わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

春は子羊、スレート・ラン公園(写真多)

2018-04-29 | アメリカの街の暮し
 長い冬がやっと去ったと思ったら、いきなり夏が来てしまったような中西部です。この頃、会社と工場を行ったり来たりしているのですが、その途中にあって気になってた公園に行ってみました。子供専用の釣り池、ペットもOKな遊歩道、そして、昔ながらの暮しを実演している農家(Living History Museum)があります。アメリカには、こういう昔の暮らし再現してる公園って多くて、今まで住んだ場所(NY,MA,DC,TX,CO,CA)にも必ず何ヶ所かあった。アメリカ人は、開拓時代へのあこがれが強いのでしょう。あと、時代的に短いせいかも?日本だと、昔の暮し再現って言っても、縄文時代から色々ありますやん?


入り口のサイン


日差しが強かった

 遊歩道は、4キロ弱の短いループで、途中に屋根付き橋があるのが自慢のようですが、かなーりショボいものでした。オハイオに来て、いくつも屋根付き橋を見ましたし、皆、大事にされてはいるのですが、その多くは掘っ立て小屋レベルのショボいもので、実際に川に掛かってない事も多い。多くは、19世紀に掛けられた歴史的建造物ですので、100年以上建ったものは国宝!的な若い国にとっては、大事な歴史的建造物なのでしょう。うちの実家も100年以上建ってたが、単にボロいだけだったけどね~


 同じ敷地内にあるのが、昔の農家を再現したエリア。親子連れで賑わっていました。

アーミッシュの大工さん達が復元した納屋


中ではお馬が昼寝してた


鶏小屋の周りに散乱するブタ(?)の骨。ホラーだ


1856年に建てられた農家を修復したお家

 中も当時の家具で再現されているのですが、私が訪れた時は、ちょうど、当時の農民一家を演じている人達が、ファーストフードのお昼食べながら、公園の職員さんに、この仕事に対するストレスはどの程度ですか?困りごとは?なんて調査を受けている最中で、見てはいけない物を見てしまったような気になった…


七面鳥だよ。ガボガボっていうより、コケコッコーに近い鳴き声だった


お昼寝する子羊達。和む…


いたずらっ子もいました。きゃわわv

赤ちゃん羊がいっぱいいて、木陰でお昼寝。癒やされました。大人の羊たちは、毛を刈られたばかりのようでした。羊を見ている時に少しお話した奥さんの姉妹が羊を飼ってるんだけど、この頃は羊毛の値段が下がって、商売成立たないんだそうです。世知辛い。なんだか、メルヘンと現実を行き来したような、今日のお出かけだった。

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷

2018-04-28 | 映画・ドラマ・本
 古典的なホラー・ミステリー。お話にも映像にも何ら、目新しさはない正統派ですが、お屋敷や19世紀初めのコスチュームが目の保養。

 ヘレン・ミレンおばさま演ずるは、ウィンチェスター銃を開発し、莫大な財産を築いたウィンチェスター一族の未亡人、サラ・ウィンチェスター。一人娘と夫を突然に亡くした未亡人は、霊媒師に、ウィンチェスター銃によって命を落とした人々の亡霊が一族を呪っている、生き長らえるには、増改築を絶やしてはならない。止めると死ぬ、と、言われたというお話が伝わっています。

 なにしろ彼女は、絶好調期にあるウィンチェスター社の株を半分以上所有する大株主、毎日千ドル(今の価値だと2万ドル以上だって)の収入があったそうで、その莫大な資産を惜しみなく使って、38年間、昼夜を問わず、休むことなく常に増改築を続けました。当時の地元経済に、大いに貢献したことでしょう。



 開けたら壁なドアや、上り詰めたら行き止まりな階段といった、ただ改築するためだけの建造物もあるけど、多くは贅を尽くした部屋で、窓を飾るティファニーのステンドガラスは、一枚だけでも、普通の家一件より高いほどの価値があるってんだから、ただ無計画に増やし続けただけのお屋敷ではありません。カリフォルニアのサンノゼに今も現存する、その豪邸は、今はウィンチェスター・ミステリーハウスと呼ばれて、一大観光地となっています。入場料は結構、高いらしいけど、そんなステンドグラスやらマホガニーの床やら、一度くらいは見に行きたいわ。

