わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

うさぎコレクション

2016-07-30 | 田舎暮らし
 オハイオに来て未だ2年ちょっと、自分が住んでいる街周辺は、似たようなトウモロコシ畑の光景ばかりなので、何かと折りを見ては、車で1時間程度の古い街を訪ねています。ここに来る前に7年以上住んだカリフォルニアと比べて、早くに拓かれた地域なので、18世紀の面影を残す小さな街が点在しており、雰囲気の良いメインストリートには、必ずと言っていいほど骨董品のお店があって、そんなお店を見て回るのも楽しみ。

 今日は、空軍の街であり、ライト大学のあるフェアボーンへ行ってみました。用事は他にあったのですが、メイン通りのアンティーク店、と、いうよりスリフトのお店に入ってみたら、私の集めているエイボン社のイースター・バニーのコレクションがあった!Avon社は1886年創業のアメリカの化粧品会社の老舗。お店を通してではなく、エイボン・レイディーが顧客へ商品を提供する訪問販売モデル(ヤクルトおばさんみたいなもんね)の草分け的存在ですが、昨今はネット通販も行っています。化粧品の会社ですが、コスチュームジュエリーや、季節のコレクションなども製造し、これが結構、コレクタブルとして人気があったりします。

 私は兎年生まれなので、うさぎモチーフのグッズに弱いのですが、とあるスリフト店で、可愛いバニーのナプキンホルダーとクリーム入れを買ってしまったのが運の尽き、以来、このコレクションを見ると買ってしまい、今では、ベル、デザート皿、キャンドルホルダー、ソープディッシュが集まりました。皆、サルベーション・アーミーやグッドウィルで買ったもので、お値段は小さいものは$1.99で、大きめのキャンドルホルダーが$2.99だったはず。私は、古いから安い物は大好きだけど、古いから高い物は嫌い。それに、たまたまタイミングが良くて欲しいものに出会えるスリフトの醍醐味もまた楽しみなので、eBayで買うのは自分的に邪道。

 昨日もネットで、エイボンのコレクション写真を見ながら、いつの日かコンプが可能かどうかはわからないけど、少なくとも、既に持っているクリーマーとセットの砂糖入れは欲しいなぁ…と、思っていたら、今日、その砂糖入れがあったんですよ!こういう時って、スリフトの神様の存在を信じます

 クリーマーとセットで売られていましたが、お店のご主人にお願いしてみたら、あっさり砂糖入れだけ譲っていただけました。若息子の卒業式写真にピッタリの革張りの写真立てと一緒で10ドルでしたから、今迄で一番高価な品となりましたが、早速、今日の収穫を他のコレクションと並べてニタニタしてます。

 今日は、帰り道によったグッドウィルで、白いアンゴラのフワフワした(ウサギっぽい?)カーディガンを$2.49でゲットしたし、スリフトの神様と白兎の神様に感謝。


かわいいでしょ?うふふ…v

カウンティー・フェアが始まった

2016-07-27 | 田舎暮らし
 今週末から、私が住んでいる郡(カウンティー)のお祭りが始まります。準備が着々と進んでおり、移動式遊園地の遊具や、日本で言えばテキ屋のキャンピングカーが並んでいます。

 1960年代のミュージカル映画「ステート・フェア」は、州のお祭りが舞台ですが、もっと小規模に、郡にも同じようなお祭りがあります。出し物は、移動遊園地や、ロデオ、色々なコンテスト、家畜や農産物、クラフトのコンテストに、フェア・フードと呼ばれるジャンクな食べ物。日本でも笑いもの話題になる、バターの天ぷらだのスニッカーズのフライなんかも、フェア・フードです。いっつも、こんなのばかり食べてるわけじゃないのよw

