わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

極刑を支持します

2017-07-20 | 時の話題
 来週水曜日にオハイオ州で2014年1月以来、初の死刑が執行される予定です。薬物注射によって死刑囚が亡くなるまで26分間も掛かり、世界中から非難されて以来です。処刑されたのは、妊娠30週目の女性を暴行し、何度も刺した後、喉を掻切って殺害した男。26分間、苦しんだだぁ?甘いわ、そんなもん!

 死刑に反対する団体が、嘆願書を送って、恩赦をケーシック州知事に求めました(共和党大統領候補の一人だった人ね)。今回、刑が執行される予定なの、ロナルド・フィリップス。1993年に、ガールフレンドの3歳の娘を強姦の上、殺害した罪。ラジオで、このニュースを聞いていた時の私の反応は、
Phillips was convicted in 1993        20年以上前やん
of raping and murdering his girlfriend's    よくあるね、ガールフレンド絡みの…
3-year-old daughter.             死刑!


 こんな奴を20年以上、税金で養ってたって、超ムカつくんですけど!被害者の姉妹と叔母も、執行を望んでいるそうですが、20数年もの間、どんな気持ちで過ごしてきたのかと思うと、さらにムカついて吐きそう。母親がどうしているかは、ニュースでは伝えられていないので、判りませんが…

 知事に届けられた、フィリィップスと、今後3年以内に刑が執行される予定の他の死刑囚の減刑を求める嘆願書は、2万7千通にも及ぶそうで、なんでやねん、なんでやねん、なんでやねーん!!!と、叫びたくなる…っていうか、車内で叫んだ。

 曰く、「我々は死刑に関して、北のテキサスになるべきではない(We ought not to be known as the Texas of the North when it comes to the death penalty.)」と、全米で最も死刑執行数が多いテキサス州を引合いに出していますが、そのテキサス州に住んでたこともある私的には、いいんじゃなーい、重犯罪減るかもよー、です。実際、テキサスの法が厳しいことが知られているので、捕まるならテキサス外で、って、他州に逃げ込もうとする犯罪者もいるそうだし。

 死刑反対を訴える人々の主張の目玉はたいてい、もしかしたら冤罪かもしれないから、なのですが、逆に死刑執行を支持する人は、今どきは、DNA鑑定も含めて、何度も吟味されているから、その可能性はないと言います。被害者の助命嘆願は聞き入れられなかったのに、なんで加害者側は助命されるねん、と。もっともだと思いますよ、私は。フィリップスに関しては、被害者は3歳の子供。その子が生きていたら、今はアラサーです。その失われた年月を、税金で食わしてもらってた。しかも、薬物注射なんてラクな死に方するのは、理不尽だと思う。

 私はここでも何度も、死刑支持者であると書いていますが(参考:こことか)、その気持ちは変わってません!

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