 
 映画は、“ウィンチェスターハウス”の絶え間ない増改築や、サラの精神鑑定のために送り込まれた精神科医、サンフランシスコの大震災といった事実を絡めながら、部屋の改装は夜間に乗り移られたサラが描いた、被害者がウィンチェスター銃で殺された場所を再現しており、そこで除霊されて役目を終えた部屋は、また改装されるというエピソードや、精神科医のエリック(ジェイソン・クラーク)は、自身がウィンチェスター銃で撃たれて死にかけ、それゆえに他の亡霊たちとも交流できるって設定。

 で、エリック自身の過去や、サラのもとに身を寄せている姪と、たちの悪い怨霊にからまれちゃった、その息子のヘンリーの間で、お話が進んでいきます。ほんと、今時珍しいほどの古典的な作品なんだけど、ヘレン・ミレンが出ているだけで、何やら格調高くなるような気がする、そんな私は、ヘレンおば様のファンです。イギリスの女優さんは、デイム・ジュディ・デンチに、デイム・マギー・スミス、そしてデイム・ヘレン・ミレンと、お年を召されても主役を張って、その名前でお客を呼べる大女優がいるけど、年取ったらポイのハリウッドでは、こういう女優さんがいませんね。メリル・ストリープ、68歳が、後少しで、この域に達するかしら?


右が本物のサラ未亡人。流石に貫禄ありますね~

ウェス・アンダーソン「犬ヶ島」は日本文化盗用なのか?

2018-04-15 | 映画・ドラマ・本
 予告で楽しみにしていた作品。監督は好きなウェス・アンダーソンだし、犬の話だし、日本が舞台だし、ストップモーションアニメ大好きだし!やっと、大都市からは3週間遅れで公開されました。しかし、シネプレックスの一番端っこの劇場で、観客は私と、犬がいっぱい出てくる可愛い人形劇、と、勘違いしたに違いない、おばあちゃんと幼稚園児の孫二人という合計4人…orz

 ウェス・アンダーソン監督らしい、小洒落た画面作り(もちろん左右対称)、特に背景に使われる浮世絵風の絵が面白くて、じっくり見るために映画のアート本を予約してしまいました。近未来なんだけどレトロ・ファンタジーな日本では、東京ブギウギが流れていたり、愛犬を探して犬が島に乗り込んだ少年、あたりと犬たちの場面のBGMが「七人の侍」だったり。実はこの映画、虐げられた力無き者たちを解放する七(一人と六匹)のお話なんです。舞台はフシギ・ニッポンだけど、舞台となるウミ県メガサキ市に伝わる、犬と少年サムライの伝説がお話に織り込まれているところや、最初と最後に出てくる三猫神社やら、日本ならではの背景が用意されています。


右下は大魔神じゃないよ


 犬インフルが大流行したメガ崎市、人間への感染予防を理由に独裁者コバヤシ市長は、全犬をゴミの島である『Isle of Dogs(犬ヶ島)』に追放、隔離。でも、市長の遠縁の甥であるアタリ少年は、ボディーガード犬の「スポット」を探して、盗んだ小型飛行機で犬が島に乗り込み、そこで出会った犬達と共に、冒険の旅へ。そのころ、本土のメガ崎市でも、犬派が立ち上がり…

 ベルリン映画祭で初公開され、高い評価を得たのですが、アジア系アメリカ人の批評家が「オマージュという名のもとに行われる日本の文化を盗用と日本の人々を無視する行為、その無神経っぷり」と批判したことで、物議を醸し出すことに。

 きっかけは、ロサンゼルス・タイムズのジャスティン・チャン(韓国系)記者の記事で、私は普段、彼の映画評論を参考にしていただけに残念でした。日本のことを何も判ってないくせに、知ったかぶりして、同じアジア系だから~と、傲慢かまして善良な(ワタシ、ハクジンダケド、ニホン、ダイスキアルヨ、スシダイスキネな「意識高い」系の)ロサンジェリーノを焚き付けた。


なぜか洋犬ばかりでシバやアキタはいない
そこが、アメリカ対日本って皮肉??