 今までに、ニューヨーク、メリーランド、テキサス、コロラドのステート・フェアと、カリフォルニア州オレンジ郡とLA郡のフェアに行ったことがありますが、何でも大きなテキサスでは、ステート・フェアも大規模なら、屋台の食べ物もデカかった。何棟もの巨大な畜舎に、テキサス銃から集まった自慢の牛だの豚だのが延々と並んでいるさまは圧巻でした。会場も広くて、一日では回りきれず、移動遊園地も、お子様ライドから絶叫マシーンまで、日本の普通の遊園地より遊具が多いんじゃないかと思う。ステートフェアは各州で行われますが、テキサス州のフェアは、大きな観覧車と、しゃべる巨大カーボーイ人形「ビッグ・テックス」で特に有名。
   
10年以上前のテキサスのフェアにて。右はテキサスならではのビッグホーン牛、左がBig Tex


 ハリウッド映画の田舎の描写でお馴染みの、パイのコンテストや屋台が出ている様子は、こんなフェアのことです。他にも、車をぶつけあって最後まで残った車が勝ちという、いかにもアメリカっぽいデモリション・ダービー、競馬、こぶたのレース等々、古き良き時代のカーニバルの伝統が脈々と受け継がれており、やっぱアメリカは農業国だと、しみじみ再確認してしまいます。

 オレンジ郡LA郡のフェアは、郡レベルとはいえ盛大で、結構ビッグネームのコンサートがあったり、展示もレベルが高かったけど、多くの場合、郡レベルのフェアでは、本当にオラが村の集まりです。特に、私の住んでる郡は小さくて、郡内に市は一つだけ、あとは全部、村。だけど、農業人口が多い(要は周り中トウモロコシ畑な田舎ってこと!)し、なんしか娯楽がな~んにも無いんで、夜遅くまで盛り上がります。で!フェア会場直近に住む私は、また、夜中までうるさくて、ガーガー唸る日々なんだわさ。私自身は、このクソ暑いのに炎天下のイベントはまっぴら御免だし、入場料無料なら夕方にでも散歩がてら行ってみようかって気にもなるけど、タダじゃないし~

 ところで、小規模故に侮れない(?)のが、移動式遊園地。ちゃちい遊具の数々に、本当に大丈夫なのか!?と、不安になる。そしてアメリカにおける簡易観覧車は、かなり怖い。まず箱になって無くて、椅子とかカゴだけ。結構なスピードでぐるぐる回り、ガンガン揺れる。なんか支柱が頼りなげだし、ぶんぶん揺れるかごから振り落とされそうで、実は絶叫マシーン~!絶対、乗りたくねー

医療費請求書にご用心!

2016-07-26 | 田舎暮らし
 先月初めに、年に一度の定期検診に行った際の請求書が、とんでもない高額で来て驚きました。早速、電話をかけて説明を求めると、種々の検査にかかった費用だといいます。ただの定期検診で、確かに色々な血液検査や心電図検査は受けたけど、こんな高額になるとは全く聞いてない!定期検診なのに、お医者様の問診料が、100%保険でカバーされていないのもおかしい!

 明細から、医療コード(臨床コード)を調べてもらうと、やっぱり間違えていたことが判明し、請求書を作り直してもらうことになりました。今回は、あまりにもトンデモな請求額だったので、いくらなんでも間違っていると直ぐ分かりましたが、少々の間違いなら、思ったより高かったけど、こんなものかなぁ…って、払ってしまったかも。

 診察や治療の費用は、まず病院がカルテをコーディング会社に送り、そこで臨床項目分類コードに従って、個々の治療や診断、検査、使った薬等の費用が項目毎にコード化され、そのコードを元に請求書が作られます。ちょっとコードを打ち間違えたら、請求金額も保険会社が払ってくれる金額(割合)も、シャレならんほど違う。そんなコードだけを見ても素人には内容は解らないし、明細だけを見ても、この検査にいくら、ドクターの診療費がいくらと細目されているだけで、本当に正しく請求されているか判別つきません。油断も隙もないっ!

