わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

アーミッシュ一家の午後 アリエル・ファウンデーション・パーク - 2

2018-05-06 | コロンバス、オハイオ
なんちゃらと煙は高い所に登りたがると言いますが…

 アリエル・ファウンデーション・パークの象徴とも言える、元煙突の展望台は高さ86m。その約半分、43メートルにある展望台まで、224段のらせん階段を上っていけます。田舎の真ん中なんで、大して面白い景色でもないだろうに、階段があれば上ってみたくなるのが人情。で、224段上った感想は、やっぱり、たいして面白い光景でもありませんでした。しかし、おかげで今日は太もも痛い。

 適当にパシャパシャ撮っても、素敵に絵になる廃墟エリアで写真を撮りまくり、わざわざ年寄りの冷水した後は、隣接する、同公園内の森と湖のエリアへ。釣りを楽しんでいる家族連れが一杯いましたが、なんかもう入れ食い状態で、みなバンバン釣ってる。


これ、お腹に香草詰めて焼いたら絶対美味しいよね


 キャッチ・アンド・リリースの人もいましたが、殆どの人は持ち帰って今晩のおかずにするみたい。バケツの中に少なくとも10匹はいいサイズのブルーギルやパーチを入れてたアーミッシュ親子のお母さんに、どう料理するの?ってきいたら、ベイクするんだって。日本人的には塩焼きが頭に浮かんだんだけど、バター焼きやBBQも美味しそう~


牧歌的な光景ですが、持ってる釣り竿は上等っぽかった


湖の向こうに、モンダイのタワー


風光明媚な湖です


ピックアップ、バン、バギーの並ぶ駐車場
(馬は近くで草食んでた)


 写真撮ってからアーミッシュのおっさん達だったと気付いたのですが、なんか軽く手を降ってくれました。以前にも、携帯で撮った写真を送ってと言われて、その場で送ったことも。アーミッシュは写真を嫌うと聞きますが、ニューオーダー派の比較的、戒律の緩いグループはそうでもないみたい?前に住んでた田舎町にもアーミッシュの人達が住んでたけど、お店は当然、電気使ってたし、そういやフツーに車乗ってたな…

 戒律で家に電話は引かないアーミッシュの人々、昨今は携帯を駆使して手広く商売やってますし、昔ながらの暮しを固持しているようで、実は結構、したたかにしなやかに時代に合わせて変わっているのかも?
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ガラス工場の廃墟が公園に:Ariel Foundation Park-1

2018-05-05 | コロンバス、オハイオ
 週末、犬と一緒にどっかに行きたいなと、コロンバス近辺を調べていたら見付けた面白そうな市民公園、コロンバスの北、マウント・バーノンにあるアリエル・ファウンデーション・パークに行ってみました。コロンバスのメトロ・パークの遊歩道は、ほとんどがペット禁止。どの公園にも一応はペットもOKなトレイルか1本か2本はあるけど、面白くない短いトレイルばかり。ここは、車で小一時間程かかりますが、たっぷり歩けそうだし、廃工場の廃墟から成るエリアと、森と湖のエリアがあって楽しそう。


元ガラス工場の廃墟


なかなか趣があります


丘からの見晴らし。中央に見える煙突は、今は展望台
池はカエル天国だった


丘への段々は、古墳をイメージ

     

 色んなオブジェとなってる鉄柱は、元々は工場の屋根でした。シカゴ万国博覧会(1933)で使われた築材を、わざわざ鉄道でオハイオまで運んできたのだそうです。一つ上の画像で、丘のてっぺんから生えているのも、その一つ。かつての大工作業所は今はイベント会場、事務所は博物館になっていました。


ガラスの塊と建物の廃材を使ったリサイクルなオブジェ


公園向かいの私用地も、ムード合わせてた(?)


犬も満足なようです
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Hoodを知っていますか?