 論点の一つは「映画『犬ヶ島』に出てくるメガサキの住民(日本人)は日本語を話すのだが彼らの会話には字幕は付かない。一方で犬たちは全てアメリカ英語を話す、しかもスカーレット・ヨハンソンやティルダ・スウィントン、エドワード・ノートンなどその多くが白人だ。つまりはこの映画は日本を舞台にしているのだが、その日本人を "何を考えているのか分からない外国人" 扱いしている」

 日本語の台詞は、通訳の声がかぶって、ネイティブ日本人の私(職業:通訳・翻訳者)でもキャッチできないことが多かったし、あたり少年の言葉は日本語だけど、声優はアメリカ人少年なので棒読みで、文脈や表情から把握できる簡単なセリフばかり。だいたい、犬は英語しか話さないし、人間は日本語で、犬と人間の間のコミュニケーションの壁を表している、でいいじゃない。

 『Mashable.com』のアンジー・ハン(中国系)は、「アジアの文化のエキゾチックな面だけを借り、その文化を築き上げその文化の中で生きてきた人たちを無視しているのだ。この作品の場合、日本の人たちの文化を都合よくその作品の中で使いながら、彼らを "自分たちとは違う人たち" のように描き日本人を "間化/記号化" している。」 「様々な日本文化のオマージュ(黒澤明や相撲の力士、和太鼓、俳句、歌舞伎など)を積極的に使用しているものの、それらのオマージュにはストーリー上の必然性が全くない。そもそもなぜ舞台が日本なのか? 日本でなければならない理由、日本を舞台にしたからこそ伝えられるメッセージが監督にはあるのかもしれないが、私にはそれが何であるのか分からない。」 だそうです。
 
 それは、あなたが日本人じゃないからです。分からないなら、黙ってらっしゃい。「七人の侍」なんだから、日本が舞台で当然でしょ?そんなことも分からないで、映画評論家を語るとか笑止千万。

 私(アメリカ生活は長いけど、正真正銘、日本国籍を有する日本人です)は、オマージュを大いに楽しみました。上記LA Timesの記事に対するツイートでは、「有色人種でない観客や批評家はこの映画の「典型的な」日本像(寿司や相撲、温泉、侍)を見て大喜びする」そうですが、有色人種の私も大喜びしましたが。っつーか、この発言こそ白人の上から目線でムカつく。

 途中でアメリカ人(オハイオ州シンシナティからの留学生。またオハイオ)が出てくることも批判しています。アメリカの映画だから、観客と登場人物を繋ぐキャラクターとして、アメリカ人を出すのも製作者側としては普通だったんじゃな?と、思うんだけど。この子が黒人とか、ラテンの子だったら良かったの?犬の声を当てるのも、全員が白人俳優なのも良くないらしいけど、じゃ、ボス役を黒人俳優がやってたら問題なかったの?

 とにかく、穿った見方をしようが、重箱の隅をつついて批判しようが、それは勝手だから構わないけど、日本人でもない奴らが、日本人代表みたいに公式メディアで垂れ流すのが無茶苦茶いや!

 メガサキ(=ナガサキ?}にキノコ雲は確かに悪趣味ではありますが、日本でも昔のアニメや漫画では、普通に爆発の記号としてキノコ雲がでていたし、かえって過敏になって「文化警察」的取締りをしている。むしろ、犬が島の打ち捨てられた廃墟に、津波で被害を受けたってのがあったほうが、私は「それマズいんじゃ」って思った。ところで私、父が長崎で被爆した被爆二世ですが、なにか?