 国民保険で医療費が大幅にカバーされている日本とは異なり、アメリカでは一部例外を除いては、民間保険会社から保険を買わねばなりません。例外とは、高齢者医療保険(メディケア)と低所得向け医療扶助(メディケイド)で、州と連邦が共同出資した資金から医療費がカバーされますが、これだって、日本の高齢者保険のように、一定の年齢になれば自動的に組み入れられて、特殊な医療以外は無料ということもないので、診療所の待合室がじっさま・ばっさまの社交の場になることはありません。オバマ・ケアによって国民皆保険が義務つけられたので、それまでは健康保険に入っていなかった人達も、保険に入らねば罰金を支払わねばならなくなり、それに不満を抱く人も多い。トランプに賛同する人の多くは、そういった政府の「保険押し付け」に不満を抱いています。

 医療保険を買っても、会社やポリシーによって、どれだけの額が保険で負担されるかが実に複雑で、またOut-of-pocket(自己負担金)も高額です。例えば、私の場合、自己負担金の上限は5千ドル。つまり、保険でカバーされる定期検査や規定の治療以外は、約50万円まで、自分で払わねばなりません。こないだ、ポイズン・アイビーにかぶれた時は、まずお医者さんに会うのに50ドルを前払いの上、後から請求書が来るというシステム。ほーんと、注意一秒ケガ一生といいますが、ほんの小さなケガでも、注意一秒借金数ヶ月になりかねない。

 アメリカでは盲腸になったら破産するというのも、あながちウソや誇張ではありません。保険会社が多額を支払いたくないので、出産しても翌日には母親も新生児も退院。アメリカでは無痛分娩がデフォですが、これも妊婦の負担を減らして、翌日には元気に(?)退院できるようにするためです。日本人の方で、アメリカで麻酔無しで出産なさった方を何人か知っていますが、そん時も次の日に退院したのか、尋ねるの忘れた。

 とにかく、アメリカでは医療費のみならず、請求書が来たら疑ってかかれ!信用度ゼロだかんね!!

DAI - 踊るペンギン

2016-07-24 | Museumsとイベント
 今週末は、この夏いちばんの猛暑で、ヒートインデックス(体感温度)が華氏100度(38℃)を超える予報でした。気温だけなら100度超えもテキサスに住んでいた頃は珍しくはまずらしくありませんでしたが、ジメジメ感が不快。日本の夏みたい!こんな時は、クーラーのよくかかった場所に避難するに限るので、昨日は映画館へ、今日は美術館へ行きました。

 入場無料になる会員制度を使いたくって、もう何倍も元を取ってる気のするデイトン美術館では今、水のエレメントを表す特別展示の一環として、円形に配置されたペンギンのぬいぐるみが、人の動きに合わせて回る「ペンギン・ミラー」を展示しています。くるくる回ると、白と黒が入れ替わるってだけなんだけど、面白いんで延々遊んじゃった。ギフトショップには、この展示で使われていると同じぬいぐるみが売ってて、かなり欲しくなっちゃったけど、我慢、我慢…

ざわざわ…


 このペンギンたち、単に回ってるだけじゃなくて、「an opportunity to further explore Antarctic regions and their climate shifts, ideas of natural selection, and the randomness of genetic drift.(南極地域、そして、自然淘汰や遺伝子のランダムさを、より深く探求する機会)」を提供してるんだそうです。いやー、アートって奥深いわ(棒読み)

    
ペンギンと中庭写真

The Secret Life of Pets - ペット

2016-07-23 | 映画・ドラマ・本
 ペットたちの知られざる日常、とでも訳すべきでしょうか?邦題は、ただの「ペット」、8月11日公開だそうです。日本の公式サイトはこちらです。この予告見たら、もー、絶対!見に行かなくっちゃ!!ってなるでしょ?で、公開翌日にいそいそと見に行ったら、切符が売り切れて観られなかったので、2週間ぶりにリベンジ。いつもかんさんとした映画館なのに、家族連れで半分以上、席が埋まっていましたよ!