2018-05-03 | アメリカの街の暮し
私の住むコロンバス郊外の市内で、銃による殺人事件がありました。この事件をめぐって、フェイスブックの市民グループは喧々囂々、ある意味、市内で殺人事件が一軒あったら大騒ぎになるほどに平和なんだと、ちょっと安心した私が問題。ジュリアーニ市長の大規模な改革や、9/11以前の治安の悪かったNYCに始まって、ワシントン、D.C.や、LAに住んでいると、あっちで人が撃たれた、こっちでも銃声がしたってのは、日常茶飯事すぎて、被害者数が大量とか、警官絡みでもない限り、いちいちニュースにならない。

 事件があったのは、市内でも治安が悪いとみなされているエリアで、フェイスブックのコメントに「あそこは“hood”だから、というものもありました。この「フッド」は、多分、neighborhoodの略、ご近所という意味合い。ですが、スラムとまでは言わずとも、あんまりお上品な場所ではなく、ギャングのシマ的なタフなエリアを指します。

 映画「Boyzs N the Hood」は、LAのサウスセントラルを舞台に、黒人青年たちをめぐる厳しい環境が描かれます。映画は1990年ですが、現在も状況は変わらず、さらに過激なラティーノ・ギャングも増えている。貧しさゆえに犯罪に手を染めるものがい多くて治安が悪化し地価が下がる、家賃が安いその地域以外には住むこともできず、危険と知りながらも地域に囚われる隔離された地域、逆によそ者は踏み込めない、それがHoodです。

 さて、今住んでいる市に話を戻すと、彼らが「Hood」と呼ぶ地域は、ちょっとフンイキ悪いかもよ?だけなのではないかと思う。この地域にあるスーパーの駐車場で、先にスポットを取られたおじさんが怒って中指立ててるのに遭遇しましたが、確かに普通のNeighborhoodじゃ見られないかもね。でも、本当のHoodでもないと思う。そんなんしたら、いきなり撃たれますがな。

 もちろん、どんな場所に居ようが関係なく常に注意は必要だと思いますし、危機意識を持つのは重要だとは思いますが、それとは別に、自分達とは異なるもの、地域であれ、人間であれ、簡単にレッテルを貼って恐れ、極端な話、そこの住民を自動的に犯罪者と見なすような発言や態度も如何なものかと思います。この辺りでギャングの抗争や、流れ弾に当たって子供が傷付くなんて聞いたこともないし。

 因みに、私が以前住んでいたLA郊外の「普通の住宅地」では、昼間に自転車で通りを走ってる黒人青年は訳もなく警官に止められて尋問、隣の住民は年に数回ハイになりすぎて暴れてムショに引っ張っていかれ、夜中パトカーの音が聞こえるのが普通(むしろ静かな方が不安)、銃声も珍しくはなく、ゴミ出し日にはアルミ缶を集める集団がおり、高校の塀は3mほどあり塀の上には鉄条網が張られ、暗くなってから外に出るのは危険だと警告されました。ここの標準から見れば、立派にHoodですが、ホント、昔から住んでるお年寄りの多い、普通の住宅地なんですよぉ…


サウスセントラル出身の元野良、本物のGirl from the hoodな愛娘
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春は子羊、スレート・ラン公園(写真多)

2018-04-29 | コロンバス、オハイオ
 長い冬がやっと去ったと思ったら、いきなり夏が来てしまったような中西部です。この頃、会社と工場を行ったり来たりしているのですが、その途中にあって気になってた公園に行ってみました。子供専用の釣り池、ペットもOKな遊歩道、そして、昔ながらの暮しを実演している農家(Living History Museum)があります。アメリカには、こういう昔の暮らし再現してる公園って多くて、今まで住んだ場所(NY,MA,DC,TX,CO,CA)にも必ず何ヶ所かあった。アメリカ人は、開拓時代へのあこがれが強いのでしょう。あと、時代的に短いせいかも?日本だと、昔の暮し再現って言っても、縄文時代から色々ありますやん?


