わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

日本人じゃなかったら日本語なんて習えなかった

2018-01-11 | 英語
って、本当に思うんですよ。日本語、難しすぎ。ひらがな、カタカナに加えて、漢字も数千語読めなきゃ、新聞も読めないし、その漢字ときたら読み方が数種類あるし、敬語やら謙譲語やらあるし… 自分を指す言葉だって、英語だったら「I」一つですよ、一つ!これが日本語ときたら、私やら、わたくしら、アタシやら、アタイやら、俺、僕、おいら、このもと…延々とあって、しかも、この言い方で身分やら性格やらを判断せねばならなかったりして、もう超能力者言語ですよ?日本語を勉強して、使えるようになってる、他の言語を母国語とする人達、まじ尊敬する。

 何故こんな事を急に言いだしたかといいますと、米外務省の外国語研究機関による、英語ネイティブにとって、日本語は最も習得困難な言語の1つ、って調査結果の記事を読んだからなのです。英語を母語とする人にとっての、言語の難しさを4段階に分けると、習得に一番時間がかかるはカテゴリーIVは:
・アラビア語
・中国語(広東語もしくは北京語)
・日本語
・韓国語
 なんだって。この4言語は、習熟するのに、2200時間の講習が必要だそうです

 この中で、アラビア語のことは全く分かりませんが、日本語ネイティブの私がよく聞くのは、中国語は、日本語に比べると、まだ学びやすい。どちらも、主語(S)・動詞(V)・補語(C)だし、漢字が何通りにも読めるってこともないし。

 一方で、日本語の文法は、言葉の並びが逆なので、同時通訳してると最後で意味がひっくり返って、あちゃー!なることも。

「この問題は、早急に対応が必要だとは思いません」
→「This problem requires an imeddiate action... NOT!! 」
と、焦る。長い発言中で、こんなのが繰り返されると、もう、何言ってるのか、訳しながら、頭のしまくってる時があるですよ。表向きは表情を変えず、口に出す文章は上手くまとまって聞こえても、心の中では密かに「あれ?なんか違わね?」とか思ってたり。そういう時は、無理矢理に内容を元に合わせて辻褄合わせ、「ま、伝わる内容的には合ってるし」と自分を慰めつつ、英語堪能な日本人上司からは眼を逸らす

 私の働いている会社には、中国人の方が結構多いのですが、そのほぼ全員が、読み書き少々と日常会話程度から、「中国語ができるんだね!」「私、中国人だからw」レベルの人まで、ある程度、日本語ができます。もちろん、日系の会社なので、そういう人が雇われ易いのでしょうが、やっぱり、漢字を共有するから、中国人の方には日本語はとっつきやすいのかな?

 逆に、日本人で中国語も出来るのは数人だけ。中国語の堪能な上司に、中国語の何が難しいかを尋ねると、発音(ピン音)だと言われました。英語を母国語にする人が、中国語が難しいというのも、そのあたりも関係するのかな?

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