わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

アルフォンス・ミュシャ展で謎の犬に出会う

2017-12-29 | Museumsとイベント
 デイトンの美術館で今年いっぱい開催されているミュシャ展を見に行きました。英語読みだと、ミュシャでも、ムハでもなく、ムーチャです。以前は、毎月のように通った美術館ですが、コロンバスの東に引っ越してきてから訪れるのは今回が初めて。もっと早く、この展示は見に来たかったのですが、なにやかにやでギリギリになってしまいました。やっぱり、早めに見に来て、少ししてから二度目の訪問すればよかったと後悔。少なくとも、2回は見ておきたかったよ。

 東京の国立美術館のミュシャ展では、スラヴ叙事詩全20作が展示され、大盛況だったそうですが、見たかったなぁ…

 こちらは、それほどの規模ではありませんが、オリジナルのリソグラフやポスターに加え、下絵や油絵等75作品が展示され、大変に見応えがありました。普通にミュシャの絵はきれいだと思うけど、ま、特に好きってんでもないなー、と、思ってたけど、撤回します。オリジナルの柔らかく微妙なグラデーション、優美なライン、絢爛たる装飾にノックアウトされました。今後は、ミュシャ好きを名乗ります。

 鼻息荒くして、海野弘さんによる豪華解説本も買っちまいました。私的には高価で、かなり悩んだのですが、アメリカの美術館で日本語の本が専門書として売っているのが何か嬉しく、印刷の質もとても良かったので、つい… 本当に奇麗な本です。


 展示室で最初に出会うのは、出世作「ジスモンダ」のポスターです。その左下の余白に、とても気になる点がありました。眼鏡をかけた犬(?)が大きな本で調べ物をしている絵と、たぶんフランス語の落書きがあったのです。後で美術館の方に尋ねてみましたが、何のこと?って、感じでした。誰かがこっそり描いたのか?いつものように、特別展示は撮影禁止ですが、あの落書き(?)は撮っておきたかったな。

 DAIにフェイスブックを通して、質問したのですが、返事はないです…orz

ヤフーがグーグルを乗っ取った!?

2017-12-25 | 日記
 メリー・クリスマス… いや、ハッピー・ホリデーです。でも私は、クリスマスもハヌカもクワンザも関係なし、ずーっと、本当に一日中、こたつに入って、動画サイトやamazonで映画見たり、日本人人口の多いダブリンの図書館で借りこんできた日本語本を読み漁ったり。外、寒いし。

 色んなサイトに行くものだから、どこかで妙なウイルスでも拾ったか、グーグルで検索かけても、表示される結果はヤフーという謎な事態になってしまいまいました。私の検索サイトのデフォはグーグル、使っているブラウザはクロームです。クロームの設定の検索エンジンから、ヤフーを抹消しても、やはり検索結果はヤフーになってしまう。グーグルとヤフーの検索エンジンは実は同じ、って、ネットに出てるけど、嘘だ~!全然、違うし~!

 結局、クロームの設定をいったんデフォルトに戻してから再起動させたら、元に戻りました。戻ってから、グーグルで検索したら、珍しい事ではないらしく、同じ事例がゾロゾロと出てきました。ただし、日本語では、クロームの画面右上の三転をクリックして、設定ページに行き、検索エンジンを変えましょうって答えしか出てこないけど、それだけじゃ直らないから。

 元通り、グーグルで検索したら、グーグルで結果が表示されるようになったんで良いんだけど、なんか腑に落ちない…

お父さんは復讐する:「さまよう刃(韓国版)」と「The Foreigner」

2017-12-25 | 映画・ドラマ・本
 クリスマス(って大っぴらに言っちゃいけないんだけど)前に、アメリカは今日で仕事納めです。ただし、初出は2日から。何処に行く宛もない貧乏人な私の冬休み計画は、ひたすらコタツでゴロゴロして、ネットで映画見て、図書館で借りてきた本を読むこと。

 まずは東野圭吾原作の「さまよう刃」韓国版。原作は読んだこと有りますが、寺尾聰さんが、娘を殺されて復讐に燃えるお父さんを演じた邦画版は、ネットで見られるサイトがなかったので、感想や評論を読んだだけ。こちらも見て比較してみたかったのですが。