 ニューヨーク、ケイティーに拾われたマックスは、毎日、ケイティーが彼を置いてどこかへ行ってしまうことを除けば、完璧な日々を謳歌していました。同じアパーに住む仲間の、ダックスフンドのバディーやパグのメル、猫のクロエ、セキセイインコのスイートピーは、飼い主がドアを締めた途端に豹変し、気ままに過ごしていますが、マックスはお向かいのポメラニアン、ギジェットの誘いににも興味をしまさず、ひたすらケイティーの帰りを待っています。ところが、ある日、ケイティーが大きな雑種のデュークを連れて帰ってきて、マックスの生活は一転。デュークを追い出してやろうというマックスの試みは失敗して、二匹で街をさまようことになってしまいます…

 と、いうお話。実際には、シェルター側が先住との相性を確認せずに、里親になることはできないのですが、そこはお話だし。登場するキャラクターが、皆そろって個性的で、とっても魅力的!性格も何もかもが全く違うコンビが、やむをえぬ事情で協力しなければならなくなり、友情が芽生え、ってパターンは、刑事ものではデフォみたいなものだし(ズートピアも、そのパターンが含まれていますね)、迷ったペットが飼い主のもとへ飼えるための冒険譚も古典的なシチュエーション。設定は何ら新しくはないけど、魅力的なキャラクターたちのおかげで、楽しい一作になっています。

 舞台はニューヨークのマンハッタンとブルックリンなので、ペットたちの住むマンハッタンのアパートメントも、それぞれ個性があって興味深い。活動的な若い女性の部屋らしく、お洒落で可愛いケイティーの部屋、ギジェットの飼い主はアーティストっぽいカップルで、お部屋もクールな感じ、飼い主のいない間のペットたちのたまり場になっている豪華なお部屋はシックな感じ。それぞれ、「ある、ある!」って感じで、NYのアパートを垣間見るような。ブルックリンのカラフルで小さなお家も、やっぱり「ある、ある!」

 下水道に巨大ワニがいるのは、NYの都市伝説。荒くれたワニや毒蛇、全身タトゥーの豚や大型犬等々のリーダーである、フワフワうさぎのスノーボールは、リーダーのカリスマと頭脳に加え、部下に慕われるになるほどの行動力を持つ男前。私は兎年生まれなので、うさぎキャラは常に贔屓の対象。脇役では、有能なワシのタイベリウスも好き。

 大きくてまん丸な目にデフォルメされた動物たちは表情豊かで、すっごくカワイイ!今、マクドナルドのハッピーミールのおまけが、「ペット」のキャラクターのぬいぐるみなんで、孫への手土産のフリして、あちこちでハッピーミールを買っているのは私です 映画館でいろんなキャラクター・グッズが売っている日本はいいなぁ…

 ネタバレになるから白抜きしますが、デュークは前の飼い主のことを本当は知っていたのかな?もし、本当に街で迷ってシェルターに連れて行かれたのなら、元の飼い主は愛犬を失ったままだったの?とっても気になる。実はデュークは何もかも知っていて、それを否定するために「迷っている間にシェルターに連れて行かれた」と、自分を信じこませていると思いたい。だって、ちゃんと自分の家まで帰り道を知っていたし、家の近くで家に帰るのを拒否したし、本当のことを思い出してしまったのだと。

 犬猫のみならず、ペットを買っている/いた人なら、見終わったあとにほっこりするはず。私も、すぐに家に帰って、犬猫を抱きしめたくなりました。

 本編のお前にはミニオン達の短編が上映されます。すっかりアホの子達確定のミニオン達が、テレビショッピングで宣伝しているバナナスムージーのミキサーを買うために、老人ホームの芝刈りでお金を稼ぐというお話。ペットのキャラクターも、ちょこっと顔見世しています。とてもカラフルな画面を、黄色いミニオン達が動きまわるだけで、楽しくなるよね!

