明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ここの餃子はやっぱりウマい! 千歳船橋『ヤマタニ餃子店』

2021年06月07日 | 餃子
今回のブログタイトル、ひねりがなくて申しわけないが、
過去にも何度か述べてきたように、『ヤマタニ餃子店』の餃子はウマいのである。
こちらのお店のオーナーは、国分寺で『ぴぐもん』という居酒屋も経営しており、
当店の人気メニューであった、「餃子」の専門店を、世田谷区の千歳船橋でオープンしたのが2016年。
その後、ぴぐもんは閉店したが、ヤマタニ餃子店は隣駅の経堂と祖師ヶ谷大蔵にも支店を出し、現在に至る。
「餃子の大将」を自称する(山下清さんを意識)ほど餃子を愛し、いろんなお店で食べてきた私が、
一番好きなお店は高円寺『赤天』なのだが
一番ウマいと思っているのが、ぴぐもん=ヤマタニ餃子店なのである。

ここで、ぴぐもん紹介時にも載せた、ヤマタニ餃子店のレギュラー商品「特製餃子・焼」の画像を再掲。


写真は2人前で、1人前は現在429円。「にんにく・にら」の有無を選べ、私は当然「あり」を選択。
普通よりやや大きめで、丁寧に包まれた皮の中身となるアンは、よく練り込まれた肉が主体。
けれども臭みやしつこさはなく、口に含むと旨味が充満。餃子は野菜多めが好みだが、ここだけは例外。
また、しっかり味も付いているので、調味料ナシでもイケる。
シソ、チーズ、海老入りなどもあるが、基本のアンが優れているので、どの具材とも合う。
以上、ここの餃子について解説してきたが、ぴぐもんのときも、同じようなことを語っているので、
気になる方は、そちらも見ていただきたい→こちらをクリック

とにかく素晴らしいヤマタニ餃子だが、いかんせん、私が小田急線に乗る機会が少ないため、
お店で食べた回数はごくわずか(持ち帰りはよく買っていた)。国分寺にあれば、頻繁に通うんだけどねえ。
ここからは、数年前に経堂店で食べたときの様子をお伝えする。
訪問したのは夕方16時台、私の大好きな日が沈む前の酒+餃子だ。
まずはメニューから。現在は少し値上げし、さらに税込表示になっている。




まずはホッピーセットの白を注文すると、お通しのキャベツサラダが出てくる。

※お通し220円、酒類注文客のみ

振りかけられた、オレンジ色の人参ドレッシングがおいしい。当然、お店のオリジナルだ。
しばらくすると、まずは「まるごと海老餃子・水」が完成。


一尾丸ごと入った海老と肉々しいアン、そしてチュルンと歯触りのいい皮との組み合わせが秀逸。
続いて、「特製餃子」と「チーズ餃子」が焼き上がった。


あまり美しくないが、皮をめくった中身の画像を。こちらが基本の「特製」。肉のピンク色が鮮やかだ。


こちらが「チーズ」。ベースは特製と同じ。チーズが濃厚な旨味をさらに増幅させる。


ホッピーもお替りし、別の餃子も食べたりして、すっかり酩酊&満腹で「ごちそう様です」。
この日の餃子は、オーナーではなく若手の社員が焼いていたように、部下も順調に育ってきた印象。
その後も経堂店は、テイクアウトの購入で何度か利用したが、オーナーとは会えずじまい。
既出したように、祖師ヶ谷大蔵にも支店を出したし、経堂店は部下に任せ、そちらで働いていたのだろう。

以降は、忌々しいコロナ禍もあり、最後の訪問から、約2年ほど空いてしまった。
最近のヤマタニ餃子店さんは、経堂店は臨時休業、他の2店舗も時短かつ酒なし営業を続けている。
そんなお店を応援するため…というか、あの餃子がモーレツに食べたくなったため、先日、千歳船橋店を訪問。
この日は、オーナーのひとり営業。コの字カウンターの店内席は、イスの数を減らし間隔を空けていた。
あと、おつまみメニューを絞り、定食や油そばなど、食事客向けのメニューが増加。