入り口のサイン


日差しが強かった

 遊歩道は、4キロ弱の短いループで、途中に屋根付き橋があるのが自慢のようですが、かなーりショボいものでした。オハイオに来て、いくつも屋根付き橋を見ましたし、皆、大事にされてはいるのですが、その多くは掘っ立て小屋レベルのショボいもので、実際に川に掛かってない事も多い。多くは、19世紀に掛けられた歴史的建造物ですので、100年以上建ったものは国宝!的な若い国にとっては、大事な歴史的建造物なのでしょう。うちの実家も100年以上建ってたが、単にボロいだけだったけどね~


 同じ敷地内にあるのが、昔の農家を再現したエリア。親子連れで賑わっていました。

アーミッシュの大工さん達が復元した納屋


中ではお馬が昼寝してた


鶏小屋の周りに散乱するブタ(?)の骨。ホラーだ


1856年に建てられた農家を修復したお家

 中も当時の家具で再現されているのですが、私が訪れた時は、ちょうど、当時の農民一家を演じている人達が、ファーストフードのお昼食べながら、公園の職員さんに、この仕事に対するストレスはどの程度ですか?困りごとは?なんて調査を受けている最中で、見てはいけない物を見てしまったような気になった…


七面鳥だよ。ガボガボっていうより、コケコッコーに近い鳴き声だった


お昼寝する子羊達。和む…


いたずらっ子もいました。きゃわわv

赤ちゃん羊がいっぱいいて、木陰でお昼寝。癒やされました。大人の羊たちは、毛を刈られたばかりのようでした。羊を見ている時に少しお話した奥さんの姉妹が羊を飼ってるんだけど、この頃は羊毛の値段が下がって、商売成立たないんだそうです。世知辛い。なんだか、メルヘンと現実を行き来したような、今日のお出かけだった。
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷

2018-04-28 | 映画・ドラマ
 古典的なホラー・ミステリー。お話にも映像にも何ら、目新しさはない正統派ですが、お屋敷や19世紀初めのコスチュームが目の保養。

 ヘレン・ミレンおばさま演ずるは、ウィンチェスター銃を開発し、莫大な財産を築いたウィンチェスター一族の未亡人、サラ・ウィンチェスター。一人娘と夫を突然に亡くした未亡人は、霊媒師に、ウィンチェスター銃によって命を落とした人々の亡霊が一族を呪っている、生き長らえるには、増改築を絶やしてはならない。止めると死ぬ、と、言われたというお話が伝わっています。

 なにしろ彼女は、絶好調期にあるウィンチェスター社の株を半分以上所有する大株主、毎日千ドル(今の価値だと2万ドル以上だって)の収入があったそうで、その莫大な資産を惜しみなく使って、38年間、昼夜を問わず、休むことなく常に増改築を続けました。当時の地元経済に、大いに貢献したことでしょう。



 開けたら壁なドアや、上り詰めたら行き止まりな階段といった、ただ改築するためだけの建造物もあるけど、多くは贅を尽くした部屋で、窓を飾るティファニーのステンドガラスは、一枚だけでも、普通の家一件より高いほどの価値があるってんだから、ただ無計画に増やし続けただけのお屋敷ではありません。カリフォルニアのサンノゼに今も現存する、その豪邸は、今はウィンチェスター・ミステリーハウスと呼ばれて、一大観光地となっています。入場料は結構、高いらしいけど、そんなステンドグラスやらマホガニーの床やら、一度くらいは見に行きたいわ。

 
 映画は、“ウィンチェスターハウス”の絶え間ない増改築や、サラの精神鑑定のために送り込まれた精神科医、サンフランシスコの大震災といった事実を絡めながら、部屋の改装は夜間に乗り移られたサラが描いた、被害者がウィンチェスター銃で殺された場所を再現しており、そこで除霊されて役目を終えた部屋は、また改装されるというエピソードや、精神科医のエリック(ジェイソン・クラーク)は、自身がウィンチェスター銃で撃たれて死にかけ、それゆえに他の亡霊たちとも交流できるって設定。

 で、エリック自身の過去や、サラのもとに身を寄せている姪と、たちの悪い怨霊にからまれちゃった、その息子のヘンリーの間で、お話が進んでいきます。ほんと、今時珍しいほどの古典的な作品なんだけど、ヘレン・ミレンが出ているだけで、何やら格調高くなるような気がする、そんな私は、ヘレンおば様のファンです。イギリスの女優さんは、デイム・ジュディ・デンチに、デイム・マギー・スミス、そしてデイム・ヘレン・ミレンと、お年を召されても主役を張って、その名前でお客を呼べる大女優がいるけど、年取ったらポイのハリウッドでは、こういう女優さんがいませんね。メリル・ストリープ、68歳が、後少しで、この域に達するかしら?


右が本物のサラ未亡人。流石に貫禄ありますね~
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