電脳世界のグーニーズ、Ready Player One

2018-04-07 | 映画・ドラマ・本
サイモン・ペッグ!
金田のバイク!
メカゴジラvs.初代ガンダム!!


究極の(一定年齢以上の)オタク映画!!


ご存命なら生頼御大だったかな。でも開田裕治さんもいいね


 いきなり、ヴァン=ヘイレンの「JUMP!」で始まるし、未来を舞台にしながらも、7、80年代へのノスタルジーがいっぱいです。逆に言えば、ハリウッドのSFやホラー映画、ゲーム、日本のアニメの好きな4,50代以外の観客には、よほどのオタクじゃない限り、それほど面白くもないんじゃないかと思える作品。私の隣に座ってた20代カップルと、親と一緒に来てたローティーンの女の子は、私がヒャヒャヒャと笑った場面の半分は、元ネタが判ってなかったと思う。連続で、私、この時代に、日本人として生まれててよかったと思う映画を観ましたよ。先々週末に観た「パシフィック・リム アップライジング」と、この映画、共にええトシこいた日本人おたくには嬉しい。

 私の見た劇場は静かなものでしたが、若息子(in LA)が見た劇場では、アイアン・ジャイアントが出た時にAhhh!とかOhhhh!とかって、反応があったんだって。アメリカ人オタクはやっぱ、ガンダムよりもアイアン・ジャイアントなんかな?

 お話は基本的に、ゲーム世界版の「グーニーズ」です。実世界では冴えないイモ青年が、ゲーム世界ではヒーローという王道パターン。仲間たちも、ゲームのアバターとは全く違う姿だけど、ある意味、予定調和で、ごついオーグみたいなやつが女の子だったり(しかも、しっかり太め)、スリックなチャイナ忍者が11歳の男の子だったり。よくあるパターン過ぎて制作側も開き直ってるのか、ポスターで思いっきりネタバレしてますやんw

 日本人プレーヤー、赤備えの甲冑に三船敏郎の顔をしたダイチ=トシローは、生でもカンフー(?)使ってかっこいい。ナニモンや、お前?状態。いきなり覚醒して「俺はガンダムで出る!」って、メカゴジラに挑む。このシーン、原作ではウルトラマンになるんだって。変身するんだから、確かにそっちのほうが適切?でも、版権の問題で登場させられなかったのだそうです。ウルトラマン対メカゴジラも見てみたかったけどね~

 演ずるのは、ミヤンマー出身の森崎ウィンさん。キーパー、森崎くんだから取れない~!!ではなく、ちゃんと所々で活躍してました。どっかで見た顔だなぁと思ったら、「闇金ウシジマくん」に出てたのね。日本人と言うには、少し違和感あったけど、かっこいいから、いいか。しかし、キミもコロンバスに住んでいるのかい、トシロー君?

 ヒロインのアルテミスは、スピルバーグ映画でおなじみの、過去のせいでちょっと影のある、実に有能で精神的にも強い子ですよ。全体に丸っこい顔立ちがレイア姫っぽい。スピルバーグ氏の好み?生まれつき顔にアザがあるのが表に出たがらない理由らしいけど、フツーに可愛いしー。顔のあざ設定、別にいらなかったんじゃない?と、思いました。


 物語の舞台は2045年のディストピア的コロンバス。主人公は、トレーラーハウスを積み重ねたスラムに住んでいます。そこまでしなきゃならないほど住宅難で、繁栄してるんでしょうか??予告でも冒頭でコロンバスって出てくるし、やけにコロンバス推し。

 2018年のコロンバスで、この映画を見た私は、なんで、そんなにオハイオ州コロンバスに拘るの?って思うくらい、ほとんど全てがコロンバス内で完結してます。でも、現在のコロンバスを思わせるような光景は何もなく… 先のパシ・リム内の東京ですら、女子高生やらサラリーマンやら「それっぽさ」があったのになぁ…

 私的には、評判の良いこちらより、めっちゃ評判悪いパシ・リムのほうが面白かった。ここで一つ、禁句を言いたい… この話、ドラえもんがいたら楽勝やん!