 韓国版は、圧倒的な暴力と少し内容が変わっているとのこと。妻を亡くし、仕事に追われ、上司にはイヤミを言われ、部下との板挟みになり、中学生の一人娘は反抗期の悩めるお父さん。娘をレイプし、死なせた犯人たちは未成年なので少年法で守られ、数年で刑務所から出てくる。やるせないままに、犯人に一人の家に忍び込んだお父さんは、娘が犯される悲惨なビデオを観てしまいますが、犯人である少年の一人は、人を殺したことよりも、タブレットを盗んだことのほうが重大らしい。激昂して、その少年をバットで滅多打ちにして殺してしまったお父さんは、もう一人にも復讐するために雪山に向かいます…



 バイオレンスさでは、韓国版のほうが過激らしいですが、確かに、韓国版を見た後だと、日本版のあらすじ見る限り、生温いんじゃない?って気がしました。大事な娘を弄んだ奴らには、壮絶な復讐をしてほしい。

 娘を奪われて復讐するお父さん繋がり…じゃないけど、劇場で見ようと思っていたのに、なんとなく見逃してしまった「ザ・フォリナー」を観ました。こちらはIRSのテロに巻き込まれて失った娘の復讐を果たそうとする、ロンドンで中華料理屋を経営するベトナム移民のお父さん。タイトルが「フォリナー(外国人)」なのは、お父さんが移民だからなのでしょうか?それとも、英国市民になっているお父さんは、敵のアイルランド人からすれば、外国人だってこと?


 お父さんは、かつて二人の娘と妻を失い、最後に残った一人の娘だけが生き甲斐だったのです。その生き甲斐を奪われたお父さんは、アイルランド政府の高官、ゲリー・アダムズ(女王陛下の公務員から随分出世したボンド…じゃなくて、その中の人、ピアス・ブロスナン)に、娘を殺したテロリストたちの名前を明かせと迫りますが、相手にしてもらえない。アダムズにしてみれば、冴えない移民の親父なんぞ、相手にしてられるか、なのですが、その一見、冴えない親父がジャッキー・チェンだったからタイヘン!カンフーは使うわ、ランボーばりに森に罠を仕掛け、着実にアダムズを追い詰めてきます。

 テロリストの影の黒幕が実は…?と、いうサスペンスも加え、いつものユーモアを抑え、悲しみと怒りを秘めつつ、ボロボロになりながらも黙々と復讐を果たす一匹狼を演じたジャッキー・チェンの新天地、見応えがありました。でも、最後のキス・シーンはいらなかったと思うの…

キングズマン・ゴールデンサークル(ネタばれ有り)

2017-12-23 | 映画・ドラマ・本
 サー・エルトン、何やってんですか? この一言に尽きる。


 世界中の麻薬を仕切る女王、ポピーは、麻薬が違法なので、自称世界で一番成功した女性実業家なのに表には出られず、誰も知らない遺跡の中に作ったポピーランドで隠れていなければならないことに頭にきて、麻薬を合法化すべく、マリワナ、ヘロイン、メス等々全ての違法ドラッグに毒薬を仕込みます。その解毒剤が欲しければ、麻薬を合法にしろと米大統領に迫ります。世界中の麻薬使用者を人質にしたポピーに、キングズマンと、そのアメリカ版ステーツマンが挑むというのが、今回のお話、ゴールデンサークルとは、ポピーの率いる麻薬組織の名前です、ジュリアン・ムーアがイッちゃってるポピーを怪演。

 ポピーランドに監禁されていたエルトン・ジョン、色々な意味で活躍するのですが、もうホント、あんた、何やってるんですか…orz で、なんか全部、持って行かれた気がします。あと、仔犬が可愛い。これ大事。主人公のエギーくんも、相変わらず可愛いんですよね。しかも童顔なので、どうしてもお子様に見えてしまって、英国紳士っぷりが違和感あるんだなぁ… 中の人、タロン・エガートンくんは好きな俳優さんなんだけど。「シング」のゴリラ役も、繊細さを秘めた声に演技、凄く良かった!

 以下、色々とネタバレしてますのでご注意。

 前作でもやられてたキングズマンの資格試験に失敗してダークサイドに堕ちたチャーリーが、再びエギーを襲うシーンから始まる二作目、エギーは今はなきハリーのフラットに住んでいます。スウェーデンの王女さまとに関係は、上手くいってる模様。スウェーデン王家は、この映画のことを一体どう思ってるのか、きいてみたい。

 エギーがガールフレンドの両親、即ちスウェーデンの国王と王妃と一緒のディナーの最中に、イギリス中に散らばったキングスマンたちのアジトにミサイルが放たれ、エギーとマーリン以外、あっさり全員が死んでしまいます。ホンマか?

