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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

オカズだらけの飲める食堂 所沢『くるま』

2020年08月09日 | 定食、食堂
先日、惜しまれつつも閉店した、所沢の老舗居酒屋『百味』(ひゃくみ)。

※詳細は拙ブログ「所沢の「ザ・昭和居酒屋」『百味』が閉店していた…」にて

ところがその後、看板と入口横の壁に貼ってあった文面が、「またお会いしましょう」に変わっていると聞いた。
私も実際に見に行ったところ、下記のように「またお会い出来るのを楽しみにしています」と、さらに変化。


なんだか、そのうち復活しそうな雰囲気だよね。地元の呑み助たちも、再開の日を待ち望んでいるに違いない。

以前も書いたが、百味がある所沢のプロぺ通りは、チェーン店や若者向けのしゃらくさい店ばかり。
しかも、頭の悪そうな呼び込みの男たちが常に跋扈しており、不快感がさらに増す。
そんなプロぺ通りだが、百味の他にもう1軒だけ、飲める酒場…というか食堂がある。
それが、今回紹介する『くるま』さん。呼び込み連中を追っ払い、通りの途中の脇に入ると、下記の看板がある。


<定食・うどん・ラーメン>と、食事メインのお店なのだろうが、私の訪問時は明らかに酔客の方が多い
ただ、食事だけのオーダーもOKだし、飲み客でもお通し代や席料を取られることもない。
店内にはテーブル席が多数配置されており、入ったことはないが、奥に小上がり席もある。
主なメニューは下記のとおり。これは【一品料理】で、和洋中いろいろ揃っている。


【一品料理】その2。「刺身盛り合わせ」以外は、「生たまご」90円など(笑)、安価なメニューばかりだ。


ややピンボケのこちらは、食事メニューの【中華】。食事は他にも、そばうどん、ご飯もの、定食や各種セットもある。


あと、こちらが【お飲み物】。酒類に混ざって「玉子スープ」や「なめこ汁」が記載してあるのが面白い。


ちなみに「ラースー」はラーメンスープのことらしい。斬新なメニュー名だね。
とにかく、くるまさんはオカズだけでなくメニュー自体が豊富で、何度通っても飽きる心配のないお店だ。
以下で、これまでに注文してきた料理を紹介していく。値段は、さっき載せたメニュー表を参考にしているが、
撮影したのはだいぶ前(昨年10月の増税より前)なので、現在の価格とは違うかもしれない。
まずは、「餃子の大将」を自称する、餃子マニアの私が真っ先に選んだ「ぎょうざ」320円。


自家製かどうかは判断が難しいが、仮に既製品だとしても、あまり食べたことのないテイストだった。
こちらは友人が頼んだ「ツナサラダ」520円。ポテサラも混ざっているのがありがたいね。


サラダとはいえ予想以上にボリューミーな一品に、カロリーを気にしている友人は困った様子だったが、
そもそも、飲んでいるときにカロリーを気にするのは間違いであろう。
これも友人が頼んだ、「オニオンスライス」270円と「豚キムチ」550円。豚キムチって、カロリー高くないのか?


全体的に量多めで味付けも濃いめ。なお、ドリンクは最初にビール、その後は焼酎ボトルを入れたため、お会計は安かった。
そういえば画像はないけど、お冷が保冷カップで出てくるのがうれしいね。

別の日には、ひとりで日が沈む前の酒を楽しんだ。
前回餃子を頼んだので、今度は「シューマイ」420円を。肉の脂身が甘くておいしい。


日替わり定食を頼んでいる客が多かったため、私も便乗して「日替わりAのオカズだけ」を追加。
この日の「日替わりA」は、コロッケ+唐揚げで、価格は620円だった記憶。ご飯抜きなので、そこからさらに200円引き。


上の画像ではわかりづらいが、唐揚げがなかなかのビッグサイズで、焼売の3個分くらいある。


ここの焼売だって、有名な『崎陽軒』のよりは大きいので、唐揚げがデカすぎるのである。無論、味も良かった。
日替わりは、オカズ+小どんぶり+麺類というセットもあり、麺類はうどんやそばなど5種から選ぶのだが、
選択肢にそうめんもあるのが珍しい。隣のテーブルで、おっさんが食べていたそうめんがウマそうだった。

くるまさんは鶏の唐揚げだけでなく、わかめの唐揚げもあった。


正式名は「三陸産わかめの唐揚げ」で、確か300円くらい。壁の貼り紙メニューゆえ期間限定商品のようだ。
揚げたワカメは初めて食べたが、まわりのコロモが、薄い割には味が濃すぎた(笑)。
味が濃いといえば、先日食べた「肉じゃが」370円も、しっかりと煮込まれていた。


私はこういう、完成から少し時間が経過したと思われる、味の浸みた肉じゃがが好きだ。
同行した友人と、「メシが欲しくなるな」と意見が一致。ただし、ふたりとも最近食が細くなり、ご飯は注文せず。
せっかく食事メニューが豊富なのだから、たまには食べてみようかな。

最後に紹介するのは、こちらのオリジナル商品「ちくわカレー」390円。
お店が「オリジナル」と名乗ったわけではないが、私自身は、人生で初めて目にした料理だ。
いろいろ想像していたのだが、運ばれてきた料理は、予想外のビジュアル。


その正体は、カレー粉を混ぜた粉で揚げたもの、であった。青海苔ならば「磯辺揚げ」だが、カレー粉だと名称は?
この「竹輪の印度揚げ」(←勝手に命名)、お子さんも喜ぶだろうし、家庭のオカズにも適していると思う。
あと、まだ頼んだことはないけれど、ここの「カレーライス」は絶対ウマい気がする。

くるまさんも、最近は11時~21時と、短縮営業となっている。
一日も早いコロナ問題の収束と、冒頭で触れた『百味』さんの復活を願いつつ、
私は今後も、こっそり所沢を訪問しようと思っている。「県外移動とはけしからん!」という意見もあるだろうが、
私が住む立川から所沢は、電車で30分もあれば着く。都内に行くよりよっぽど近いぞ。
そもそも、私に文句をいう前に、マスクもせずに話しかけてくる、プロぺ通りの呼び込みを何とかしてくれ。

最後に、今回のタイトルなのだが、店名『くるま』→くるまといえば、車寅次郎→寅さんの得意な口上→
結構毛だらけ、猫灰だらけ…から発想したとは、誰も気づいていないだろう。
ほぼ原型をとどめてないので、気づかなくて当然なのだが。…この最後の3行、明らかに蛇足だったね。



定食くるま(お店のツイッターの表記より)
埼玉県所沢市日吉町10−19
西武線所沢駅から徒歩約3分
営業時間 10時~0時、最近は11時~21時
定休日 日、祝
コメント (4)
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