「どうもご無沙汰してます」と店主に挨拶し、さっそく餃子2種と油そばをオーダー。
以前は大勢の客でにぎわっていた千歳船橋店だが、この日の客は私だけ。
さすがのヤマタニさんでもこうなるか…とさみしく感じたが、その後は食事や持ち帰りの客が次々と訪問。
全盛期ほどではなかったが、店主はひとり回しのため、調理、接客、(持ち帰り注文の)電話応対と、忙しそうであった。
お酒を注文した客も何人かいたが、提供できないことを店主が詫びると、納得したのかソフトドリンクに変更していた。
揉めないのはさすが世田谷区民…というか、この辺の人は「都内の酒提供禁止」を知らないのか(苦笑)。
ノンアルコールビールなどもあるようだが、私は「ウーロン茶」330円を注文。
無論、「ちょこっと焼酎を入れてください…」といった、お店を困らせる要求はしない。
ちなみに、現在はドリンク注文は必須ではないようで、食事客にはジョッキ入りの冷水が提供される。

さてハナシは戻り、久々のヤマタニ餃子を味わうことに。まずは、「特製餃子・にんにくにらあり」429円。


個人的には、店主が焼いたのを食べるのは、約4年ぶり。相変わらずイイ焼き色である。
ひと口かじれば、焼き立てならではの熱気とともに、強烈な肉の旨味が口内にあふれ出す!
感想はただひと言、「やっぱりウマい!」だ。
ただ、ヤマタニ餃子をシラフで食べるのは、たぶんこの日が初めて。濃い味付けゆえ、酒が欲しくなった。
こんなにウマい餃子を、酒ナシで食べるなんて、ツラすぎるよ…。

もうひとつの餃子は、最近メニューに加わったと思われる「お好み焼風餃子」462円。


「紅しょうが餃子」に、ソース、マヨネーズ、削り節、青海苔をかけ、お好み焼き風に仕上げたもので、

※わかりづらいが、アンには紅ショウガ入り

以前紹介した、八王子の餃子専門店『餃子のパプア』にも、同様のメニューがある。
それから数分後、これも初めて食べる「しょうゆ油そば・並」726円が完成。


当初は、祖師ヶ谷大蔵店のランチタイム限定商品だったのだが、千歳船橋店でも提供されるように。
こちらは横からのアングル。スープ付きが嬉しいよ。


具材は、大きめカットのチャーシューに、メンマ、かいわれ、ネギ。底のタレと、よく混ぜ合わせてから食べる。
いざ麺をすすってみると、タレの風味が独特で、シンプルなようで複雑な、クセになるテイストだ。
醤油タレには、メンマの旨味のようなものが溶け込んでいるのだが、バカ舌の私には、もちろん味の正体はわからない。
味の濃さもほどよく、いずれにしても、麺150グラムの並では足りないウマさであった。
次回は300グラムの大盛か、もうひとつの「麻辣油そば」に挑戦だな。
なお、付け合わせのスープも、ショウガ風味でウマかった。つけ麺風にして食べればよかったかな。

最後に、もうひと皿だけ餃子が食べたくなり、「しそ餃子」429円を追加注文。

※ニラと区別つかないだろうけど、刻んだシソが入っている

焼肉屋でミント味のガムを噛むかのように(←全然違うのでは?)、お口を爽やかにしてからお会計。
「相変わらず美味しかったです」とオーナーに告げて退店。マスク内のにんにく臭が、実に心地いいね。

美味しかったのは事実だが、ヤマタニ餃子は、異様に酒が欲しくなるという危険性(?)に気付いてしまった。
餃子+ビール、あるいは餃子+ホッピーという、麻薬のように魅力的な組み合わせを味わうためにも、
次回は酒類販売OKの時期に行かなくては。



ヤマタニ餃子店 千歳船橋店
東京都世田谷区経堂4-7-8
小田急線千歳船橋駅から徒歩約1分
営業時間 現在は11時半~20時 19時半ラストオーダー
定休日 月曜(祝日は営業し、翌日火曜が休み)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「具だくさん」の美学 | トップ | 競馬スーパースター列伝 vol.... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

餃子」カテゴリの最新記事