 英国のキングスマンに対し、アメリカには、よりによってケンタッキー州に本部を置くステーツマンがいます。全員がカウボーイハット姿で、こちらはシャンペン、ウイスキー、テキーラとお酒の名前がついていますが、マーリンに当たるのは、ノン・アルコールのジンジャー・エール。演ずるのはハル・ベリーで、「007 ダイ・アナザー・デイ」のCIAエージェント、ジンクスを意識してるのは勿論だよね。

 前作で顔を撃たれて死んだものと思われていたハリーは、ステーツマンに保護されていましたが、記憶を失っています。記憶を取り戻すには、かつて受けたのと同じショック(トラウマ)に向き合う必要があるのですが、この方法が素晴らしい。私的に最高の場面。

 世界中の麻薬使用者を人質に交渉するポピーですが、大統領はジャンキーたちを一掃する良い機会だと、交渉に応じる気はありません。映るテレビはFOXニュースばかり、トンデモ大統領、特別収容所に集められ、小さな折に閉じ込められた、死を待つ膨大な数の麻薬施用者と、とことんアメリカをコケにしていますよ。道理でアメリカでの評判が悪かったはずだwww

  カーチェイス、酒場の「マナーを教えるための」乱闘、スキー場でのガンファイトに、ポピーランドで最期での対決と、見応えはあるのですが、少ししつこい。特に最後、ハリーとエギー対ウイスキーは長過ぎて、早送りしちゃった。

 今回も毒が効いていますが、人間をミンチにしてハンバーガー作っちゃうポピーの設定したパスワードが「ビーガン万歳」とか、なんか狙いすぎて滑ってると思う。マーリンが、カントリー・ロードを歌いながら自分を犠牲にするシーンは、感動的ではあるんだけど、ハリーのこともあるし、どうせ生きてるんでしょ、というか、生きてて欲しい。冒頭で、あっさり吹き飛んじゃったランスロットも、わんこのJBも、三作目でけろっと復活してほしいものです。

 だって三作目、作る気満々ですよ。今回、最初と最後以外は凍ったままだったチャニング・テータムのステーツマン、テキーラが、キングズマンの所に修行に来ましたから。スーツに帽子で英国紳士の服装なんだけど、がに股でカウボーイ体型(ずっと馬に乗ってるから、カウボーイはO脚なんです)ってとこ、正直、一番笑った。で、次はハル・ベリーにも大活躍して欲しい。今回、ジンクスとは正反対な地味な支援スタッフ役なのは、次へのネタだと思いたい。

 エギーくんは王女様と結婚して皇族になっちゃったんですが、そこんとこも何かの伏線かなぁ…?正直、1作目に比べると、狙いすぎて滑ったと思う「ゴールデン・サークル」だけど、キャラクターや設定は魅力的だし、面白く使えるネタも多いと思うので、三作目は挽回してほしいです。正直、楽しみにしてるよ!

アメリカの税制改革が通りました(また怒ってます)

2017-12-21 | アメリカのニュース
 ここ一年いいとこ無しで、鳴り物入りの健康保険改革も失敗したトランプとふゆかいな仲間たち、ついに年末ギリギリで、公約を一つ果たしました。レーガン政権以来の大幅減税が上・下院で認められ、大統領の署名を待つばかりとなりました。目玉は、法人税率の35%から21%への引き下げと、個人所得税の最高税率の39.6%から37%への引き下げです。

 これによってトランプは「自分や金持ちの友人には大打撃」と言っていますが、毎度の真っ赤な大ウソで、高所得層の税率は下がる、法人税に対しても、特に不動産業は大きな恩恵を受けるので、自分がもっと儲けられるように大統領やってんの、って、思っちゃうよ。ただでさえ他国に比べれば低い相続税も引き下げられるので、金持ち家系はいつまでたっても金持ち。嫌な国だねぇ…

 加えて、プライベートジェットは税控除対象とか、共和党の言う「中間層」の所得は実はトップ1%並みとか、やってることは超謎ですが、世界でも高税率だった法人税が大幅に減税されることへの期待は高まっているそうです。さっそく大企業のAT&Tは、社員全員に千ドルのボーナスだって。実際には、大統領は年明けにならないと署名しないらしく、すると減税の発効は2019年になるので、世間に対するポーズに過ぎないのでしょうが、たとえポーズでも千ドル貰えるのって羨ましい~