悲劇のヒロイン

2016-07-13 | 田舎暮らし
 昨日は年に一度のアマゾン・プライムの日。アマゾン依存度の高い私は、当然、Primeに入っております。重くて、自分ちまで運ぶのが面倒な猫のトイレ砂や犬の餌、どうせ必ず必要なトイレットペーパーとキッチンタオルは半年に一度まとめ買い、それに、街には未だかつてこれほどショボい店舗は見たことがない!と、断言できるほどの品揃えがトホホなウォル・マートしかないんで(今まで、なぜ生き残っていたのか謎だった、Wal-Martの向かいのK-Martはついに閉店しました)、ほーんとに!日常品と普通のスーパーでも売ってる定番食料品以外は、アマゾン様に頼って生きておりますから。

 で、昨日もセール品を一通り眺めたんだけど、別に必需品はないし~、と、パスしたんですね。そしたら、お約束通り、今日になってキーボード、壊れました
使ってるのはノート型だから、別付キーボードって必需品じゃないんだけど、ないんだけど…
でもフリーランスの翻訳の仕事とか、家に会社の仕事持ち帰ってた時には、やっぱ、使いやすいキーボードのほうが効率上がるし、それに私、家ではソファにふんぞり返って、キーボードは膝の上に乗せて打つスタイルなんです…と、うじゃうじゃ、自分に言い訳しながら、ワイヤレスのキーボードをポチしたさ。昨日より少し高いけど、仕方ないわ。ああ、ドラえもん、タイムマシン貸して…

 今夜のあたしは、スレ違いの悲劇に泣くヒロイン気分でございます…orz


 ところで、Googleで「悲劇のヒロイン」って画像検索かけたら、エヴァのアスカしゃんと、ガンダムのフォウ・ムラサメが出てきた。フォウは確かに悲劇のヒロインだと思うけど、アスカちゃんは何か違うなぁ…

また、やられた…orz

2016-07-11 | 田舎暮らし
 ポイズンアイビーの腫れが引いたのに、まだまだ痒い。腕や首、手、顔に赤いポツポツが残ってて痒みが引かない…と、思ってたら、虫に刺されてたー!

 一昨日、雨空の合間に、裏庭の世話をした時に「Chigger(ツツガムシ)」に刺されたようです。全体的には芝刈りしてもらってスッキリしたけど、蕗もどきの群生しているエリアや、花壇は謎植物が茂っておる。ホンの短時間でしたが、半袖で作業したのが敗因かと。噛まれたあとの見た目は、ノミに噛まれような痒くて赤く発疹だけど、我が家の犬猫たちは痒がっている様子もなく、かゆみ止めを買いに行った薬局の人の話だと、露出していた部分だけが刺されているので、ノミじゃないだろう、とのこと。

 犬はNexGard、猫はフロントラインで、ノミ・ダニ避けしてるけど、人間には、のみ、蚊、ダニ避けってないのかしら?私は虫刺されアレルギーなので、蚊に刺されただけでも数日間、赤く腫れ上がってしまうので、そんな虫除け薬があったら飲む!
(ツツガムシ画像を貼ろうかと思いましたが、気色いんで止めときます。)

裏庭ミステリー

2016-07-09 | 田舎暮らし
 昨日より公開の「A Secret Life of Pets」を、いつもの隣町の映画館に観に行ったら、なんと切符が売り切れていました。いつもお客さんがいなくて、存続を密かに心配していたので、ちょっと安心した。

 今日、隣町に行ったのは、映画だけが目的ではなく、植物園に、裏庭で群生している蕗もどきの素性を確かめるため。もし、本物の蕗だったら、佃煮にして、蕗味噌にして、お浸しにして、揚げと炒めても、まだまだ使い切れないほど生えている。もう、家の前で売れるほど生えている。でも、結局は「蕗の一種(butterbur
)」ってだけで、食用可能かどうかは判別できませんでした。蕗のちょっと苦そうなにおいで、葉っぱも似てるけど、Googleで画像検索すると、ふきのとう時代の姿が違う。うちのんは、なんだか禍々しい牡丹色(右画像)。あまり増えないように、春先にこいつをエイヤ、エイヤ!と引っこ抜いたんだけど、何事もなかったようにワサワサ茂ってるよ…orz

