わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

司会者のいないアカデミー賞

2019-02-25 | 映画・ドラマ・本
 昨夜のアカデミー賞授賞式、面白かったですね!私はケーブルやサテライトの契約もしていないし、そもそもテレビすら持っていないので、ネットでハイライトを見ただけですが、いきなり本物のクイーン+アダム・ランバートで幕開けは、往年のファンであり、映画にも感動したファンとしては嬉しかったです。なに、このかっこいいじっさまたち、なにこのセクシーすぎる男前?!しかも、背後のスクリーンにフレディーが映し出されるなんて、年寄り泣かす気満々やんか。

 司会者のいない授賞式は、実は今回が初めてではないけど、前回は散々だったらしいです。私は、サクサクと首尾よく進んでるって感じました。ハイライトしか見ていないから?と思ったけど、今日のマスコミ見ると、結構、評判よかったみたい。ここ数年は特に、司会者が観客のスターたちを弄るのが、内輪ネタやいじくるというより貶めているようなコメントになってるように感じていたので、もう来年からも、このスタイルでいいんじゃないかな?って思った。もしまだ司会形式でやるなら、来年はメリッサ・マッカーシーがいいな。ウサギのぬいぐるみをいっぱい縫い付けてアン女王に扮して出てきたメリッサ・マッカーシー、ウサギの指人形の可愛さもあって私的にバカウケ。

 出世作の「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」が受け付けなかったのですが、その後、サンドラ・ブロックと共演した「The Heat(日本未公開)」や、「Spy/スパイ」、「[Identity Thief(泥棒は幸せのはじまり)」や「タミー」では、お腹抱えて笑い転げちゃった。主演女優賞にノミネートされた「Can you ever forgive me?(ある女流作家の罪と罰)は、図書館のDVDを順番待ち中。 

 主演女優賞は、「女王陛下のお気に入り」でアン女王を演じたオリヴィア・が取りましたが、私はこの映画を見たばっかりで、女王の顔芸(褒めてるんです~)には、しみじみ感心したので、納得の受賞。一番、呼び名が高かったのはグレン・クローズだけど、実に7回目のノミネーションだそう。ハリウッド映画界のスーザン・ルッチにはまだまだ遠いけど、次にノミネートされたときには取ってほしいな。彼女は私にとっては、いつまでも「危険な常時」の怖いおばさんなのですが、30年経っても未だにその印象が消え去らないほどに、迫真の演技だったのでしょう。この年の主演女優賞にノミネートはされていますが、受賞したのはシェール。ほかの候補者は、メアリ・ストリープにホリー・ハンター(@_@)

 主演男優賞がラミ・マレックは意外でしたが、あれだけ研究して似せてきた役者魂への評価だと思うの。映画の感想にも書いたけど、フレディー・マーキュリーは不世出。この気持をサイバラりえぞう先生が見事に漫画で表現してくれました。

そうなのよ~!!!


 作品賞の「グリーンブック」は観ていないけど、DVDかネットで見ると思う。これは、「ドライビング・ミス・デイジー」の時代からは変わったのだっていう象徴的な選択も有るんじゃないかと思いました。スパイク・リー監督は不満そうでしたが。

「アリー・スター誕生」は、評価の高い作品なので怒られそうですが、正直、私は途中で飽きちゃったんです。劇場で見たら違っていたのかもしれないけど、PC画面じゃコンサートの熱狂とかは伝わらないし。レディー・ガガのアリーは最初からカリスマありすぎ、迫力ありすぎ。だって、ガガ様だもの、仕方ない。レッド・カーペットのガガ様もゴージャスで、正にスター!でしたね。

 昔、バーバラ・ストライザンド版の「スター誕生」は、なんちゃら洋画劇場で見てすっごく感動しました。テーマ曲の「Evergreen」が心に沁みて、今でも聞くと泣きそうなります。声がいいし、情感たっぷりで本当に上手い(だってバーバラだもの)。バーバラ・ストライザンドは、田舎のイモ姉ちゃん風ルックスで決して美人じゃないから(すみません)、説得力あったし、結末も、明らかな自殺より、赤いジャガーでぶつかって、っての方がいい。

 も一つ言っときたいのは、レッド・カーペットのアクアマンさんでしたわ。名前がモモイだけにタキシードがスーツなのは良いとしても、なんかサイズが合ってないような。余りの似合わなさに、上はタキシード、下はドレスの人よりも衝撃でした。

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