 また、大型機器購入も税控除対象になり、製造業支援も含まれているそうです、私の務める会社も製造業なので、なんか恩恵があるんだろうか?大きな機械とか買って効率化が進んで、収益が上がったら、お給料も少~しくらいは上がったりするんだろうか…と、いう淡い期待が無いとはいえませんが、トリクルダウンが幻想であることは証明済みだけに…

 も一つ、アメリカ国籍の企業が海外子会社から得た利益が、無課税になります。アップル社なんかはウハウハだね。そのココロは、これで海外にため込んだ資金がアメリカに還流されて、企業投資が活発化するかも、なんだって。日本はじめ、米国外に親会社のある企業には何の恩恵もない、公約通り「アメリカ・ファースト」な政策です。
 だが、しかし! 税収が減るんで、今後10年間で、1兆4500億ドル、160兆円以上の財政赤字拡大が見込まれているのだそうです。その分、公共事業とか福祉とかどうなるのん?!?新税制の恩恵は受けられなくても、今は仕事があるだけ有り難いけど、もし何かあったら…と、思うと、世にも恐ろしい。年金だって、どうなるか分らないし… 

 要するにこれって、「アメリカ(の企業家とか金持ちだけ)ファースト」ちゃうのん?!?!庶民としては、ムカつくし、不安だわ…

メリクリX ハピホリ◯

2017-12-20 | Museumsとイベント
 アメリカの、日本の忘年会に当たるのはホリデー・パーティーです。かつてはクリスマス・パーティーだったのですが、クリスマスはキリスト教のイベントなのでPolitically correctでないということで、昨今は「ホリデー」と呼ばれています。実質は、大きなクリスマスツリーが飾ってあったりするんだけど、「メリー・クリスマス」はバツで、Politically Correctなのは「ハッピー・ホリデー」

 でも、やっぱり昔ながらのメリー・クリスマスがいい!という人は、特にお年寄りに多くて、先日も通訳兼付添いで行った診療所で、サンタさんみたいな白髭のおじいさんが受付のおばさん相手に、ハッピー・ホリデーなんて非アメリカンだ!クリスマスであるべきなんだ!!と大演説を繰り広げていました。待合室の他の人たちは苦笑するしかないwww

 私の勤め先でも、公式のカード等は「Happy Holiday」だけど、玄関には大きなツリー、部署毎の島も各々が小さなツリーやサンタさんの人形が飾ってあり、クリスマスカラーの電飾すら。それぞれの部署が個性を競い合っています。サンタ帽のスヌーピーとチャーリーブラウンのクリスマスツリーが良いなと思ったのですが、amazonで見たら3千円ほどしてた。結構高い




 今年はセクハラ糾弾の大流行を反映して、恒例の会社のホリデー・パーティーでも企業側は戦々恐々だそうです。日本でもテレビや映画では、会社の忘年会は酔っ払いと大失態の連続がデフォのようですが、アメリカのテレビ番組や映画でも、オフィス・パーティーが大混乱ネタはは同じ。だけど、とある調査によると、パーティーにアルコールを出すと答えた会社は、昨年は6割超でしたが、今年は49%と半分を割ったとか。景気が上向きになるにつれ増えていたのに、急に今年は下落したそう。出すけど、制限付きという会社も増えたそうです。私の働いてる会社は、パーティー出席に登録する時、お酒は自己責任で飲みます、って誓約書にサインさせられた。日本の忘年会や新年会でも、女子社員のお尻撫でちゃダメですよんw


セクハラ議員の敗北

2017-12-13 | アメリカのニュース
 超が付くほど保守的で、昨年もトランプが圧倒的に票を得たアラバマ州の上院補選で、まさかの民主党議員が当選しました。これは、前任者のジェフ・セッションズ氏の司法長官就任に伴って実施された選挙で、民主党のダグ・ジョーンズ候補が、ロイ・ムーア候補(70)を下しました。アラバマ州で民主党が連邦上院議員選を制するのは、実に25年ぶり。

