2020年のアメリカ大統領選に向けて、なんとかチランプを引きずり下ろしたい民主党からゾロゾロと大量の候補者が出馬表明をしていますが、本命に近いと思われていたヒラリー・クリントン姐さん、ブルームバーグ元ニューヨーク市長は不出馬を表明。曰く、「、「予備選プロセスで、民主党の本選挙での勝利の確率が減り、トランプ氏再選につながるような極端な事態に陥ることは絶対避けるべき」で、「ドナルド・トランプを打ち負かし、米国を再び結束させるのに最も優位な立場に立つ民主党員をわれわれが指名することがぜひとも必要」という発言に、100万回くらい頷いたわたくしにございます。
他にも、学生に大人気のたバーニー・サンダース上院議員(ヴァーモント州、無所属)、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員、前回は出馬を見送った、ジョー・バイデン前大統領が有力候補と目されていますが、この面々はお年がお年なのが心配です。私的に注目しているのは、カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員と、元コロラド州知事のジョン・ヒッケンルーパー氏。
ヒッケンルーパー氏は、私がコロラドに住んでいた時の、デンバー市長でした。元気に自転車で市庁舎に通勤していたので、なんとなく若いのかと思ってたけど、67歳だって。微妙。でも、デンバー市長時代から、環境保護に力を入れ、コロラド州知事時代には、全米初のメタン排出規制を実施、他にもヘルスケア加入者の拡充や銃購入者の身元調査徹底などを実現した遣り手なのですが、全国的には知名度が低いのが弱点らしい。実際、グーグルで検索すると、いとこのジョージ・ヒッケンルーパーばっかり出てくるw でも、成功したビジネスマンで、財政危機にあったデンバー市を立て直した実績もあるヒッケンルーパー氏を、アメリカはもっと知るべき。
私はヒッケンルーパー氏贔屓ですが、カリフォルニア州民の息子たちは、 カマラ・ハリス上院議員ファンです。お母さんはインドからの移民、お父さんはジャマイカからの移民で、54歳と比較的若い。もっとも、クリントン大統領が46歳、オバマ大統領が47歳で就任したことを思えば、決して若くはないのですが、前回の選挙時の候補者の面々や、トランプが就任時70歳だったことを思えば、まだまだ先が長い。スパイダーマンも、アフリカ系アメリカ人とプエルトリカンのミックスな時代、二世で、シングルマザーに育てられ、地方検事、司法長官として敏腕をふるった切れ者です。カリフォルニアにおいては、保守的、慎重すぎるという批判もあるようですが、中西部に住んでる私から見たら、彼女が推進してきた政策は十分に急進的だよぉ
他にも、満を期しての出馬、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員や、ニュージャージー州選出のコーリー・ブルッカー上院議員、37歳と若いインディアナ州サウスベンドのピート・ブティジェッジ市長等々、より取りみどりな面々ですが、大統領が限りなく黒い疑惑だらけけで、自分のわがままが聞き入れられないと議会を無視して予算を回そうとする無茶苦茶等々の、今の異常事態を何とかしてほしい!
だいたい、先のベトナムでの米朝首脳会議だって、「予想外にも合意に至らなかった」という記事をみましたが、一体何を予想していたのか全く謎。北朝鮮が核保有を全面的にあきらめるなんて夢物語を信じていた人はいないだろうし、トランプを支持する弱みを見せないこと、常に強気な態度で支持を得ているトランプは、非核化なしに制裁解除、支援を約束するほど甘くない。私は、単にトランプが、自分の長年のフィクサーである、元顧問弁護士のマイケル・コーエンの下院での公聴会から、国民の目を逸らせるために仕組んだ、派手なイベントとしか思えない。ノーベル平和賞どころか、逆上した金が何をしでかすか心配。
イスラエルとの密着、ロシアとの裏関係の一方で、EUや近隣カナダ、メキシコとの通商をかき回し、中国とは貿易戦争になりかねず、移民政策は国境問題のみならず、私のようなグリーンカード保持者も次の更新を心配しなきゃなんない状態、国立公園はなぜか狭くなるし、臆面もない金持ち優遇、アメリカの製造業を盛り立てるはずが、関税で逆に弱体化させ、農業も中国との関税合戦でピンチ。言い出したらきりがない。私としては、2020年まで待たずに、今すぐ弾劾・罷免してほしいですよ!
思わず笑ったTIME誌のカバー。先々週のだから、まだヒラリー姐さんやブルームバーグさんがいる