 試しに茹でて食べてみたい気もするけど、画像をお借りしたサイトによると「加工するまでは毒性」って説明されてて、この「加工」ってのが、何をすればよいのか分からない。日本の蕗みたいに茹でて、アク抜きするだけでいいのかな?ヘタに食べてみて食中毒になりたくもないし、悩ましい存在だわ…

こんなんですけどね

Hocking Hills州立公園

2016-07-08 | 田舎暮らし
 今週はずっと夏休みですが、ポイズン・アイビーにかぶれたり、雨降りだったりで、折角のお休みの半分を、うだうだと家で無為に過ごしてしまった私、やっと昨日は早起きして、コロンバスの南にあるホッキング・ヒルズ州立公園へ、ハイキングに行きました。

 オハイオ州の観光ガイドの表紙によく使われる風光明媚な自然地区。以前からずっと行きたいと思っていました。ただ、車で片道、2時間半かかるので、私的にちょっと気合が必要。だから、普通の週末ではなく、長いお休みの一日を過ごせるよう、夏休みを待っていたのです。本当は、周辺にはキャビン等の宿泊施設も一杯あるし、キャンプ村もあるので、一泊して早朝の散歩や、月光下でのハイキングも体験したい。でもキャビンは高いし、
キャンプだったら安いけど、テント張るのは面倒で嫌いだし、スナフキン状態のお一人様キャンプも虚しい。だから、シーズンオフの安い期間にキャビンに泊まってみたいな。

 今日は、公園内でも最も人気の高いスポットのOld Man's Caveから、Ceder Fallsを往復する、約12kmを歩きました。往路は川沿いに、時には狭い岩間をくぐり抜けたり、急な坂道を登ったり。復路はアップダウンはあるけど、よく整備されたトレイル。歩き易い道だけど、水を往路だけで飲んじゃって、ちょっと脱水状態気味になって脚が重~い 湿気が高かったせいか、汗かいたからかも。私は新陳代謝が悪いのか、あんまり汗かかないのです。今度は、もっとお水を持っとかないと。

 加えて、普段、階段とは全く縁のない生活なので、少しでも階段を上ると凄く脚にた!土地だけは豊富な田舎のせいか、多くの家が平屋で、会社もほとんど階段はありません。我が家も当然ながら平屋ですが、地下室があるので一応、階段というかハシゴはあります。日頃から、一日に数回、階段の昇り降りして鍛えなきゃって、しみじみ思いました。でも、私の今の最大の恐怖は、このハシゴで脚を踏み外して、地下室のコンクリートの床で頭打って孤独死の挙句、ネズミに食われること…

 洞窟、豊かな緑とそびえる岸壁、滝に湖と、本当に美しく、どっちを向いても、いい被写体だらけで、いっぱい写真を撮っちゃいました。公園内には、今回は到達できなかった名所があるので、また行きたいと思っています。出来れば、紅葉の季節か、冬の滝が凍っている時がいいかな。


こんな細い隙間をくぐり抜けねばならない難所も


Ceder Falls:杉の滝っていう名前だけど、実はここに杉は一本も生えていないwww


川沿いのトレイルは、こんな崖の下を歩きます


 昔、通っていた学校のある、ニューヨーク州のイサカを思い出すような風景でした。まっ平らだと思っていたオハイオ、ちょっと見直した(?)ここでは、Facebookにアップロードしたのとは、違う写真を。滝壺では、水着姿で泳いでいる人もいて、楽しそう。私もしばし、浅瀬に足をつけて涼みましたが、体温より少し低い程度の水温で、とっても気持ちよかった!無理矢理、水遊びに付き合わされた犬は、尻尾が下がっていましたがwww