 ムーア候補者は、未成年に対するセクハラ疑惑が騒動となっているばかりではなく、奴隷制を肯定するような発言をしたり、ユダヤ人差別、人種差別("Now we have blacks and white fighting, reds and yellows fighting, Democrats and Republicans fighting, men and women fighting「白と黒が戦い、赤と黄色が戦い、共和党と民主党が戦い、男と女が戦っている」、“ そして、この戦いを終わらせ、私たちを再び団結させるることができるのは、大統領でもなく、議会でもなく、唯一 神様だけだ、そうですよ。アーメン)したりと、選挙活動中もトンデモ発言で全米をドン引きさせていましたが、無事(?)「ワシントンにアラバマの価値観を持ち込む」ことにはなりませんでした。アラバマの皆さんも、それってどんな価値観やねーん?!と、思ったに違いない。

 この選挙結果により、上院での共和党は51議席、一方、民主党は49議席と僅差になり、共和党には大打撃。トランプ大統領は毎度のごとくツイッターで(www)、「共和党は、直ぐこの議席を取り返すから!」と、強がっていますが、与野党の議席数が近接したことにより、ただいま絶賛大揉め中の税制改革法案も、今年いっぱい民主党が粘り切れば、このまま不可欠になるかも。共和党改革案の目玉は法人税の35%から20%の引き下げ、そして年収45万ドル以上の中間層(どひゃー!)への減税。因みに昨年のアメリカ家計所得の中間地は6万ドル弱。そして、本当にこの減税が実施されれば、アメリカの財政赤字は今後10年間で1兆7800億ドルになると見積もられています。もうね、アホか、バカかと小一時間ですよ。

 この改革案は、共和党から3人造反者が出れば水に流れるところでしたが、今回の民主党勝利で、来年度に持ち越されたら、ほぼ絶望的になりました。これは、議会も共和党なのに、ほぼ一年を経ても騒ぎばかり大きくして何もできてないトランプ政権には大打撃で、来年の中間選挙が見物のなのですが、わたしゃ、トランプ政権が1年も続いてることにビックリだわ。

あばら、折れたかも

2017-12-11 | 日記
それは金曜の夜の事、出張中の私は社用車のCR-Vを宿泊しているホテルの前に停め、後部座席においてあったPCに手を伸ばした時、激痛が!なんと、中途半端な位置にあったひじ掛けの先端が、見事に肋骨の下辺りにばっちしヒットしたのでした。しばし「ぐぬぬ…」と硬直の後、悶絶するわたくし。


 私の愛車はRav-4。H社のCR-VとT社のRav-4は、同じクラスのSUVですが、乗り心地や運転時の感じ、そして内装が全く違う。私のRav-4には座席とセットのひじ掛けは無く、センターコンソールにパッドがあるタイプで位置も低く、座席間に何もないので、つい、いつもの調子でやっちまった~、のです。

 クリニックでの所見は、ひびが入ったか、剥離程度で、折れてはいないだろうとのことでしたが、症状診断なので、本当は骨に何の異常もなく、実は単なる打撲傷かも。その場合、一週間ほど湿布貼っときゃ治るかも?だって。今は寝返りを打って「ぎゃー!」、車のハンドルを回すのも「ぐぬぬ…」ですが、以前、襟骨ぽっきん、胸骨亀裂をやった時(しかも肺炎から回復中で咳が出る)時よか、ずっとマシだとしばし我慢の日々…

 そういや、私が日本では薬味と言われて人気のないドクター・ペッパーを飲み始めたのは、それがきっかけでした。Dr. Pepperは元々は薬として売りに出されましたが、テキサスでは未だに咳止めなのです。本当に効くかどうかは分からないけど、勧められるままに藁をもつかむ思いで飲み続けた私は、すっかりドクター・ペッパーのファンになりましたw はかられた?

あれから1年、未だトランプを支持するオハイオの人々

2017-12-10 | アメリカのニュース
 最新のトランプ支持率は32%と低迷していますが、逆に10人のうち3人以上が、未だに支持している。一体、どんな人達だろうと思っていたら、ちょうど地元紙のColumbus Dispatchに「あれから1年、オハイオの小さな町では未だにトランプへの支持は強い」という記事が出ていました。原文は購読しないと読めないのですが、オハイオ州中央部に位置する、2012年にはオバマに投票したのに2016年はトランプを支持した、ヘブロン村、チルコシー市、マリオン市と、オーベーツ村の声を報告する記事です。緑の文字は私の感想部分。

