わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

モアナと伝説の海

2016-12-19 | 映画・ドラマ・本
 寒いよ~!ここより北はもっと寒い。正直、以前に住んでいたコロラドの方が寒かった。でも、言わずにはいられない。寒い。寒いので、暖かそうな南国の映画を見に行きましたよ。ディズニーの「モアナと伝説の海」は、ポリネシアを舞台にした冒険物語。レリゴーは夏向け、モアナは冬向け。


ごめんなさい、勝手に画像借りてきただけなんで、Watch Videoできません
でも、この挑発的なモアナと、ふてぶてしいマウイって絵が好きなんだな

 勇敢な女性が頼れる大男と世界を救うというベースラインは同じながら、「モアナ」と「アナと雪の女王」は、暖かい-寒い、雪と氷-水と炎の違いだけではなく、大きく異なります。まず、モアナには、恋愛要素は全くありません。そして、アナ雪は愛を語りましたが、モアナは成長の物語です。ポリネシアの楽園のような島に、チーフの一人娘として生まれたモアナは、現代のディズニー・プリンセスの伝統を受け継いで、頑固だけど、賢くて勇気のある女性です。モアナの赤ちゃん時代の可愛らしさは、もう反則!

 でもね、子供の頃も、成長してからも、モアナのルックスが、知り合いのお嬢さんにそっくりで、もー、彼女にしか見えなかった。モアナが頑張ってる場面では、がんばれ、Nちゃん!おばさんが応援してるぞ!(違うってwww)と、手に汗握るわたくし。実写版は、Nちゃんが何十ポンドか増量して演じるべきw

 そして、似ているといえば、古代に海を超えてやってきたポリネシアのご先祖を率いるチーフが、なんとなくオバマ大統領に似てると思った。ディスニーは、声を演じる声優さんと、キャラクターが似ていることがあるけれど、モアナとコンビを組む、デミゴッドのマウイは、声を演じるドウェイン・ジョンソン a.k.a. ロックさまぁ~には、似ていません。似てたら、かっこよすぎるから?マウイのサイドキックは、胸の入れ墨。でも、ブラッドベリ御大の「刺青の男」のみたいに怖くないよ。
 
 私はプリンセスじゃなくて、チーフの娘と主張するモアナに、はいはい、動物のサイドキックがいてドレス着てたらプリンセス、とか、感動場面で、今、歌いだしたら俺は吐く、なんてマウイの台詞は、ディズニー作品に対するセルフ・パロのようで笑えた。そして、動物のサイドキックは、アホな雄鶏。可愛いこぶたが出てきますが、そちらは置き去りで、この雄鶏のホーホーは、人の言葉はしゃべらないし、鳥頭だけに、ただひたすらにアホなだけなのですが、そこがいい。むしろ、モアナのサイドキックは、大洋そのもの。

 LAの海沿いに住んでいた頃、よくゴミ拾いに…と、いうか、貝殻やシーグラスを拾いに行ってたんだけど、ついでにゴミも拾ってたら、ライフガードにゴミを拾ってると思われ、「今日もビーチの掃除、あざっす!」なんて言われるようになって、引っ込みがつかなくなったからなのですが…、なぜか、足元にゴミが流れてきたり、背中を向けた途端に予測してなかった大波がバッシャーン!なったり、アンタ、ワザとやってるやろ!と、言いたくなるような日々でしたので、ある、ある~と、思ってしまいました。モアナは太平洋に選ばれた救世主ですが、私はサウスベイの内海にゴミ拾いのおばはんと認識されとったんかも?海さん、それ、ちょっと悲しいです(-人-)

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