わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

おせわになりました!ここで最後の記事です

2019-03-31 | 日記

 あと数時間で、次の元号が発表されます。どうなるのかな~??

 土曜日は、朝6時から全社で年度末の棚卸しでした。朝、早すぎ~(><)!実は私、棚卸しは初体験!予め、担当はコイルと聞いていたので、小さなコイルをちまちま数えるのかな、と、思ってたら、私の身長近くもあるような何千kgもの板金を巻いたものを数える役だった。結構、びっくりした。

 月曜日からは新年度、私も2012年からお世話になってきた、このgooからお引越しして、このブログの前にお世話になっていたFC2さんにお引越しします。この間に、私自身は、LAからオハイオとインディアナの州境の小さな町へ、そこからコロンバスの南東にある郊外の街、そしてこの、コロンバスの東の古い街へと動き回りました。

 ここ1年で、gooブログは何度か改定がありましたが、そのたびに私には使いにくくなっていってしまいました。先週の改定は、時代に合わせての変更ではないかと思いますが投稿様式も変わってしまい… 

 新ブログはhttps://sirowaniko.blog.fc2.com/、わにの日々 - アラ還編です。今後共、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

 


トランプ、ロシアゲートの徹底解明を!

2019-03-29 | アメリカのニュース
 様々な疑惑で真っ黒な煙幕に囲まれているトランプですが、大玉の一つ、米大統領選の「ロシア疑惑」に関し、トランプに任命されたばっかのバー司法長官は、の400ページにも上る、トランプに解雇されたマラー特別検察官の捜査報告書の「主要な結論」4ページを議会に宛てて、証拠不十分と報告、トランプは鬼の首を取ったとばかりのはしゃぎようですが、400ページの100分の1だけ出して「はい、証拠です」って、ふざけてんのか、もう、アホか、バカかと、24日以来、脳味噌が煮えたぎっているわたくしにございますが、民主党は4月2日までに全面開示を要求。当たり前だのクラッカーですよ。

 このバーの捜査報告書の概要は、ありがたいことにBBCさんが 全文を和訳して公開してくれています。読んでみると、報告の内容の本質には触れず、ロシア政府が選挙に介入しようとしたことはあるが、トランプが連携・共謀した証拠がないとし、またマラー特別検察官は、トランプの行動や意図が司法妨害とみなすことができるかという点では最終判断を下していないと書いてあるだけって感じで、なめてんのか、ゴルァって気がします。

 これに対しトランプに任命されたばっかのバー司法長官(大事なことなので2度言いました)は昨日、報告書を4月中旬までに公表するけど、「機密情報や別件で捜査中の事件に関わる部分、第三者の名誉やプライバシーを不当に侵害する情報」は省くって。また、大事な部分は隠匿するんじゃないの?って、信用性はゼロどころか、ネガティブ100%ですよ。一般公開はそうでも、議会に何で全文を提出できないのか、そこんとこ究明してほしい。とことん究明してほしい。






足の形

2019-03-24 | 日記

 さっき、シャワーを浴びていて急に気付いたのですが、私、左右で足の形が違う!元々は両足とも甲高で幅が狭く、しかもサイズが小さいので日本ではなかなかぴったりと合うパンプスがなく、若いことは残念に思っていたのですが、今夜、ふと足元を見ると、左足は以前のままなのに、右足は幅広で後が低くなっていました。そういえば、無意識のときは右足に重心を掛けているし、床のものをつまむのも(コラコラ)、右足の親指と人差指(って言うのかな?)で、左では上手く掴めない。自分的に年月を経て進化してるんだなぁ…

 昨年の春先から夏、テニスもしないのに、右肘のテニス肘に悩まされました。そして、ここ暫くは左上腕の痛みが続いています。五十肩?足も違いも、左肩に時間をかけてシャワーをかけていて、ふと気付いたのでした。

 人間、トシ取ると色々有るものですね~


トランプは人類を破滅に追い込むかもしれない

2019-03-22 | アメリカのニュース
 毎朝、出勤途中にはラジオを聴いています。だいたい7時10分前に家を出るので、6時50分のビジネスニュースの番組、7時からのニュースを聴きながら運転しています。今朝は、トランプがツイッターで、イスラエルが占領しているシリア領のゴラン高原について、イスラエルの主権を認めると発言したというニュースに変な声が出ました。

