のままというものまである。
法令違反はしていないというのかもしれないが、誰のための組織かを考えてほしい。
次から次へと不祥事の実態が明らかになっていく様は数年前の本県の裏金問題をみるようだ。
彼ら職員はどういう意識で年金記録の入力をし、不明記録の放置をしたのだろう。
そのことが年金受給者の今日の切実な問題に及ぶという想像力はなかったのだろうか。
それでもよいと本当に思っていたのだろうか。
そもそも、誰のためにその仕事をしていたのだろうか。
大きな組織の中に居ると、ふと誰かが、どこかが、やるだろうという信頼というよりも甘えが生じるものだ。
組織と組織の狭間に置き捨てられる社会的役割は多い。
だから、自分のところで何とかしなければという意識が重要になる。
それは直接やるということに限らず、問題を放置しないという思いがあれば良い。
一人一人がなすべき使命を自覚しなければ、組織は単なる機械でしかない。
厚生労働省は厚生省と労働省が合わさって再スタートしたが、大蔵省が財務省へと、伝統よりも国民に分りやすい名前にしたのとは対照的だ。
名は体を表すというが、国民を向いているのか自らの組織を重んじているのかが一目だ。
県は今年、健康福祉部を厚生部に改めたが、これも国を見ているか県民を見ているかが象徴されている。
従来から国の出先のようだと揶揄されていたものが実態に合った名前になったということなのだが、おかげで、現場には、厚生部の出先ということで、年金の相談の来庁者まであり、丁寧に国の機関と県の機関は違うことを説明し本来の社保庁の出先を紹介したが、現場の不都合も考えず国に倣えの行政はいい迷惑だ。
来年度は出先の再編があるかもしれないというが、もし○○厚生事務所なんてことになったら、厚生事務所の何々ですがを電話でいうと更生なのか何なのか説明しなければ分りにくい。
現場無視、県民不在の組織いじりはいいかげんやめてもらいたいものだ。
県のホームページも混乱している。
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-420/kansen/doctor.html
表題は健康福祉部のままで、右上のリンクは厚生部。
左の業務案内を見ていくと現行の法令とは異なる内容のままというものまである。
法令違反はしていないというのかもしれないが、誰のための組織かを考えてほしい。