今朝のLATimesを見て驚きました!つい一昨日、ボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館で盗難があった当日にボストンに居合わせ、半日の差で見損なってしまった名作の数々を思い出して悔しがったばかりのところ、今日、FBIが23年を経て、犯人の目安がついていると発表したのです。二人の男が忍び込み、警備員を縛り上げた上、防犯カメラを作動不能にして、フェルメール、ドガ、レンブラント等の名画13点、総価値5千万ドルを盗み出したのが、23日前の今日。この、どちらのルパン3世さんですか?な、二人の男の正体と、行方不明の名画の在り処を、かなり確信を持って掴んでいるとのこと。
その記事はここから。
23年ぶりに名画を取り戻すことは出来るのか?そして、FBIの捜査員が実に過去29年以上に渡って、この事件を追っていたのかと思うと、なんだか胸熱… 映画化決定!
日本では日銀の白川総裁が退任、黒田新総裁の新体制へと移行するのですが、白から黒へ、金融政策の方もドラマティックな変換であって欲しいですね。今のところ、円安は解消されつつあり、株価の上昇中で期待が持てるかも?なのですが。リーマン・ショックに、それに続く世界的な不況、東日本大震災と、厳しい状況野中だったとはいえ、日銀総裁就任の5年間は、日本の経済がひたすらトホホの道を辿り続けた期間。物価は安定しない、株価は上がらない、円はドンドコ上がり続け、サンヨーは消滅し、ソニー、パナソニック、シャープのような世界一流企業までが一時は危ない状況にまで追いやられても何の手も打たず。各社の経営戦略の読み間違えと革新的技術の停滞が競争力を失った最大の原因とは言え、そこに円高による打撃が加わったのも事実だと思う。日本の経済の柱である製造業が打撃を受けても見てるだけ。各社の経営陣トップがアホなら、日本の経営陣トップもアホだからどうしようもない。「金融政策だけでデフレは克服できない」と主張するけど、オマエがそれを言うかと小一時間。バーナンキみたいに派手にやれとは言わないけど、金融政策だけで景気を立てなおしてみせるぜ、って覇気もないのにトップに経つなと言いたい。白川さんは専門知識と分析能力は超一流って評判らしいけど、ずっと象牙の塔に篭ってりゃ良かったのに、と、悔やまれます。
ポール・クルーグマンは「中央銀行の独立性への介入に関しては、もはやあれこれ躊躇すべきではない。日本のGDPデフレーター(名目GDPを実質GDPで割った値。経済全体の物価動向を示す)は、ここ13年間、下がりっ放しである。それなのに今、日銀が重い腰をあげないというなら、(その責任者たる総裁は)銃殺に処すべきである」と言ってのけたけど(ソースは
こちら)、私もクルーグマンに同調するね。やっと日本も、米国、欧州諸国、中国、韓国がせっせと自国の通貨を刷ってるのに、日本だけマネーサプライを抑え続けた間に失っていった「お宝」を取り返す時が来たって感じ。
白川さんは、黒田新総裁の掲げるリフレやアベノミクスを批判してるけど、白河のデフレとリフレのどちらが正しいのかは、結果が出てみないとわからない。でも、取敢えずは何の成果も出せなかったオマイが言うな、ほんとに。ちょっと、
日本のGDP推移を追ったこのページを見てください。GDPは全然成長してない、GDPデフレーターは下がりっぱなし。それでも何もしなかった。マジ、銃殺刑もんですよ、こいつ。
2ちゃんねるのまとめサイトで見つけた「上手いこと言うなぁ」って感心した、白川-民主党とリフレ派ー安倍政権の経済観コピペしますと:
リフレ派「エンジンを温めないと回転数上がらない。とりあえず空回しでもいいから回せ」
白川「エンジンを回しても性能が悪いと結局意味ないから」
民主「とりあえず自民党に反対な」
リフレ派「僕らの考えを支持する自民党が政権とったからその通りやってみるぜ」
俺ら「性能悪いからってエンジン止めるのは勘弁w」
私も同意です。と、いうわけで、私は金融政策(通貨発行)と財政政策(国債発行、公共投資拡大、減税とか)、そして成長戦略の「三本の矢」で景気回復を目指す安倍政権と、リフレを推進する黒田新総裁の手腕に期待してます。安倍さんの憲法第九条改案には大反対だけどね!!
無能の去った後の株価が楽しみだ