 1967年にイスラエルがゴラン高原を無理やり占領してから半世紀以上、ラジオの解説者によると、ゴラン高原に住むのはイスラエル人と、シリアでは少数派のドゥルーズ派モスリムがほぼ半々、どこの国にも属していない無国籍者が少しと、実質的に何が変わるかといえば大きな変化はないものの、国際基準を全く無視し、新たな火種となりかねない越権行為だと。

 ちょっと調べてみると、イスラエル議会が事実上、この地域を併合したのは1981年ですが、「国連はこの年、安保理決議第497号でイスラエルのゴラン高原併合は無効で国際的な法的効力を持たない」と定め、未だ占領されたシリア領として扱っています。また、2016年の、国連安保理の懸念表明決議には、オバマ政権は賛成票を投じました。

 このタイミングでのトランプのツイッターは、来る4月9日のイスラエル総選挙での苦戦が報じられている現職、ベンヤミン・ネタニヤフ首相への「プレゼント」ではないかとのことでした。ネタニヤフは、汚職疑惑で選挙に敗れたら起請される可能性が高いのですが、勝手にアメリカ大使館をエルサレムに移したことに続き、この大きな「プレゼント」で、支持を持ち直すかもしれない。ネタニヤフが来米した際には、国賓として迎えず、面談すら拒否したオバマさんとは大きな違い。

 トランプの発言は、ツイッターという個人的なメディアを介していても、法的には拘束力を持つのだそうです。何のフィルターも経ずに好き勝手に発信された「呟き」が、アメリカ国内ばかりではなく、国際社会に直接的に大きな影響を及ぼす今の状況には、危機感しか感じません。この「呟き」が、ここはこの国の領土です、っていう国際社会での合意を覆してしまうのですから。

 また、今朝の解説では、同じような状況にあるクリミア問題についても、同じようにロシアが主権を主張する理由にない得るとも言っていました。そうなれば、中東だけの問題ではなくなります。ネタニヤフが来米した際には、国賓として迎えず、面談すら拒否したオバマ大統領とは大きな違いですが、オバマ政権8年間でイスラエルと距離を置く方向に向かってたのに、現政権は極端なまでに親イスラエル。ユダヤ人投票者へのアピールに加え、娘婿の影響を否定する人はごく少数です。娘を高官にしたり、これネポティズムとどこが違うん?

 そのクシュナーとイヴァンカは、公用メールに私的アカウントを使用していた事実がずっと疑問視されつつも、糾弾されることもなく、未だに外国政府高官とのやり取りすら、私的アカウントを使っているそうです。トランプは、優勢だったクリントン候補を、同じ事で激しく攻撃して当選したにも拘らず、自分たちは特別だとでも言うのでしょうか?

 早く次の政権になってほしい。で、世界的犯罪者トランプ一族を刑務所に放り込んでほしいですよ!


ニュージーランドでのモスク襲撃後の対応に思う

2019-03-21 | アメリカのニュース
先週、ニュージーランドのクライストチャーチ市にあるモスクで起きた、銃乱射事件を受けて、ジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は今日、軍事使用の全ての半自動小銃とアサルトライフルの販売即刻禁止を発表しました。購入ができなくなるばかりではなく、銃の買い上げも行い、禁止法施行までの猶予期間経過後は、禁止対象の銃を持っていると、実刑が科されるようになります。

 何度も何度も「また銃乱射無差別殺人か!」を繰り返しながら、てんで規制のできないアメリカに住んでいると、この動きの速さには、目を見張る思いです。むろん、国中のアサルトライフルや半自動小銃を買い上げることができるのも、人口500万人弱で、そんな点からもアメリカを一緒くたにすることはできないでしょうが、それを受け入れることのできる国民性も羨ましいです。

 酪農、畜産が主要産業なので、多くの国民が銃に馴染みがあるそうですが、今までは銃に対する厳しい規制の必要性がなかったから、どんどん殺傷能力の高い銃が市場に出てきても、特に規制しなくても、そのまんまになってんじゃないかなって思う。その点も、一般人がアサルトライフルや半自動小銃を所有しなければならない理由なんかないのに、何度痛い目にあっても規制できないアメリカとは事情が違います。58人が犠牲となった、2017年のラスベガスのカントリーミュージック・コンサートで使用された銃連射部品は、連邦法で製造・販売・所持が禁止されるようになりましたが、まだまだ道は遠い…というか、道の先はないってがする。

 Wiki先生によれば、ニュージーランドの住民は、まずは9世紀にポリネシアからやってきたマモリ人で、18世紀からヨーロッパからの移民が住み始めたそう。日本人的には、自分ら全員新参者だ!なのですが、今回の犯人は、わざわざ隣のオーストラリアから来たというのもやるせない。銃規制の厳しい日本だって他人事じゃないかも…

翻訳者の爆笑 御堂筋でマッスル!マッスル!