 ロシアとの不透明な関係、北朝鮮問題、ソーシャルメディアでの暴言の数々、そして、トランプ政権と共和党が通そうとしている税制改革の不人気等々で、全米での支持率下落している一方で、これらのコミュニティーは、未だトランプを支持している、そこで、地域の人々にインタビューしてみた、って記事。


マリオンの街


 税制改革について聞かれた23歳男性は「税金より、家族を支えるためにまともな職を見つけることの方が大事」で、移民政策については「資格のない人間を、ここに連れてくるのを止めろ。彼らが、入れの家族から金の職と食を奪ってる。ここにいるべきではない人が、どんどん入り込んでいる」。彼はトランプとヒラリーのどちらも悪い選択肢だったから、昨年は投票しなかったけど、どちらかといえばトランプ寄りだった。でも今は「正直なところ、トランプは大統領になるべきじゃない。人々のために何かをやる人が必要だ。トランプは大統領というよりSSN芸人。もっと現実に目を向けろ」と。

 オべーツ村の美容師さんによると、この頃お店ではトランプが繰返し北朝鮮のキムを挑発することで戦争になるんじゃないかという話題が出たそう。「今までで一番、子供っぽい大統領」で、他の政治家等が解雇されたり辞職したりしているのに、なぜトランプは糾弾されないのが不思議だし、彼のツイートときたら「権力を持った高校生」のよう。私もそう思うわ~。但し、高校生じゃなくて小学生

 チルコシーの65歳男性は、特に移民関係についてイラついていました。不法移民がアメリカ人の仕事を奪っている、でも一方で、怠け者で働くより政府の保護に頼っているアメリカ人が多すぎる、と。そして、トランプというより、トランプのアジェンダを実行しない議会に怒っています。

 マリオン村で理容・美容院を営む女性は、誰も皆あまり政治を話題にしないけど、健康保険については「ここの人達はオバマケアを嫌い」で、殆どが共和党支持者だって。私が住んでいた、オハイオ州の西の端の小さな町と同じです。

 なんだか、記事の趣旨(のはず)の、トランプを強力に支持するコミュニティの支持層を探るって話を期待すると肩透かしだった。要は、トランプにチャンスを与えるべきで、悪いのは議会、って思ってる人が多いってことなのかな?共和党政権に共和党議会でそんなコト言ってたら、提案をことごとく共和党議会に拒絶された民主党のオバマ政権とかどうよ?になるんだけど、何はともあれオバマが嫌いな、この辺の人は関知せず、なんだろうなー

 共和党の牙城で貧乏なアラバマ州で、いくら候補がトンデモだったとはいえ、民主党候補が勝ったのは(昨日の記事参照)、アメリカの風向きが変わりつつあるのかも?と、思わせました。しっかし、アラバマしかり、ここオハイオを含む中西部然り、金持ちばっか優遇する共和党を、低・中所得層が支持するのって、一体何なんだろう?

誤訳?

2017-12-08 | 英語
気のせいか、誤訳に関するニュースが目に付く今日この頃、今度はロシア語の日本語訳に問題発生。毎日新聞の12/8(金) 19:04配信 記事によりますと
 国際スケート連盟(ISU)は8日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで7日に行われた男子ショートプログラム(SP)後の記者会見でミハイル・コリャダの発言内容の翻訳に誤りがあったとして、訳を修正すると発表した。

 コリャダは、国際オリンピック委員会(IOC)が組織的なドーピングがあったロシア選手団を平昌五輪から除外したが個人資格での出場を認めたことについて問われ、ロシア語で発言。通訳により日本語で「ロシアが犯したことを考えれば当然の処置。自分はロシア代表として出ることはない」と訳された。

 ISUは、この訳に誤りがあり、改めて確認したところコリャダは「(個人資格ではあるが)ロシア選手が出場できるのは正しい決断だった。ロシアが参加しない五輪は想像できない」と話していたと修正した。

 大会関係者は異例の修正について「見過ごせない誤りがあったため」と説明している。【田原和宏】


 左の御本人も、うーん、コリャダメダ…って表情ですが(すみません)、訳者の思い込みによるものなのか、マスコミの情報操作の企てだったのか、なんでそうなった?は判りませんが、ずいぶんと違った意味になっています。ISUに指摘されるとは赤っ恥であるだけではなく、政治要素が絡むだけに、いろいろと詮索したくなってしまう…