明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

カレーの王様・カツカレー

2020年06月07日 | カレー、ハヤシ
以前、「チャーシューメンこそラーメンの王様だ!」と述べたことがあったが、
同じく国民食である、カレーライスの王様といえば、カツカレーであろう。
以前、江戸川橋界隈のカツカレーを紹介したときも書いたが、
インドではありえない、「とんかつ+カレー」という組み合わせを考案した、日本という国を私は誇りに思う。

昨夜、テレ東「アド街ック天国」のカレー特集を観たこともあり、久々にカツカレーが食べたくなったのだが、
お店に行く前に、私がここ数年で撮りためていた、カツカレーの画像を紹介していく。
今回はあえて、マニアックな個人店は避け、誰もが知ってる(?)チェーン店を選択してみた。
なお、すでに販売が終了している商品も混ざっているが、お許し願いたい。

まずは、個人的にはカレーチェーンで一番好きな、京王グループの『C&C』
「三元豚ロースかつカレー」690円+「チキンカツ」単品210円のダブルカツカレー(価格は現在のもの、以下同)。


写真の商品を食べたのは、今から4年前。リオ五輪の女子バドミントン・ダブルスの決勝戦が行われる直前、
日本のタカマツペアこと、高橋礼華&松友美佐紀組の勝利を願い、ゲン担ぎとしてダブルカツを食べたのだ。
東京五輪でも、バドミントン女子ダブルスはまず決勝戦に残るだろうし、再度ダブルカツを注文する予定だったのに…。
なお、さきほど「カレーチェーンで一番」と絶賛し、実際、『ココイチ』よりも美味しいと思っているC&Cだが、
地元立川店の閉店(跡地にできたのが『いきなり!ステーキ』。ガッデム!)もあり、最近ご無沙汰していたところ、
いつの間にか「食事のたびに1枚配布、10枚集めるとカレーに引き換え」できる、サービス券の配布が、廃止になっていた!

※このデザインのサービス券自体、相当古い

テイクアウトで利用した際、券をくれないので変だとは思っていたが、廃止されたのは一昨年の夏だった。
私の財布の中には、いつか使用しようと保持していた、サービス券が15枚もあるんだけどねえ。

続いても、4年前に食べた、『くら寿司』の「すしやのシャリカレー」+「とんかつ」トッピング、計486円。


486円という安価は評価するが、カツは小ぶりだし、カレーソースとシャリライスの印象も薄い。
画像奥に瓶ビールが見えるように、結構飲み食いしたあとのシメには、ふさわしくなかったようだ。
そういえば、だいぶ前に食べた牛丼もイマイチだった。盛り付けもヤル気ないし。


不人気だったのか提供がメンドくさいのかわからないが、現在はカレーも牛丼もやってないみたい。
当たりハズレのあるくら寿司だが、麺類やデザートは、意外とウマかった記憶があるよ。

お次は、「神田カレーグランプリ優勝」を売り文句にしている、『日乃屋カレー』の「名物カツカレー」840円。


都内を中心に支店展開しており、上記画像のカレーは、3年前に国分寺店(昨年閉店)で食べた。
あとで調べたところ、国分寺店のカツカレーは、都内の店舗より20円高いと知りムカついた。なんで都下の方が高いんだよ!
カレー自体は甘口で、私好みのテイストだったが、カツの状態がよろしくなかった。すぐ衣が剥がれるし。


実は、日乃屋カレーさんは国分寺店が一期一会なので、別の店でも食べてみないとな。

ここでようやく、最近食べた(昨年夏だが)カレーを紹介。『APAホテル』が経営し、例の女性社長が自信を持っておススメする、
『アパ社長カレー』の「ロースカツ社長カレー」830円+「ハンバーグ」単品150円。


ホテル発祥の地・石川県の「金沢カレー」をベースにした、ドロッとしたカレーソースと千切りキャベツが特徴だ。
同じく金沢カレーをウリにしている『ゴーゴーカレー』に、味も見た目もよく似ている。
私が食べたのは飯田橋駅南店で、大阪の御堂筋にも店舗がある。あと、各地のAPAホテルでも食べられるのかな。
さすがホテルが母体だけあって、店員さんのサービスや対応は文句なく、気分良く食事ができる。
唯一の不満(?)は、紙ナプキンなど店内のあちこちにプリントしてある、下記のキャラクター。


これって…例の女性社長でしょ。さすがに自分を美化しすぎでは!?