2019-03-18 | 英語
大阪市の地下鉄を運行する大阪メトロの公式サイトの外国語ページで、路線名の「堺筋」を「Sakai muscle」(堺 筋肉)と誤って英訳していたことが18日、分かった。自動翻訳ソフトの利用が原因で、利用者からは複数の誤りが指摘されていた。大阪メトロはページを閉鎖して確認を進めている。

 大阪メトロによると、16日に利用者から、堺筋の他に「3両目」を「3 Eyes」、駅名の「天下茶屋」を「World Teahouse」などと誤って表記していると指摘があった。(ソース


 ワ-ルドティーハウス…なんか素敵。3アイズもかっこいいし、今どき流行りの異世界転生みたい。もう、このままにしとこうよ、と、無責任に思ってしまいましたが、この誤訳に対する大阪府民の感想には、「もうミドウスジ・マッスルでええやん」なんて声もあるそうで、やっぱり。考えれば、テンリュージ・テンプルとか、ニジョージョー・キャッスルなんてのも変だよね。いっそ、地名の方を、サカイ・マッスル・ロードにしちゃえば?と、思うのが大阪人的発想なので、ぜーったい、これを商機にする人が出てくると思う。

 この方法で行くと、あたしの名前は、ハイブリッジ・ハーモニーチャイルド。なかなかエエやん、と、思った私の大阪弁力は



であることが判明。とほほ…

アメリカ史上最大の大学入試不正事件にびっくり

2019-03-13 | アメリカのニュース
 だってアメリカの入試って、日本みたいに試験の結果で白黒付けるっていうんじゃなくて、高校時代のスポーツ参加やら、ボランティア経験等も考慮されるので、下駄を履かせるのも簡単そうだし、なにより親の寄付金額とかも重要じゃありませんか?トランプや娘のイヴァンカが名門のペンシルヴァニア大学のウォートン・スクール出てるのも、金積んだら入学できるって証明しているようなもん。

 今回の事件で、自分の子供を裏口入学させるために大金をはたくことなんかできない庶民の私が知ったことは2つ。替え玉受験や回答修正とか出来るんだぁ~、という驚きの事実と、その見返り金として支払われたといわれる数千万程度の寄付じゃ、受け入れてもらえないんだ、って事。

このニュースを伝えるYahoo!の記事によると、
入試準備クラスに通うことのできる富裕層の子どもたちは、ぶっつけ本番で試験を受けなくてはならない子どもよりも有利な立場にある。そのつながりは明確にはされないが、相当な額の慈善寄付を行うことは合格するためによく取られる手段だ。大学施設などの建設に十分な資金を提供した最富裕層には、入学が何世代にもわたって保証されることもあった。

 トランプ親子だけではなく、決してお勉強の出来なさそうなジョージ W.ブッシュも、天下のイエール出てるもんねw

 今回、名前の挙がった南カリフォルニア大学なんて、学費も超お高いので有名で、授業料だけで4年で7万ドルはかかるそうです。それにLAど真ん中のお家賃等も考えれば、費用は相当なものに。あと、中国からの留学生が超大いのも有名。キャンパス、中国人だらけ、中国語だらけで、ここは何処?なる。要は、金持ち学校ってことなので、今回、マクグラシャン被告が、息子のUSC入学のために支払った25万ドル程度の寄付じゃ、大学側に受け入れてもらえるレベルじゃないんでしょう。

 裏口で受かったセレブの子供たちのせいで押し出されてしまった子がいたら可哀そうだけど、裏口とばれて大恥かいた本人たちも辛いでしょう。流石に、退学させられなかったとしても、自主退学するしかないようねぇ。押し出された子達は、名門校に受かっていたかもしれないくらいだから、きっと他のいい学校にも受かっていたに違いない。むしろ、本当に本人の知らないところで親が勝手にやってたなら、相当なトラウマだと思う。

 うちの息子たちは、のほほ~んと志望大学に受かって、のほほ~んと楽しく大学生活を送っているけど、高望みせず、身の丈に合った学校を受けたからだと思う。私は、一応アメリカでは「難関」といわれる学校の大学院に行ったけど、学部生たちの授業についていこう、良い成績を取ろう、そして周りを出し抜くための競争は壮絶でした(大学院はそれほどでもない)。実力もないのに難しい学校に行ってた子達は、中で苦労してなかったんだろうか?それとも、お金積んで家庭教師付けたり、レポートの代筆やってもらってたんでしょうかね~?