   
ダム湖と、滝壺の犬(この後、水中に… 濡れた犬は臭う)

彼らはなぜ、F**k tha policeと叫んだか

2016-07-07 | 英語
 昨日は、車で二時間半先の公園への往復で、今日も隣町のデイトンからリッチモンドへの道程で、NPAを聴いていました。TVは見ないので、殆どの情報はインターネットから得ていますが、運転中はもっぱらNPR。昨日のニュースやトークショーは、アメリカ国内に箇所で起きた、白人警官による黒人射殺、そして今日は昨夜の、テキサス州ダラスで起きた抗議デモ中の白人警官を狙った銃撃に集中していました。

 だから、観よう、観ようと思いつつ、3時間弱と長いので見逃していた「STRAIGHT OUTTA COMPTON(わしら、コンプトンから来たもんや!って感じ?)」を、こんな日だから見ようと思いつきました。ギャングスタ・ラップに興味のない私ですが、とても評判が良かったのと、私の愛犬、モカがコンプトンを含むLAのサウス・セントラル地区出身なので、見たいとは思っていたのです。我が愛娘は、A Girl-n-the-Hoodだったの。

 日本版の公式サイト中の予告フィルム曰く、アメリカで最も治安の悪い危険地域、コンプトン出身のヒップホップ・グループ、N.W.A.(ニガ・ウィズ・アティテュード:態度でかいクロ)が、の始まりから、悪な環境の実情を歌うことで人気を得て社会現象となるほどの人気を極めながらも、お金を巡って仲間割れして分裂、そして仲直りしようかなって矢先の主要メンバーであるEasy・Eの死によって、二度と再結成が果たせなくなるまでの軌跡を丁寧に辿っていきます。全編、音楽が流れ続けるノリの良い映画を期待していた私には、正直なとこ、ドラマ部分が長かった。


 この映画の中では、度々、主人公である黒人青年たちへの警察による差別が描かれます。5人が建物の前でたむろってるだけで警官が集まり、彼らを尋問して「トーランスから出て行け」と言うシーンがありますが、短期間だけだったけど、トーランスの住民だったから、この言葉が凄く痛い。私自身、トーランスのお隣、ガーデナに住んでいる時、普通に平日の昼間、犬の散歩をしていたら、自転車に乗って通りがかった黒人の若者が訳もなく警官に止められ、身体検査をされる場面に出くわしたことがあります。

 昨今、警官による無意味な黒人射殺が、スマートフォン等で撮影されたことで注目を集めていますが、この映画の中でも1992年の、複数形家による黒人トラック運転手のロドニー・キングへの暴行に端を発したロサンゼルス暴動に触れられていますが、この問題は今に始まったわけではない。誰もが簡単に撮影して世界中に発信できるようになったから目に触れやすくなっているだけで、たまたま撮影された事件の影に一体どれだけの犠牲者がいるのか?だいたい、アフリカから人間を掻っ攫ってきて、奴隷にしてた時代から、ずーっと差別してきてて、未だ、進化してないやん。

 アメリカでは毎日、3人が警官によって射殺されているそうです。全く、異常だとしか言いようがありません。日本で警官が容疑者を売ったら、どれだけの騒ぎになるでしょうか?今、アメリカでは、Black Lives Matter」が叫ばれていますが、黒人も、警官も、そしてイスラム教徒の人権の尊重両立し得ます。簡単なことではありませんか。でも、アメリカ人は、根本的な病巣から目を背け続けている。その病巣とは銃規制です。一般人が車のコンパートメントやポケットにインスタント殺戮兵器を持ってるから、警官も条件反射的に相手を殺してしまう。一般人が容易に家にライフルやら何やらを置いてるから、イカれた野郎が、ふとテロを起こしてしまう。今一度、言いますよ。
ばか!ばか、ばか、ばーか!!