サニベル・キャプティバ島

2018-04-05 | 旅行
 貝殻拾いは、他の人に拾われる前、夜明け前に夜の間に打ち上げられたものを探すのが一番とも言いますが、干潮でなきゃ浜辺にはあまり貝殻はない。ってんで、二日目も結局、10時過ぎまで寝てました。

 それにしても、ここの浜にはゴミが全く落ちていない!浜沿いを歩けば、スーパーのゴミ袋2つ分くらいは毎日ゴミが拾えた(←拾いたいわけじゃなかったけど、兎に角拾ってた)、リドンドからトーランスにかけたLAの海とは大違いです。潮の流れのせいなのか、ビーチを訪れる人達のマナーの差なのか…?でも、小石もシーグラスもなくて、本当に貝殻だらけ。不思議だなぁ…


 昨日、調子に乗って自転車漕ぎすぎたんで、午前中はトラムで野生動物保護区のツアーに参加しました。仕込みかと思うほど、珍しい鳥や動物が見られてビックリでしたよ!私のカメラの望遠レベルじゃ鳥達の写真は上手く撮れませんでしたが、オスプレイの親子、Reddish egretが水面でダンスを踊るようにして魚を捕まえるところ、コモリザメ釣っちゃった少年、えらい太ったワニ等々…


釣られちゃったサメ


サメの口から、別の魚が見えます。釣られた魚にかぶりついて、一緒に釣られちゃったらしい


数時間後、まだ同じ所にいた。動かざること、ワニの如し


 トラムツアーの後は、保護区内の有料遊歩道、インディゴ・トレイルを歩きました。トラムツアーには、このトレイルの入場料込みなのです。このトレイルは片道約7km、行きは良いけど、帰りは同じ道を辿るんで、ちょっと退屈だった。帰りのハイライトは、1m以上ある蛇さんがトレイル幅いっぱいに伸びてたこと。ヘビさんも「私は枝です」とばかり固まってたけど、私もそろーっと遠回り。その直後、自転車の人達に追い越されたんだけど、あのヘビさんは無事だったのだろうか…


 色々な鳥やトカゲと出会いましたが、カブトガニの交尾に遭遇したのが驚きでした。二匹のカブトガニが、最初、ひっくり返った一匹の上に、もう一匹が乗って揉めてるんでケンカ?と、思って見てたら、やがて二匹が重なって、暫くの後、何事もなかったように離れていった。春ですなぁ… 日本じゃカブトガニなんてめったに見られないのに、その交尾なんて一生に何度も見れるもんじゃないと思うんで、また珍しいもん見たなぁ、と、思った。

 この日はフロリダらしからぬ曇り空でしたが、ハイキングには丁度良い感じでした。計画性に欠ける私は、水筒も持たずにフラフラ歩きだしちゃったんで、晴れてたら途中でバテてたかもですし、むしろこういったお天気の方が動物たちも活発なそうで、おかげで色々な動物たちを見ることが出来て幸せ。


White Ibis様のお通りである


しばし探索(私の存在は無視)


一人去っていくトキ先輩


 付属の教育センターも、マナティーやアリゲーターの骨格が飾ってあったり、楽しかったです。もう少しゆっくり見たかったんだけど、閉館間近になっちゃったの。

 その後は車でキャプティバ島方向へ。ちょっと気になってた、不思議の国のアリスがテーマの「マッドハウスカフェ」ってレストランへ。軽い気持ちで入ったんだけど、さすがは高級住宅地の地元っぽい店、席についちゃってからメニュー見て冷や汗出たわ。だってスープが12ドルとかなんだもん。それでも、イースターでじじばばを尋ねてきた孫らしき小さい子連れが何組も居たの。隣の席なんか、何十ドルもするワインや、今日のスペシャルを気軽に注文してたし、さすが金持ちだぜ…、なんだけど、Tシャツにパレオ(下は水着www)って格好で入っちゃった私も浮かないほどに、皆、カジュアルな服装でした。ほっ…


