「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

県民不在

2007-06-21 23:33:35 | 日記
暑い日が続いている。
そんな中、今日は執務室内でネクタイを締めた暑苦しい職員組合幹部が勤務時間内というのに演説をうって、よりうっとうしい。
県民にも軽装で来庁をと県が宣伝している中で、なんでも反対姿勢の職員組合といってもクールビズにまで反対することはないだろうに。

まだ、冷房の入る時期でもないので、来庁者もつらそうだ。
特に私のところに来る来庁者は高齢の方で体の不自由な方が多いため、やっと着いたところで頭だけが顔を出すほどの高さのカウンター越しに見下ろすように対応しなければならないのは切ない。
県には昨年改善を要望したものの全くの建前答弁のみで、弱い立場のものには税金を使わない姿勢が明確だ。
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/qu5.html
一方で、大型箱物施設のエコパでは県のユニバーサルデザインを誇示するために贅沢設備に税金が惜しげなく投じられている。
http://damepo-tour.net/shizuoka/shizuoka01-2.htm
結局は、ユニバーサルデザインといっても、静岡県では当初の理念はお構いなしに、県の宣伝に利用できるか、という視点でしか取り組んでいないということだ。
このことは、県からの電話でもはっきりしている。
県から電話すると標準は「非通知」だ。
いまどき携帯に電話して非通知だと出てもらえない。
そこで「186」をつけて電話すると、今度は鰍ッた所の電話番号が通知されないというシステムになっている。経費節減のためというが、県民からの苦情も寄せられている。

県は、
「県庁では、通常の通話については電話番号を非通知としています。しかし、ナンバーリクエスト(非通知電話を取り次がないサービス)に加入されている相手先には、ダイヤルする際に「186」を最初に押し、番号を通知しています。この際、表示される番号は全く関係のない部署の電話番号となるため、職員には、県庁の電話番号表示に関する仕組みについて周知していますが、相手先に名前や連絡先を正確に伝え、県民の皆様にご迷惑をお鰍ッすることのないよう、今後も周知徹底を図ってまいります。」
などと回答しているが、相手先が留守番電話にしていることが前提となっている。
全く自分勝手。
これで、ユニバーサルデザインか?県民本位か?

多額の税金を投じての広報で大本営発表が県民を洗脳する中で、こうして現実を語り伝えることでささやかな抵抗をしている今日このごろである。