 でも、裏口入学なんて、今に始まったことじゃなくて、昔からあったと思うのですが、今更、なんで急に大々的に操作したのかしら?なんとなく勘繰っちゃう…

春は進め

2019-03-11 | 日記
 今年もまた、「Spring forward(春には進める)」が、やって参りました。かつては夏時間と呼ばれていたけど、その名にはそぐわなくなってしまったので、Day Light Saving Time (日光節約時間)と呼ばれる約9か月間。残り3か月が、「標準時間」なのですが、1年の4分の一だけ「標準(Standard)って、なんか違和感。でも、日光無駄時間とも言えないし、「冬時間」とか?

 昔はもっと「夏」になってたような気がしたのは、気がしただけじゃなくてで、現在の3月の第二日曜日に時計を一時間進め、11月の最初の日曜に戻すようになったのは2005年からで、それ以前は一年を半々に分けて、4月の最後の日曜に進めて、10月の最後の日曜に戻してたそうです。

 最初に言い出したのは、ベンジャミン・フランクリン。どうせ、その辺りだろうなってと思ったら、やっぱりだった。1784年に「光熱費が減ってお得じゃね?」と、ベンおじさんが示唆したものの、当時は完全無視されました。それが、第一次世界大戦中の1918年に、節電目的で始まったそうです。戦時の緊急措置で始めたものが、その後、延々100年以上も続き、州によってバラバラだったサマータイムが統一されたのも1966年で、半世紀以上前。

 私の住んでいるところは緯度が高いので、やっと家を出るころに明るくなってきたなぁと思っていたのに、いきなり真っ暗時間に逆戻り。節電じゃなくて、逆に電気代かさみますよ。夏には夜の9時を過ぎても明るいままだけど、一般的なアメリカの家庭は、フツーに家でテレビ見てると思うの。ヒャッハー!9時なのに明るい~!って、夜な夜なアウトドアを楽しんでる人のほうが少数派だと思うの。むしろ、今週の「いだてん」の四三くんみたいに、外が明るいので眠れない子供たちに親は苦労する。

 節電に関しても、実際、アメリカにおける電力消費量は、あんまり変わらないらしい。代わりに、心臓発作、脳溢血、交通事故が多いのがこの日で、裁判における判決も、普段より厳しくなる傾向がある等々が報告されています。んだって。百害あって一利無しみたいな感じだけど、なんで止めないのかは、ゴルフ業界への悪影響など、企業利益の観点からなのだそうです。確かに、退社後にご流布して、そのあとBBQでビールをプハ~、最高!って人にとっては嬉しいし、健康に良い面もあるのでは、という意見もあります。ま、心臓発作とか事故とか起こさなきゃ、ですが。

 ならば、「標準」の方を止めちまえ!ということで、いくつかの州が検討中だそうです。トランプも、「オレは無くしても構わないと思う」ってツイートしたらしいく、一つくらい、いいことしろよ、と。壁作るよか、喜ぶ国民ずっと多いわ。ああ、眠い…


ほんと、これ

トランプはじわじわと追い詰められている

2019-03-08 | アメリカのニュース
バージニア州連邦地裁のT.S.エリス判事は、昨日7日、脱税や国外の銀行資産を隠した罪などで、トランプ大統領陣営の元選対本部長、ポール・マナフォート被告(69)に禁錮47か月の実刑判決と罰金5万ドルの支払いを言い渡しました。今朝のNPRでは、短すぎっ!と、話題になっています。連邦基準を鑑みると、12~25年のはずだそう。

 とはいえ、これとはまた別に、来週にはさらに10年分、ウクライナのためのロビー活動を隠してた罪への量刑も加えられる予定で、晩年は刑務所で暮らすことになりそう。マナフォート自身は「死んでもトランプに恩赦なんか求めるもんか」と言っているそうですが、どうせウソだろ、って意見もありました。マナフォートは、トランプ陣営とクレムリンの関係解明の鍵となる存在です。2016年の大統領選へのロシアの介入や、モスクワのトランプタワーに関する疑惑への証拠を握っている可能性があります。トランプは今朝も強気で、「ロシアとの共謀なんてない。魔女裁判だ!」とツイートしていますが、どんな証拠書類が出てくるか、興味津々ですね。

 トランプの元顧問弁護士である、マイケル・コーエンの捜査・裁判も続いているし、議会への虚偽発言等で有罪判決を受けるのは必至という状況。で、トランプ一家はいつ刑務所に行くの~?