5番目の紹介は、カレーではなく天丼チェーンの『てんや』が、
3年前になぜか販売していた、限定メニュー「ブラックカレーの豚天丼」850円。


薄いけれどそこそこ大きい豚肉の天ぷら4枚に、黒いカレーソースをかけたもので、カツカレーに近い料理。
「二日酔いにはカレー(のスパイス)が効く」という説を信じている私が、まさに二日酔い状態で選んだメニューだったのだが、
さすがに豚天4枚のトッピングはキツすぎて、余計気持ち悪くなってしまった。
ただ、カレー自体は悪くなく、同じく限定商品だった、「Wハンバーグ天丼」よりは満足できた。


シラフだったら絶対ウマいと感じたはずなので、てんやさんには再発売を検討していただきたい。
以上、5軒のカツカレーを紹介してみたが、数年前の商品や画像ばかりで申しわけなかった。
ここ数年、個人店を応援する意味もあり、チェーン店はあまり利用していないからねえ。

ところで、最後に紹介した「ブラックカレーの豚天丼」は、モデルとしたメニューがある(てんやの重役もそれを認めていた)。
それは、神保町にある名店『キッチン南海』の「カツカレー」750円である。
 
※「Jタウンネット 東京都」より画像を拝借

キッチン南海とは、プロ野球チーム・南海(現ソフトバンク)ホークスのファンだった店主が開業した洋食店で、
神保町の本店の他、各地にのれん分けのお店がある。一部例外もあるが、看板を南海カラーの緑色にしているお店が多い。

※同上より、本店の画像

なので拙ブログでも、普段は赤字表記する屋号を、『キッチン南海』と緑字にしていたのにお気づきかな?

大きなお皿に盛られたカレーライスは、カツやコロッケなど揚げ物との相性も抜群。
淡路島の玉ねぎをふんだんに使用した、黒いカレーソースはほどよい辛さと粘度で、スルスルとお腹に収まっていく。
「しょうが焼」や「えびフライ」などの定食類もあるが、ほとんどの客はカレー、特にカツカレーを注文する。
私が都内で働いていた頃、よくこちらの店を利用したが、人気店ゆえ14時くらいまで行列が続く。
とはいえ、客は腹ペコ学生や私のような腹ペコオヤジ(笑)ばかり。全員一気にたいらげるため、行列の割に回転は早かった。
私はだいたい、カツカレーorクリームコロッケカレーに、生玉子とキャベツを追加したものを注文していた。
当時で800円くらい、現在でも900円くらいか。ボリュームを考えれば破格である。

支店・系列店も、カレーを軸としたボリューミーな店ばかりだが、店舗によっては、黒くないカレーを出す店もある。
高円寺店や、以前ここで紹介した江戸川橋『ヨッチ』(元『ニュー南海』)もそうだった。


そんなキッチン南海・神保町本店が、今月6月26日で閉店するらしい。
原因は建物の老朽化だそうで、コックさんたちが独立し、7月中には近隣で、新店舗をオープンするそうだ。
変わらぬ味が楽しめるのは朗報だが、現店舗のカウンター席に思い入れのある客は、私以外にもたくさんいるはず。
最後にもう一度、本店の味と雰囲気を、記憶に刻み込んでおきたいところだが、閉店間近になったことで、
ただでさえ長い行列が、さらに長くなることが予想されるため、泣く泣くあきらめようと思う。

キッチン南海のオーナー、長い間ご苦労様でした。
絶品のカツカレーを、私は一生忘れません。どうかいつまでもお元気で!

さて、今からカツカレーを食べてこよう。南海系列にしたいけど、日曜はやってないお店ばかりだし…。
最後にひと言。南海バンザイ! カツカレーバンザイ!!


追記:この日の夜に食べたのは、東小金井『冨士ランチ』の「カツカレー(大)」890円。


初めて入ったお店なので知らなかったけど、値段の割には皿がデケエ!

コメント
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