思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

私たちのお金で暮らす人・皇族・役人・政治家に主権者が頭を下げる日本文化は、奴隷精神丸出し。自分に誇りをもとう!

2018-10-23 | 社会思想

 わたしやあなたの出しているお金で生活している皇族や役人や政治家(みな公務員です)の方が偉い!?という国は、おとぎ話の国でしありませんね。

 憲法1条にある通り、主権者である国民の総意で「象徴」という役割(明仁さんの言葉では「仕事」)をしているのが、天皇です。その一族を皇族と呼んでいますが、明仁さんの言う通り「象徴としての務め」を果たすことで、その対価として、年6億円の収入を得ていますし、宮内庁という役所には年180億円という予算(税金)がついています。

 主権者の意思の代行をする(今の安倍首相は自分の意思を権力を用いて貫きますので、根本的に民主政治とは異なり、憲法違反です)国会議員の歳費は約4,200万円で世界最高です。

 官僚の年収も45歳以上だと年1000万円を超えますし、退職後の天下りでは、楽してお金がもらえます。数年ごとに民間企業を退職・再就職を繰り返し、その都度多額の退職金も得られます。わたしの友人の警察官僚も懐は温かく、仕事は飲むこと、と笑って話しています。日銀などは、役員は年3000万円(総裁は更に上)です。

 そういう主権者の税金で暮らしている人に敬語を用いたり、頭を下げているのは、お人良しを通り越して、純粋な奴隷精神と言えますね。

 いまの天皇の明仁さんや皇后の美智子さんは、その思想も行動もすばらしいもので、わたしは、高く評価していますが、そのことと、構造的な問題とは話が異なります(別次元)。

 国の主権者は国民(わたしでありあなた)です。主権者が、主権者の出すお金(税金)で雇っている公務員たちに頭を下げるのは、昔の全体主義国家、天皇現人神の国家宗教の国の話です。

 きちんと正しく考え、行為するのが健康・健全な精神です。いまの日本は、主権在民の民主政治なのですから、より豊かにより深く民主主義を発展させることが必要です。



武田康弘

 

 

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