今夜も、レドンドユニオン高校でのアメリカンフットボールの試合がありましたが、相手に55点取られて負けました。あまりのトホホっぷりに、アメフトってコールドゲームって無いの?とか思ってしまった。うちのデフェンス陣は、やっぱりザルでした。何回ファンブルして、タッチダウンゾーンまで走られたら気が済むんだよ…orz
アメフト・チームは、ウチが勝てないのは、オマイラの応援が足りない、ふにゃけた演奏しやがって気合いが入らんと、吹奏楽部に文句を言ってるらしい。で、吹奏楽部はといえば、「てめーが弱いの、ヒトのせいにしてんじゃねー」で、お互いの間でテンションが上がってるんだって。ただし、これは吹奏楽部に属する息子の談だから、アメフト部側にも言い分はあるでしょう。
ところで、先週の試合では、抽選でチームカラーの赤のBMWが当たるという豪勢なくじをやっていましたが、今週の試合前にも、このBMWがグラウンドを一周してた。当選者がいなかったのかな?しかし、贅沢だね。たぶん、地元のディーラーからの寄付なのでしょうが、むしろ、現金で寄付もらって施設の充実にでも活用したほうが…ムニャムニャ…
ともあれ、日本と同様、アメリカでも若者の車離れが進行中、ってニュースが、CNN Moneyで伝えられました。新車購入者に占める18~34歳の割合が、過去5年で30%落ち込んでいるというのが、そのココロですが、ここ5年といえば景気停滞中で、特に若年層には不況が強襲している。だから、新車じゃなくて中古車買ったんじゃないのー?とか思う。それと、古くて燃費の悪い車を買い換えれれば補助金の出る制度のせいで、壮年・高齢者世代が、それまで何十年も乗ってたような古い車を買い換えたんで、彼らの新車購入率が上がったという要素も考えられそう。CNNの分析では、この、若者の新車離れ(敢えて車離れとは言わない)は、『インターネットのソーシャルメディアの台頭に伴い、車を持つことの社会的重要性は薄れている。車に乗って出かけて行かなくても、ネットを通じて人と会ったり交流したりできるようになり、「かつて我々が車でやっていたことを、今の若者はインターネットでやっている」と専門家は分析する』という『大きな社会的変化を反映したトレンド』なんだって(ソース:http://www.cnn.co.jp/business/35021862.html)。いやそれ、トレンド言いたいだけちゃうんか、何でもソーシャルメディアのせいにしたいだけちゃうんかと小一時間。
確かに、アメリカの若者たちに対する、車の引力は低くなっているかもしれません。うちの16歳の上息子は免許を取っていないし、大学行くまで取りたくないと言ってる。誕生日には学校をサボって免許を取りに行くなんてのは過去の話で、夏休みの間に教習所に通って免許を取った子もいるけど、こないだ運転してるトコ見たよ~って言ったら、「ママが取れってうるさいから仕方なく」だって。息子の友人の半分も免許を持っていない。かつての世代にとっては自動車に乗ることは友人に会いに行く事だったけど、今では『彼ら(若者)にとって、車は自分を友人から切り離す存在だ』(上記同記事より)なんだって。車無くても友達と交流できるようになったってのは理解できるけど、なんで、「車が若者を友人から切り離す」のか、私には分からないんですけど。車に乗ってフラフラ出かけてたら、ネットで交流してる時間が減るから?それも、こじつけっぽいけどなーw
そりゃ確かに、うちの息子達も、学校から帰ってきたら、家で、Facebookやテキスト、Skypeを通して、ずーっと友達とだべってる。いつものダイナーで集まってお喋りという、昔のハリウッド映画やTV番組みたいなライフスタイルとは、全くといっていいほど縁がないようです。せいぜい、たまにビーチでたまってるくらい。統計的に見ても、暫く前にミシガン大学交通研究所が発表した調査だと、アメリカの17歳の免許保有率が、1983年の69%から、2008年には50%に低下、20から24歳でも92%から82%に下がってるそう。
日本なら保険証が身分証明書になるけど、アメリカでは身分証明証といえば、まずは運転免許書。一定の年齢に達すると、IDとして免許が必要にはならないのかな?とも思うけど、そういえば、私がマンハッタンに住んでいた頃のルームメイト、生粋のニューヨーカーは20代後半だったけど運転免許を保たず、見た目はほとんど一緒な州発行のIDしか持ってなかった。マンハッタンに住んでたら、車の置き場所なんて無いし、マンハッタン内の交通は無茶苦茶だから、車なんて邪魔なだけだったし、それはそれで、make sense?
でも、マンハッタンは本当に例外。日本もそうだけど、公共交通機関の発達している都会以外では車は必需品。特にアメリカは広い国土のなかで、車なしで生活ができるのは本当に一握りの大都市だけなので、必要にかられて車の需要は減らないでしょう。でも、若い世代が、車に必要な「足」である道具としての価値を重視するようになれば、ベビーブーマー世代が好んだ、ステータスや主義主張の誇示の一環としての大きなアメ車、カマロやコルベット、マスタングなんてのは、これから苦戦するように思います。若い世代には、ガソリンを撒き散らす派手なマッスルカーより、リーフやプリウスの方がスマートでカッコイイ。でも、これって、いい傾向だと思うけど、アメリカの自動車会社にとっては、益々マズい方向?一応、路上でたまにボルトは見るようになったとはいえ、今やLAのハイウェイはプリウス様が席巻してる感じだし。
私もプリウスLove