悪い夢、英語ではナイトメアといいますが、私も何度も繰り返し見る悪夢のパターンが有ります。一つはあリがちなタイプで、単位が足りなくて大学が卒業できないという夢。しかも、既に留年一年してて、2年目なのに、またたった一つの科目の単位が、また取れそうにないという夢。もう一つは、旅行先とか、学期末で、決まった時間内に荷物を詰めねばならないのに、荷物が多すぎて詰められないという悪夢。他にも、自分の脳味噌のどこにこんな発想があったんだろうと不思議に思わずにはいられない奇天烈な夢。でも、これらは所詮は夢。大学は数十年前にちゃんと卒業したし、実際の私は沢山の所有物を持っているわけじゃない。
でも、この悪夢は現実のものとなる可能性が出てきました。その悪夢とは、
トランプ大統領のことです。
出馬時には、何かの冗談かテレビ向けのスタントととしか思えなかった、政治経験が皆無で病的に目立ちたがりなテレビ・パーソネルが、アメリカ国民の絶大な支持を集めています。若息子曰く、トランプ自身よりも、彼の偏見に満ちた扇動的な発言を信じ、同意するアメリカ人に、彼のような候補者の出馬を許す今のアメリカの環境に腹が立つ、と。私も彼の意見に同意です。
トランプは口を開くたびに、女性、障害者、イスラム教徒、移民を貶める発言をメディアに垂れ流し、基本的人権を侵害しています。自分では、不動産王として「ビジネスの天才」を自称していますが、実際には何度も商売に失敗しているし、だいたいが、自身の力で富を築いたのではなく、転がり込んできた巨額の遺産を基にバブルの波に乗って一等地にビルをボコボコ建てただけ。彼の最大の「作品」である、ニュージャージー州のカジノ・リゾートも今や風前の灯であることを鑑みても、彼の経営能力が本人は主張するほど優れてはいない事は明らかでしょう。
彼が主張するマニフェストが、アメリカ孤立主義を謳い、貿易摩擦、安全保障危機、世界的な外交関係の崩壊、経済危機等を引き起こしかねないという危険にも増して懸念されるのは、アメリカという国の礎である民主主義を否定する彼の差別と偏見に満ちた偏狭さです。若息子を含む多くのトランプ反対者が「腹が立つ」のは、まさにこの点でしょう。
移民やイスラム教徒を排除すると公言し、拷問を肯定し、日本と中国を一緒くたにして攻撃し、憲法に保証された表現や宗教の自由を制限すると言う、アメリカ的価値観を全く軽視した彼の発言に熱狂する多くのアメリカ人に、私は大きな危機を感じます。彼の攻撃する「移民」は中国やメキシコからの不法移民だけではありません。私も米国に住む外国人ですから寒気を感じます。
実際には、金にあかし、鼻先に権力と名誉欲をちらつかせて、政治経験豊かなスタッフを揃え、開けてみたらスタッフに任せっきりで、結果的には凡庸な政治を行うのかもしれません。かつての、優秀な官僚が切り盛りするから、誰が首相になろうが何の変化もなかった日本のように。実際の政策は代わり映えせず、外交は閣僚に任せ、本人はテレビやソーシャルメディア上で派手なことを言い散らかすだけみたいな。あれ?北の誰かさんに似ているぞ?
私はヒラリー・クリントンの掲げる政策案や、過去の彼女の発言や所業から伺える人格に諸手を挙げて賛成はできないのですが、他の選択肢が彼女だけに見える今、ヒラリー姐さんに超頑張って欲しいよ!
でも、この悪夢は現実のものとなる可能性が出てきました。その悪夢とは、
トランプ大統領のことです。
出馬時には、何かの冗談かテレビ向けのスタントととしか思えなかった、政治経験が皆無で病的に目立ちたがりなテレビ・パーソネルが、アメリカ国民の絶大な支持を集めています。若息子曰く、トランプ自身よりも、彼の偏見に満ちた扇動的な発言を信じ、同意するアメリカ人に、彼のような候補者の出馬を許す今のアメリカの環境に腹が立つ、と。私も彼の意見に同意です。
トランプは口を開くたびに、女性、障害者、イスラム教徒、移民を貶める発言をメディアに垂れ流し、基本的人権を侵害しています。自分では、不動産王として「ビジネスの天才」を自称していますが、実際には何度も商売に失敗しているし、だいたいが、自身の力で富を築いたのではなく、転がり込んできた巨額の遺産を基にバブルの波に乗って一等地にビルをボコボコ建てただけ。彼の最大の「作品」である、ニュージャージー州のカジノ・リゾートも今や風前の灯であることを鑑みても、彼の経営能力が本人は主張するほど優れてはいない事は明らかでしょう。
彼が主張するマニフェストが、アメリカ孤立主義を謳い、貿易摩擦、安全保障危機、世界的な外交関係の崩壊、経済危機等を引き起こしかねないという危険にも増して懸念されるのは、アメリカという国の礎である民主主義を否定する彼の差別と偏見に満ちた偏狭さです。若息子を含む多くのトランプ反対者が「腹が立つ」のは、まさにこの点でしょう。
移民やイスラム教徒を排除すると公言し、拷問を肯定し、日本と中国を一緒くたにして攻撃し、憲法に保証された表現や宗教の自由を制限すると言う、アメリカ的価値観を全く軽視した彼の発言に熱狂する多くのアメリカ人に、私は大きな危機を感じます。彼の攻撃する「移民」は中国やメキシコからの不法移民だけではありません。私も米国に住む外国人ですから寒気を感じます。
実際には、金にあかし、鼻先に権力と名誉欲をちらつかせて、政治経験豊かなスタッフを揃え、開けてみたらスタッフに任せっきりで、結果的には凡庸な政治を行うのかもしれません。かつての、優秀な官僚が切り盛りするから、誰が首相になろうが何の変化もなかった日本のように。実際の政策は代わり映えせず、外交は閣僚に任せ、本人はテレビやソーシャルメディア上で派手なことを言い散らかすだけみたいな。あれ?北の誰かさんに似ているぞ?
私はヒラリー・クリントンの掲げる政策案や、過去の彼女の発言や所業から伺える人格に諸手を挙げて賛成はできないのですが、他の選択肢が彼女だけに見える今、ヒラリー姐さんに超頑張って欲しいよ!