罷~免来い、はーやく来い

2019-03-07 | アメリカのニュース
2020年のアメリカ大統領選に向けて、なんとかチランプを引きずり下ろしたい民主党からゾロゾロと大量の候補者が出馬表明をしていますが、本命に近いと思われていたヒラリー・クリントン姐さん、ブルームバーグ元ニューヨーク市長は不出馬を表明。曰く、「、「予備選プロセスで、民主党の本選挙での勝利の確率が減り、トランプ氏再選につながるような極端な事態に陥ることは絶対避けるべき」で、「ドナルド・トランプを打ち負かし、米国を再び結束させるのに最も優位な立場に立つ民主党員をわれわれが指名することがぜひとも必要」という発言に、100万回くらい頷いたわたくしにございます。

 他にも、学生に大人気のたバーニー・サンダース上院議員(ヴァーモント州、無所属)、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員、前回は出馬を見送った、ジョー・バイデン前大統領が有力候補と目されていますが、この面々はお年がお年なのが心配です。私的に注目しているのは、カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員と、元コロラド州知事のジョン・ヒッケンルーパー氏。

 ヒッケンルーパー氏は、私がコロラドに住んでいた時の、デンバー市長でした。元気に自転車で市庁舎に通勤していたので、なんとなく若いのかと思ってたけど、67歳だって。微妙。でも、デンバー市長時代から、環境保護に力を入れ、コロラド州知事時代には、全米初のメタン排出規制を実施、他にもヘルスケア加入者の拡充や銃購入者の身元調査徹底などを実現した遣り手なのですが、全国的には知名度が低いのが弱点らしい。実際、グーグルで検索すると、いとこのジョージ・ヒッケンルーパーばっかり出てくるw でも、成功したビジネスマンで、財政危機にあったデンバー市を立て直した実績もあるヒッケンルーパー氏を、アメリカはもっと知るべき。

 私はヒッケンルーパー氏贔屓ですが、カリフォルニア州民の息子たちは、 カマラ・ハリス上院議員ファンです。お母さんはインドからの移民、お父さんはジャマイカからの移民で、54歳と比較的若い。もっとも、クリントン大統領が46歳、オバマ大統領が47歳で就任したことを思えば、決して若くはないのですが、前回の選挙時の候補者の面々や、トランプが就任時70歳だったことを思えば、まだまだ先が長い。スパイダーマンも、アフリカ系アメリカ人とプエルトリカンのミックスな時代、二世で、シングルマザーに育てられ、地方検事、司法長官として敏腕をふるった切れ者です。カリフォルニアにおいては、保守的、慎重すぎるという批判もあるようですが、中西部に住んでる私から見たら、彼女が推進してきた政策は十分に急進的だよぉ

 他にも、満を期しての出馬、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員や、ニュージャージー州選出のコーリー・ブルッカー上院議員、37歳と若いインディアナ州サウスベンドのピート・ブティジェッジ市長等々、より取りみどりな面々ですが、大統領が限りなく黒い疑惑だらけけで、自分のわがままが聞き入れられないと議会を無視して予算を回そうとする無茶苦茶等々の、今の異常事態を何とかしてほしい!

 だいたい、先のベトナムでの米朝首脳会議だって、「予想外にも合意に至らなかった」という記事をみましたが、一体何を予想していたのか全く謎。北朝鮮が核保有を全面的にあきらめるなんて夢物語を信じていた人はいないだろうし、トランプを支持する弱みを見せないこと、常に強気な態度で支持を得ているトランプは、非核化なしに制裁解除、支援を約束するほど甘くない。私は、単にトランプが、自分の長年のフィクサーである、元顧問弁護士のマイケル・コーエンの下院での公聴会から、国民の目を逸らせるために仕組んだ、派手なイベントとしか思えない。ノーベル平和賞どころか、逆上した金が何をしでかすか心配。

 イスラエルとの密着、ロシアとの裏関係の一方で、EUや近隣カナダ、メキシコとの通商をかき回し、中国とは貿易戦争になりかねず、移民政策は国境問題のみならず、私のようなグリーンカード保持者も次の更新を心配しなきゃなんない状態、国立公園はなぜか狭くなるし、臆面もない金持ち優遇、アメリカの製造業を盛り立てるはずが、関税で逆に弱体化させ、農業も中国との関税合戦でピンチ。言い出したらきりがない。私としては、2020年まで待たずに、今すぐ弾劾・罷免してほしいですよ!


思わず笑ったTIME誌のカバー。先々週のだから、まだヒラリー姐さんやブルームバーグさんがいる