こんなお店


店内


クラブケーキとサラダ。お洒落いもん食べた
ワインはイタリアのスパークリングワイン選んだ


フロリダの夕焼けと沈む太陽は綺麗でした…が… LAのんと同じだった(当たり前か?)因みに、オハイオ帰ってきたら、これ⇓だったよ…orz

お日様求めてフロリダへ

2018-04-04 | 旅行
 オハイオの灰色の空から脱出、常夏のフロリダへ行ってまいりました。

 3月末の締めを生き延びた月末の金曜日は、ちょうどイースターでお休みになり、長い週末でしたので、ずっと行ってみたかった貝殻の島、フロリダのサニベル島へ飛びました。コロンバスから飛行機で2時間ちょっと、手軽なバケーションです。



 着いたのは夜になってからですが、着陸前に窓から有名なフロリダの夕陽が見えました。泊まったホテルは海沿いで、ビーチは建物のすぐ裏ですが、この日は寝坊したんで、ビーチの散歩はせず、ホテルの自転車借りて、島を探索に。ブレーキのないビーチクルーザーは、慣れるまで少し時間がかかって、何度か曲がりそこねてこけかけた。やっぱり、日本のママチャリ最高。

 島内には、自転車道が張り巡らされているので、ビーチクルーザーを借りて、島の東端の灯台も、橋を渡った西のキャプティバ島まで行きました。こんなに自転車で走ったの、自転車通学だった高校生の時以来だわw


こんな自転車道がずっと続き、どこまでも走っていけそう
(で、走り続けたらおしりが死んだ)


まずは貝殻博物館へ。入場料15ドルは高いなって思ったのですが…


生物学者のプレゼンがとても面白くて価値あった!


 上は交尾中の巻き貝。珍しいもんを見た…って、貝が交尾するとは知らなんだ。ならどうやって繁殖するんだよ!って言われたら、困るけど。水面が揺れていて写真に上手く収まらなかったけど、たまごを抱いた母貝もいた。他にも、毒針で魚を刺して食べちゃう貝、ドリルのように他の会に穴を開けて中身を食べちゃう貝の姿をビデオで見て、私、貝に対する目が全く変わりました。貝、怖いよ、貝…

 フロリダは全米有数のリタイアメント・コミュニティーですが、ここは治安もよく、海沿いだけど半島部分のようにハリケーン被害も大きくない、かなりの高級エリア。日本でいうと南伊豆みたいな感じでしょうか?島内で出会う住民たちは、如何にも裕福そうな白人じじ・ばばばかりで、車のベンツ度高し。これって、映画に出てくる麻薬王の家?みたいな、トンデモなお屋敷がずらりと並んでいます。LA郊外のパロス・バーデスも大概だと思ってたたけど、ここのお屋敷っぷりも半端じゃない。ほんと、どんだけお金持ってるの??写真撮りたいって思ったけど、一応は個人宅だし、勝手に撮ったら中から怖いおじさんが出てきそうで止めときました


フロリダっぽい郵便受け


フロリダっぽい看板


フロリダっぽい土産物屋


 サニベル等の西の端っこからちょっと離れたキャプティバ島も、自転車で橋を渡っていけます。ここでは、大きめの貝殻が拾えるらしい。貝殻拾いも楽しかったけど、魚の群れが来ていたらしく、ペリカン達が大騒ぎしていました。以前住んでた南カリフォルニアにいるグレイ・ペリカンよりも大きな、フロリダ・ブラウン・ペリカンです。飛び立っては派手に海にダイブ、浮かび上がってきてごっくん。陽に透けた嘴から魚が見えるのがリアル。貝殻拾い目当て出来たのに、夢中で写真やビデオいっぱい撮っちゃって、何しに来たんだっけ?状態



 ホテルのテラスで海に沈む夕日を見ながら、コンビニで買ってきたビールとサンドイッチ。これぞ、バケーション…な一日でした。思えば、ここ2年ほど、仕事以外での旅行もしてなかったし、休日は必要やわ~、と、しみじみ思ったよ。